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2008年5月28日 (水)

ソレラの会のこと

これまでこのブログで発言することはあえて避けてきたのですが、今年に入ってから自分の幅といいましょうか、自分の可能性を広げてみる新たな挑戦として、ソレラの会という企画をぼちぼちとはじめました。

ソレラの会は、大阪の町中の酒場を舞台にして、実際に酒と食を嗜みながら世界の文化についてざっくばらんに語り合おうとする会です。会の名前にある“ソレラ”とは、シェリー酒が熟成されるときに貯蔵樽を積み上げる“ソレラ・システム”に由来しています。趣味と実益を兼ねていると言われれば確かにその通りです。が、僕は以下のように考えて、趣旨に賛同してくれた大阪の町中の人たちと(…今のところ、大学関係者は皆無です…)この会を立ち上げました。

つまり、酒はどの時代、どの地域、どの文化にも存在するものであり、人間を語るうえで切っても切れない関係にあるものと考えています。だからこそ、酒は、時間や空間を超えて人間や世界を知る格好の切り口を僕たちに与えてくれる有効な素材ではないでしょうか。酒を通じて得られる人間や世界への教養は、酒場での時間をより楽しくしてくれるだけではなく、僕たちの人生や僕たちの生きる社会への見方をより豊かにしてくれるものと僕は考えています。

酒場は酒を嗜むだけでも楽しい時間を提供してくれる空間ですが、啓蒙期のヨーロッパではコーヒーハウスや酒場で語られた議論が、新しい時代をつくりあげる原動力の一つになったとも言われていますよね。シェリー酒の芳醇な味を育む“ソレラ・システム”のように、一つ一つは小さな教養も少しづつ蓄積され、酒場に集う仲間との対話のなかで熟成されていけば、人生を豊かにする大きな力をもつものになる。酒場がつくりあげる「語らい」の力。21世紀の大阪の町中を活性化させるためにも、今一度この酒場のもつ「語らい」の力を再発見できればと思い、僕と僕の趣旨に賛同してくれた方々はソレラの会を立ち上げました。

大阪の町中でのちょっと野心的な企画ではありますが、個人的には、大学を越えたところで、町中に生きる人とともにある知のあり方を模索する試みとして位置づけています。興味のある方は、ソレラの会のブログをご覧頂ければ幸いに思います。

(ソレラの会は、僕自身の本業に負担とならないよう、3~4ヶ月に一度会を開催するようにしています。参加費についてはこの10月以降、印刷代や飲み物代に必要となる分だけワンコイン500円を徴収する運びになりました。もちろん未成年者の参加は厳禁で、あくまでも知的な大人のための勉強会です。なお、この件につきましてはソレラの会のブログがございますので、僕自身の本業とのけじめをつけるためにも今後こちらの古谷のブログでは一切発言を控えたいと思います。)

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