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2009年4月 7日 (火)

いろいろと感動しています

実のところ、先週僕の体調はあまり芳しくなく、週末には夜も眠れぬほどに喉の痛みが激しくなったため、「これはこちらの急患にでも行く必要があるかな(…通常はVårdcentralenというところで症状を相談してから病院への紹介を書いてもらうという方法がとられ…急患についても緊急性がない場合には翌日以降に回される場合が多いらしい…)」と意を決し、先日知り合ったこちらのお医者様にご相談申し上げたところ、懇切な対応を頂いて快方にむかっている。お医者様の圧倒的な技量に舌を巻くばかりで、今この感謝の念を適切に表現できる言葉を見つけることができない。(こんなことのできる医師ってすばらしい!)

投薬中の身ではあったものの、先週末はおよそ半年ぶりにストックホルムへ出かけた。日本からたまたまいらした薬剤師ご家族のアテンドということで、ストックホルムの主立った観光名所を案内。(…今回の僕の体の件では、Apoteketで、Astra Zeneca製のAlvedonという(スウェーデンでは移民向けのスウェーデン語教材にも登場するくらい有名な…)痛止め薬を購入し、その恩恵を受けた。Alvedon、すごく効く、万歳!こんな薬を開発できる薬剤師ってすばらしい!)

090404q_5 で…この写真を見て欲しい。ストックホルム観光名所の一つであるヴァーサ号博物館の館内の写真である。(近世スウェーデン史を専門とする自分にヴァーサ号博物館の説明を今ここで求めないで…それだけで一冊の本になってしまいそうだから。)ヴァーサ号博物館は、海底から引き上げられた遺物の解析が少しづつ、少しづつ進展している結果、いつ訪れても新たな発見がある。

(これが、水中考古学という比較的新しい技術に基づいた学問分野の成果に基づいた、今、生み出されつつある博物館のおもしろみだろう。博物館もまた「生物」のようで、その成長の過程を見るのは実に楽しい。)

で、一度でもヴァーサ号博物館を訪れたことのある方ならおわかりだろうが、この博物館は現存する唯一の17世紀の木造戦艦を陽光から保護するために、極力外光の侵入を避ける建物の作りとなっている。だから、その館内はとても暗い。それゆえ写真撮影は自由だけれども、そこで撮れた写真は、フラッシュがたかれる場合には思い通りの色が再現できない、あるいはフラッシュを強制的にたかなかった場合でも手ぶれしてしまう…そんなものばかりだろう。

今回のスウェーデン滞在では、リコーのGR digital IIという単焦点デジタルカメラをもちこんでいる。ちょっと前にカメラ好きの間で話題になった機種である。今時にはめずらしく光学ズームも手ぶれ補正ももたないカメラだが、5群6枚(絞り枚数7枚)というレンズ構成で開放絞り値が2.4という、とても明るいレンズをもったカメラである。明るいレンズをもっているというのは…百聞は一見にしかずということで、この写真を見てもらいたいのだけれども、フラッシュをたかずともしっかりと構えるだけで、ヴァーサ号の勇姿をここまではっきりくっきりとらえることができた。これは驚き。おそらく僕らの目には見えていない船体の質感まで、はっきりと再現されている。(背景のぼけみも再現されたりするので、僕はすっかりデジタル一眼レフを使わなくなった。)

今回はこのカメラでヴァーサ号博物館だけでなく、ストックホルム市庁舎内の各ホールも撮影。(後者は2004年に開催された北欧歴史家会議のレセプション以来だけれども、あのときは黄金の間での宴会に興じて、ホールの写真を撮影することをすっかり忘れていた。)で、手ぶれ補正だとか、スマイル認識だとか…そのような新しい機能とは一切無縁だけれども(…ズームさえついていない…)、暗い場所での資料撮影が求められることの多い歴史学系の用途では、こうした明るいレンズこそがカメラにもっとも求められる性能だと実感。最近はGR digital IIの本体価格がだいぶ低価格になってきているので、一言、お勧め。(こんなカメラを作れるなんて、技術者ってすばらしい!

(リコーは知らないけれども)今回の僕の感動話の連続には阪大関係者が絡んでいるんだけれども、阪大は蜘蛛の糸にすがるように「大阪の大学」を目指すことよりも、世界の人間を感動させる知識と技術を提供できるような堂々たる学堂を目指せばよいと思う。阪大出身者の力量にこそ感動した週末だった。

(今回、前々から資料撮影用として愛用してきたカシオのEX-S10も持参しているのだが、はっきりいってその実力は比べものにならない。まったく分野の異なるカメラと考えれば良いのだろうか。リコーからは光学ズームが搭載されたGX200も発売されているが、肝心要のレンズがGR digital IIとは異なる。多少暗い場所でも、はっきり、くっきりとした色調の再現を目指すなら、GR digital IIがよいと思う。)

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