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2008年6月11日 (水)

目が回る〜

今日は卒業アルバムの撮影があるとかで、ゼミの学生たちから撮影時の服装のレギュレーションとして「ユニクロ・ファッションで決める!」とされていたので、とてもラフな格好で大学へ行ったら、とある学生さんから「今日は若々しくて良いですね。」だって(笑)。「今日も」ではなくて、「今日は」ってところで大笑い。さて、仕事のほう凄いことになっていて、自分が何者であるのか、思わず見失うような時間の過ごし方をしています。iPod touchどころの話ではない。(iPod touchの補足。例えば、メールへの添付ファイルについて。今日確認したところ、デフォルトのメールというアプリケーションですべてのメールをGmailアカウントで送受信していますが、添付ファイル、ワードくらいならば、デフォルトのメールで閲覧確認できます。)

ゼミに出ているみなさんには本当に申し訳ないのですが、ひっきりなしに僕の携帯電話が机の上でブルブルしていましたよね。(時計代わりにも使っている携帯電話のInfobar2なのですが、バイブレーション強すぎ。ありゃ、肩こりには良いかもね。)もうひっきりなしに、多方向から「あの話はどうなった?」、「この話をよろしくね!」といったメールの嵐。すみません、すべての返答・回答を処理できず、(帰宅後数時間かけて返信うちまくってますが…妻から「徹夜でメールをうってるの?」って指摘…う、違いない。)目が回るばかりです。

箕面キャンパスの良いところなんですが、海外からいらっしゃっている方(留学生・研究者を含めて)が増えているような気がして、もう日本語やら、英語やら、スウェーデン語やら…が飛び交う世界。(今日のデンマーク史ゼミでは、「先生のデンマーク語はスウェーデン語だ」と言われましたね。難しいですよ、デンマーク語の発音。勉強しますから、教えてください。)挙げ句の果てに、今進めている大型共同研究の打ち合わせを、箕面での授業がはけてから千里中央に場所を移してしていたら、そこではモロッコ出身の研究者(やはり阪大)が隣にいらしてフツ〜にコソボ問題を話したりして。リンガ・フランカは結局のところ英語だけれど、目が回るばかりです。

スウェーデン史も、デンマーク史もゼミは、今読んでいる論文がとても刺激的な女性をめぐる政治文化論なので盛り上がっているのですが、外国語学部の場合、社会思想史だとか、哲学史だとかの基礎的教養に関する導入的授業に積極的に時間がさかれていないため(…もちろんしっかりとした授業は用意されていたのだろうけれども、まずは専攻語の運用力獲得ということから専攻語の教育が重視されるのが外国語学部の特徴です…それゆえに阪大になって行われている共通教育の効果に期待するところ大です…)、結局のところゼミでは多くの時間をそれを補足することに充てざるをえません。

でも正直に言って、この作業、この時間、僕は楽しい。学生のみなさんのためにもなることでしょうが、僕も僕なりに歴史学の基本に立ち返るということで良い時間を過ごせるから。今日は何を語ったっけ…。今読んでいる論文にたまたまK.M.ベイカーやら、R.ダントンやらの懐かしい名前が何の前振りもなくポンポンと出てくるのでフランス革命の学説史にふれ…、マルクス主義的歴史解釈の見地から「サロンはアンガージュマンに欠ける」と批判されるなんてことがサラリと出てくるからマルクスやら、アンガージュマンがらみでサルトルやらに寄り道し…あぁ、途中でD.グッドマンの「文芸共和国」なんて話もしたなぁ…「お手紙の共和国」じゃないっすよ…最後は日常の権力構造がらみでフーコーでしめた。えぇっと、授業が終わってみてこれが何の授業だったのかと振り返ってみれば、あららこれはスウェーデン史やデンマーク史のゼミだった。あっちゃこっちゃ話が飛ぶわけだから、目が回りますね〜。

結局、学術的内容の伴うしかるべき研究文献を読みこなすためには、外国語を知っておく必要はあるのだけれども、それと同時にその研究文献の筆者と方法概念や基礎的教養を共有しておかなければ読めないわけで、今学期のゼミはそうしたことを体験してもらうにはとてもよいものになっています。で、ゼミに参加してくれている学生のみんなは、(…最初は知らないものだからわからなくて当然なのだけれども…)本当はマルクスのことや、サルトルのことや、フーコーのことや…そんなことを体系立てて知りたがっているんですね。スウェーデン語やデンマーク語ができたとしても、それだけではスウェーデン語やデンマーク語で書かれた論文の内容が把握できないことを身をもって知れば当然の気持ちだと思うので、彼女たちは良く成長してきてくれてると思います。目が回りつつも、そんな学生のみんなの姿を知ることができて、僕は嬉しい。

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コメント

デンマーク語の発音って難しいですよね。実際にデンマーク語に初めて触れた時、「デンマーク語科の学生ってすごいことやっているんだな!」って尊敬の念を覚えた次第です。

私自身も、「発音が違う」ってデンマーク人の先生に何度も何回も直されました。因みに、その先生は大阪外大にいらっしゃるベンテ先生のお知り合いだそうです。

古谷先生はここ数年多忙を極めていらっしゃるようですが、どうかご自愛くださいまし。

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