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2009年7月

2009年7月29日 (水)

比較政治経済史・西洋史特講II

大阪教育大の学生のみなさん、今回の講義で僕が用いる講義ファイルをPDF化して以下にアップロードしますので、予習・復習の際に活用してください。なお、この講義ファイルを閲覧するために必要なパスワードは、授業の最初の回で指示します。

7月30日 1歴史概念としての北欧
1-1 日本における北欧イメージの変遷をダウンロード
1-2 時代とともに変貌する北欧イメージ〜スコーネの事例をダウンロード

2 北欧におけるアイデンティティの歴史的諸相
2-1 北欧アイデンティティの原風景〜アイスランドの事例をダウンロード

7月31日 2-2 生活環境と北欧アイデンティティ〜ノルウェーの事例をダウンロード
2-3 アイデンティティ/カウンタ・アイデンティティ〜デンマークの事例をダウンロード
2-4 福祉国家の歴史的基層〜スウェーデンの事例をダウンロード

8月3日 2-5 北欧アイデンティティの拡散〜フィンランドの事例をダウンロード
3 北欧アイデンティティの歴史的構造
3-1 北欧アイデンティティの構成要素をダウンロード
3-2 北欧の紡がれ方〜北欧とは何か?をダウンロード

レポート課題をダウンロード

成績評価は出席点とレポートの点数を基準として算出します。レポートについては、講義の最終時間に課題を4題発表しますので、そのうち1題を選択してもらい、それについての解答をレポートしてもらいます。

レポートの提出締め切りは8月10日()午後5時。原則として提出先は大阪教育大教務課に設置されるレポート提出ボックスへお願いします。

 

2009年7月28日 (火)

大阪教育大のみなさんへ!

大阪教育大で「比較政治経済学」、「西洋史特講II」を受講されるみなさんへ。はじめまして、大阪大学の古谷です。今週木曜日以降、以下の内容で集中講義を行う旨、連絡します。よろしくお願いします。

  • 7月30日(木)、31日(金)、8月3日(月)(初日の30日は午前9時から開始)
  • 教室はA棟108講義室

授業運営上最低限の印刷物を配布する予定ですが、僕の講義スタイルの基本はパワーポイントによるプレゼンテーションですので、印刷物に頼らずパワーポイントと話に注目してください。授業での配布資料は、このブログの発言中でアップロードします。また配付資料についてはパスワードロックがかかっています。授業に出てパスワードを確認してください。30日の授業の最初には、この集中講義における出席のとり方や成績判定の方法について話をします。

2009年7月24日 (金)

北欧史概説〜1学期末課題

大阪大学外国語学部で金曜3時間目の北欧史概説に参加されているみなさん!こちらに今日の授業で発表した学期末レポートの課題をアップロードします。各自ダウンロードして、課題を確認してください。レポート提出の締切は8月5日、提出場所はA棟6階の古谷研究室。提出方法は原則として手書きでも、印刷されたものでもレポートそのものを出してください。メールへの添付ファイルによる提出は、原則として認めません。よろしくお願いします。

2009年度1学期末レポートの課題をダウンロード

2009年7月23日 (木)

北欧史概説

金曜日3時限の北欧史概説に参加されているみなさん!ここに明日の講義で用いる講義ファイルをアップロードしますので、各自ダウンロードのほうよろしくお願いします。アップロードが遅れて申し訳ありません。これで今学期の講義で用いるファイルは最後となります。明日の講義では、学期末レポートの課題も発表しますので、よろしくお願いします。

明日の講義ファイルをダウンロード

2009年7月10日 (金)

壮大な思想史とはこういうものだ〜互盛央『フェルディナン・ド・ソシュール〈言語学〉の孤独、「一般言語学」の夢』

最近、思わずニヤっとさせられる本に出会う機会が減っていた。ニヤっという表情は、凝り固まった自分の頭に鉄槌を喰らったとき思わず出てしまう、知的歓喜を得た瞬間の条件反射的な反応である。一昨日、河合塾時代の古い知り合いから彼の博士論文を基とする本を頂いた。互盛央くんによる『フェルディナン・ド・ソシュール〈言語学〉の孤独、「一般言語学」の夢』(作品社)である。パラパラと見ているうちに一気にその内容に僕はひきこまれた。今は僕も時間がないから、昨日、今日…と仕事を終えて帰宅した後の「楽しみ」としてこの書をとっておき、一文、一文、ニヤニヤしながら読み進めている。

この本はソシュールと彼の有名な「一般言語学」講義を題材とはしているけれど、序論を数行読んだだけで、丸山圭三郎以来よく見られるようになったソシュール論とは一線を画すものだとわかった。言語学が生み出される知的背景にあった哲学・歴史学の状況、ヨーロッパの文化・社会の状況を絡めつつ、いわば「一般言語学の成立」というフィルターを通してみた、近代ヨーロッパの精神的状況を総合的に俯瞰する思想史。最近、これほどまでに稀有壮大な内容をもった日本語による思想史(…とりわけ近代ヨーロッパを主題とする…)の叙述を、僕は知らない。だから、思わず「やるな!」という感じで、ニヤっときた。

互君とは河合塾時代に哲学・思想・歴史の話をあれこれ語り合ったことを懐かしく思い出す。この本に見られる「ソシュール」というフィルターを通じた近代の「総合」は、「あの頃のお互いの議論を与太話に終わらせず、実際に形にしたのだな。」と思わせてくれ、個人的には感慨深い。人間の文化(…ここで言う文化は単なる文化ではなく、政治「文化」、経済「文化」といった語彙で表明されている「文化」…)をめぐる諸局面を「総合」し、時代精神に肉薄するという知的営為は、「リネーの帝国」構想をぶち上げる僕には馴染みやすい。だから互君の『ソシュール』における浩瀚な議論は、肉体的に疲れていてもすんなりと頭に入ってきて、むしろ心地よい。

研究とは別に責任ある仕事を持って忙しい日々を送りながらも、互君がこの書を通じて若き日の夢を実現させたこの本は、大学という環境に生きながらいまだそれができていない僕からすると、尊敬の書でもある。(この書を読めば、「仕事が忙しくて、博論が仕上がらない。」というのは単なる泣き言にすぎないということを痛感する。)そして、最近どっちの方向に進んでいるのかよくわからず、元気があるんだかないんだか、希望があるんだかないんだか…まったく理解不能な日本という国にあって、三十代の人間によってこうした知的営為がなされたという事実は、この国の知的将来に「真剣」の光をもたらす希望の書でもある。

そんな本を手に出来て、僕は実に痛快だ。互君、ありがとう。そして、おめでとう。

北欧史概説

金曜3限の北欧史概説に参加している阪大のみなさん!こちらに今週と来週に使用する講義ファイルをアップロードします。今日の授業では補講についてどうするかをみんなで話し合いましょう。

今週と来週の講義ファイルをダウンロード

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