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2010年11月

2010年11月29日 (月)

北欧史概説b

金曜4限の北欧史概説bに参加されている阪大外国語学部のみなさん!こちらに次回の講義で用いる講義ファイルをアップロードします。各自ダウンロードして授業に臨んでください。

今週の講義ファイルをダウンロード

2010年11月12日 (金)

北欧史概説b

金曜4限の北欧史概説bに参加されている阪大外国語学部のみなさん!こちらに今週以降の講義で用いる講義ファイルをアップロードします。今日の講義はナポレオン戦争と北欧の話に続いて、北欧におけるナショナリズムの話にいよいよ入っていこうと思います。スカンディナヴィア主義や南ユラン問題について説明しますので、心して講義に臨むように。よろしく。

今週以降の講義ファイルをダウンロード

2010年11月 6日 (土)

日本学術会議『日本の展望―学術からの提言 2010』より

日本学術会議がこの春に出した『日本の展望―学術からの提言 2010』のなかで史学委員会が整理した報告「史学分野の展望 ―一国史を超えて人類の歴史へー」を読むと、「国際的感覚をもった若手研究者の養成と職の確保」の項に、「…このような大学院語学教育は、各大学院が個別に進めるのではなく、多くの大学院 が共同で利用できる「外国語教育センター」で行なう方が実際的であろう。この「外国語教育センター」は単に歴史学を専攻しようとする院生だけではなく、人文・社会科学の他の諸分野を専攻する院生にも等しく利用できるものにしなければならない。」(「史学分野の展望」、11頁)とある。

僕は前々から僕が属している阪大世界言語研究センターはまさにそうした全国の院生教育に開かれた教育機関としてもあるべきだと思ってきた。だから日本学術会議の史学委員会による上記の報告はまさに我が意を得たりである。

しかし現実には以下に紹介する筋道から難しい。「ある言語を学びたい他大学の院生が来る→初習レベルから学べる院生むけの授業がない→初習レベルから学べる授業は外国語学部で行われているが、学部で行われている授業は文法・講読・作文・会話などからなる週5コマワンセットで成り立っている→学部の授業に出てもかまわないが他大学の院生は5コマワンセットすべてに出席できない」…という流れだ。

この流れからして、学部における外国語教育カリキュラムの抜本的改革がない限り、他大学の院生むけに開放することが難しいことがわかってもらえようか。外国語学部における語学教育とは、他の学部における語学教育とは異なる。外国語学部の場合、専門教育とはまさに言語運用のエキスパートを教育することであって(…比較するならば、医学部の学生が医学の専門教育を受けるように、外国語学部の場合には語学の専門教育を受けるということ…)、専門教育を実現するために構築されたカリキュラムは、他大学の院生のニーズに合致するものではないだろう。

もちろん阪大内部のほかの院生や学生むけには共通教育などで語学教育が開講されているし、毎夏いくつかの言語に限ってだけれども院生・研究者対象の集中的な語学セミナーが開催されている。今後は、全国の他大学の院生が移動しやすい夏期休業期間中にでも、そうした集中的な語学セミナーの幅を広げていくだとか、高度言語教育情報配信プロジェクトが開発を進めているようなネットワーク上で自習できる語学教育コンテンツを積極的に公開していくといったような方向性で、日本学術会議の提言に応えていくことになろうか。

ただし語学セミナーの実施も教育コンテンツの開発も、みな僕たちの仕事となると、外国語学部や言語文化研究科での教育の一方で、各自の研究も国際的レベルで推進していかねばならない僕たちは、ますます忙しくなってしまう。正直、今でさえヘトヘトなのだ。だから、こうした日本学術会議の提言を実現させるためには、大学の組織も同時に考え直す必要もあるだろうと思う。僕などは自由な時間を増やしてもらえるならば、ちょっとだけ給料が減っても良いと思っていて、そうしたお金をかき集めてきて優秀な若手人材を適材適所で活かせてもらえる仕事場所を増やせてもらえたら、ありがたいけれど…。良い仕事しますので、とにかく時間をください!

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