研究室に戻れず、ごめんなさい!
この新年度、研究室に滞在する時間が…ほぼゼロの状態が続いています。「古谷さん、研究室に連絡してもいつも不在なのだけれども、長期出張でもしてるの?」とクレームめいた突っ込みもほうぼうから頂いています。すみません。おおよそ豊中・吹田・箕面のいずれかのキャンパスを徘徊していると思うのですが、研究室に戻れない日が続いているのです。主たる勤務地である箕面キャンパスに着くや否や、関係各方面に顔を出すため、あっちこっちをかけずりまわらなければなりません。すごい運動量だと思います。ジムなど通わなくても、十分にスリムな体型を維持できていますし、持久力もだいぶついたと思います。こんな形でのダイエット法だとか、健康維持法だとかいうのは想定外でしたが。でもって、今年度の授業は、午後に休み時間もなく三連チャンという日が二日も続くのです。(自分の授業時間というのは自分の都合だけで決定できるものではなく、学生のみなさんが専攻の授業をダブりがなくとれるように配分しますから、この新年度は豊中シフトの先生方の授業時間と箕面シフトの授業時間とで調整したことによります。)会議で構内をかけずりまわるのは慣れっこなのですけれども、3〜5時間目の授業が三連だと、10分の休み時間は質問の受け答えなどをしたらすぐに次の授業へ移動するので手一杯。だから、午後1時から午後6時まではエレベータに乗って研究室へ戻っている時間はありません。(授業道具はPCとUSBメモリだけですし。)それゆえ僕の研究室はいつも真っ暗だと思います。最近は留守番電話の確認もできないし、研究室にあるパソコンの電源さえ入れたことはない。研究の場としては全く機能していませんので、研究室の体を為していません。こんなことではいかん!研究室は研究室なのだから、研究作業で腰を落ち着けられる時間を!でも、僕は決して今の状況をデメリットだと悲観してはいません。僕たちは大学の統合という壮大な実験をはじめたばかり。神様でもない限り、人間誰しもはじめてのことについてはわからないことだらけで、事前にあらゆる問題を想定しきることなどできないのですから。むしろ、はやめに問題の所在がどこにあるのかを知っておくことのほうが、はやめの改善につながって将来にむけて建設的な結論を導き出せるのですから。
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