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2008年10月16日 (木)

ものづくりの国はいま何処?

海外出張から帰ってきて二週間以上経つのに、休むことなく未だに時差ボケ状態の生活を送っている。(そもそも大学院生時代からヨーロッパ時間で生活しているだろうという突っ込みがあるならば、その突っ込みを甘んじて受け入れます。)そのおかげで昨晩はカリフォルニアのクバティーノで開催された新しいMacBookシリーズの発表会をリアルタイムで見ることができた。今回は、MacBook Proは2004年のPowerBook G4以来の、MacBookは2006年の初代MacBook以来の筐体デザインの大幅変更を伴うフルモデルチェンジ。すでにネット上で話題になっているから、チェック済みの方も多いだろう。すでに2004年のPowerBook G4でこれ以上に変更の必要がないデザインに達したからだろう、基本的なデザイン・コンセプトに変更はないものの、着実な進化を遂げている。僕が一番注目したのはアルミ素材一枚を圧延・成形する手法でつくられた、つぎめのない筐体…頑丈と洗練を両立させた美しい仕事だ。(どこかに我が国発の技術が活かされていることを期待するけど。)さらに昨日のS.ジョブスのプレゼンで繰り返されていたのは、このMacBookがいかにエコ・フレンドリーであるかということ。それと可笑しかったのは、「今日のスティーヴのスペック」とかいって彼の血圧値が示されたこと。金融恐慌に世界がおののくなかで需要を喚起すべく、次世代を見据えた新たなイノベーションを常に模索し、しかもそれを「良い仕事だ」と誇らしげに語るプレゼンは余裕。僕は最近はやりのネットブックの必要も認めるが、しかし不景気に妥協するかのごとく、枯れた技術を再利用して安価路線だけを求めるようなネットブックは、なんとなく時代に逆行する道具のようで心踊るものを感じない。昨日のプレゼンの質疑応答で、ジョブスが「ネットブック市場は未成熟」とばっさり切り捨てていたのが印象的だったが、そもそもMacBookだろうが、ネットブックだろうが、話題の表舞台に日本が登場してこないところが実に寂しい。ものづくりの国とやらはどこへ行ったのだろうか?思えば、僕の身の回りの勉強道具で日本製のものと言えば、ツバメノートの大学ノートとカシオのデジタルカメラだけになってしまっている。例えばこの二つの会社の道具を使ってみて、その会社の仕事ぶりを身をもって知ったときに、そこにこの国の希望をほんの少しだけ感じることができるから…だから僕はそれらを愛用し続けるのかもしれない。MacBookはすばらしい。が、悔しいがそうした感慨はおきない日本人としては寂しい道具である。

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