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2008年3月 8日 (土)

メーラレン湖のほとりにて(裏バージョン)

表があれば裏がある!(ふふふ…実のところ、今回の滞在記は某所のブログでアップしています。僕という人間をプロファイリングしてその裏ブログを見つけてくれたら、一杯おごります。)さきほどオフィスにもっどってきました。金曜日の夕方ということでストックホルムの地下鉄も軽いラッシュアワー。そうそう、ここはスウェーデン…ということでお酒が自由に買える国ではないので、思い立って週末に飲む分のクラス3のビールを買ってきたところ。週末夕方のシステムボラーゲットはたくさんの人でごったがえし…レジの行列では、「これから、この人はパーティーかな」とかいろいろ想像しつつ…いやぁ、なんていうのかそんなスウェーデンの人たちに乾杯

独身で自炊生活するのは久しぶりのこと。ここぞとばかりに、大好物のスウェーデン料理であるピッティパンナ(もとは残飯を賽の目状に刻んでフライパンで炒めた料理です)や赤ビーツの漬け物などをそこらのスーパーで大量に買い込んでは作っています。よせばいいのに中央のドロットニングガータンあたりの繁華街まででて、日本で言えば銀座三越みたいなデパートの地下のスーパーなんかで買い込んだり。(フィルというスウェーデン独自の発酵乳があるのですが、ストックホルムのフィルというと「日本のフィル」との触れ込みでかつて売られていたONAKAというフィルがあって、今回はそれも買い込みました。飲みたかったんだよね〜というか、僕の見間違いでなければ、緑茶風味のフィルがあったような?!)

自炊生活をして数日、実際に生活に必要なことでスウェーデンの人たちと接触するのは、実に心地よい。ストックホルムは都会とはいえ適切な都市の規模だからかな。文書館や図書館の使いやすさは言うまでもありません。今回、移動はストックホルム・カードを使った公共交通網と徒歩ですませていますが、インフラがしっかり整備されていることとスウェーデン語で会話するなら人当たりもいいから、例えはじめて来る街区であっても、地図無し全く問題ありません。

(僕は、地図だとか辞書だとか、そんなものがあるとなんの裏付けもない安心感だけが先験的に植え付けられてしまい、町そのものを把握することができなくなってしまうという持論があって、世界中どこへ行こうにもいつも地図無しです。ていうかね、歴史の現場がなぜその現場になったのかなんて問題はそれが起きた街区の特性に依拠している場合が多いわけで、その特性がそこ独特の都市環境に応じたものならば、そんなものは地図をいくら見ていても何も見えてこない。だから…「歩け、そして感じろ!」…正確には、事前にしっかりと地図を頭にたたき込んでおいて、現地を歩くときには地図を頼るなってことですが。)

本来僕はスウェーデンには何の思い入れもなかったはずなのだけれども、「あぁ、こんなところで人生をやりなおせたら…」などと思ってしまうのは…いけないことかな。小田中さんのブログで、近々フランスへ行かれることが書かれていて、そこに「命の洗濯」と書かれていたけれど、なんとなく「命の洗濯」の意味が実感できています。今回は現金を一切もたずの生活を送っているけれど、言葉と知識と直感があれば、地図や電子辞書などもたずに十分に歩き回ることができ、ここが外国とはとても思えず、リラックスできています。(そういえば、今回の滞在では、いまだに一人として日本人には会っていない。かつて世界に勇名を馳せた日本人はどこにいっちゃったのだろう?)

問題らしき問題はひとつ。今滞在している部屋は本当に快適で、いかにも今様スウェーデンの一般的なライフスタイルにあわせてつくられています。例えば、洗濯機は地下階にあってそれは事前予約制だとか…こんなことは経験からわかる。これまでで経験が浅かった部分は自炊に関することで、ここにきてコンロの問題。こちらのコンロはどこへいっても電熱線コンロ。従って、微妙な温度調整はできないし、たとえスイッチをオフにしても余熱はしばらく残る。ヘトヘトになって到着した次の日、勇躍僕はパスタをつくったのだけれども、そのことを忘れてしばらく鍋をコンロに置きっぱなしにし、プラスチック製の杓子が溶けて鍋底についてしまった。これは、僕の未熟さからくる失態。

今は便利でSkypeの映像つき通話を使ってこの話をヨーロッパ滞在の経験が長い後輩のKくんに話したら、「古谷さん、そういったコンロの場合、フライパンをずらしておけば低温を維持できて、パスタもパンでつくれますよ。」との助言。早速試してみたら、これがどんぴしゃりで、鍋はなくともフライパン一つで今はご飯をつくっています。もつべきものは、経験に裏付けられた知性をもつ友ですね。ありがとう、Kくん。友と言えば、ここはルンドではないので知り合いが全くおらず、従って週末も一人、集中できます。そうね…本当なら王立オペラで土曜日にはワーグナーの『神々の黄昏』が上演されるっていうんで、北欧神話の国でラグナロックなんてなかなか見られる演目ではないから行きたかったんだけど…チケットはすでに売り切れで…正直残念なんだが、まぁ、これは、「勉強しなさい!」っていうストックホルムの思し召しかとも思ったりして…うん、そんなこんなで、ありがとう、ストックホルム。(こんなに長い文章がかけるくらい、癒されてます。)

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