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2009年9月27日 (日)

iPhoneによるVNCの実現

Img_0553PCを使い続けて15年あまり。Virtual Network Computing(VNC)は、これまで僕が切望しながらもついぞ実現させることができないでいた機能である。簡単に言ってしまえば、これはネットワーク上にあるPCを遠隔操作する機能。この機能が使えると、例えば、外出先にあっても自宅のPCに蓄えられたデータにアクセスし、ファイルの編集や送信などを遠隔操作で可能にする。

これまでこのVNCを実現できなかった理由は、第一にルータに独自IPを設定して常時外から出入り可能な「穴」を空けて置くことができなかったこと(したくなかったこと)、第二に外からアクセスしたときにスリープ状態にある自宅のPCを立ち上げてデータを共有するWake on Demand機能がこれまでのMacOS Xではできなかったことにある。これらの問題が、先月末に発売されたMacOS X 10.6 Snow Leopard では、MacとAirMacベースステーション(あるいはTime Capsule)の組み合わせで完全に解決され、素人でも安心してVNCを実現できるようになった。

簡単に説明するならば、外出先へはリモートコントローラとなるiPhoneのみを持ち出しておき、必要な場合にiPhoneから自宅にあるiMacへ接続、iPhoneにインストールしてある遠隔操作用のアプリケーションを使って自宅のiMacを操作する。自宅のiMacは外出時にはスリープ状態にしておき、iPhoneから外部接続したときにのみ起動し、遠隔操作が切断された数分後に再び自動的にスリープ状態に戻るように設定しておく。このように出先から遠隔操作ができれば、最悪、出先で緊急に必要になったファイルを自宅PCのハードディスクから取り出したり、出先で緊急に修正の必要になったファイルを自宅PCにインストールされたアプリケーションを遠隔操作して修正することもできる。

この機能は、先日発言した「手ぶら通勤」を励行するうえでおそらく最も有用なものだと2000年代に入りかけた頃からわかっていた。それが、ようやく(僕の場合には)iPhone・Time Capsule・iMac(Snow Leopard)の組み合わせで可能になった。僕のような素人でも、Snow LeopardとiPhoneに組み込んだ遠隔操作アプリケーション(今回はJaadu VNC)の組み合わせならば、簡単にVNCを実現できた。Time Capsuleを通じてネット接続されているiMac側はシステム環境設定にある省エネルギーの設定で「ネットワークアクセスによってスリープを解除」に、共有の設定で「画面共有」と「VNC使用者が画面操作を操作することを許可」ならびに「リモートログイン」にチェックを入れるだけ。iPhone側に至っては、Jaadu VNCが自動的に遠隔操作対象のMacを見つけてくれるので、(3G回線の場合にはEncryptionをオンにして、)遠隔操作対象となるPCを選んで、あとはパスワードを入れるだけである。

屈折10年あまり。遠隔操作の実現はあまりにあっけなかった。(それだけSnow Leopardがユーザに負担をかけない、簡潔なつくりだということだ。)この発言の最初に掲載した写真は、実際にiPhoneを使ってiMacに接続した画面。Snow Leopardのスリープからの復帰は2〜3秒もかからないので、あっという間にiMacのデスクトップの画面がiPhoneに現れる。iPhone上のデスクトップの画面を拡大させながら遠隔操作を行うが、Snow Leopard側の処理はiMacが行うためWordを操作しようが、Photoshopを操作しようが、実に軽快である。(日本語入力の遠隔操作も問題ない。ちなみに、この写真には研究活動でもっとも重宝しているPapersが起ち上がっている。)

iPhoneを用いてこれほどまでに軽快に、ほとんどタイムラグのない状態でiMacを遠隔操作できるならば…極端な話、ラップトップPCを出先にモーバイルする必要もなくなる。出先でPCが必要になる場合には、iPhoneから自宅のiMacに接続して作業をすればよいからだ。これですべての出先での作業をiPhone一つで肩代わりさせることができるようになる。(出先でのファイル印刷については、コンビニのコピー機をプリンタ代わりに使えるクロネコ@ファックスや富士ゼロックスのネットプリントなどを使えばよい。)iPhoneによりVNCが実現できたことで、僕の「手ぶら通勤」のスタイルはまた一つ進化を遂げた。

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