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2008年2月24日 (日)

Galeのデータベース試用公開

東大の近藤和彦先生から許可を頂きましたので、こちらのブログにも情報を公開します。Gale社のご厚意でこの3月末まで、以下のページからGale社に電子媒体としてデータベース化された史料を検索・閲覧できます。

http://infotrac.galegroup.com/itweb/seiyoshi

パスワードは、fulltext (3/31/2008まで)。

いろいろと試用公開されていますが、個人的には社会経済史研究の第一級史料とされてきたGoldsmiths'-Kress Library of Economic Literatureが公開されていることに感激しています。例えば、18世紀スウェーデンの政治経済学を考える上で重要なシュデニウスやベルフ、ファゴットといった思想家・学者の18世紀当時の文献が軒並み閲覧できています。ECCOなどと違って、スウェーデン語による文献が手に入る点が今回のすごいところ!スウェーデン本国における電子化はまだ進んでいないと思いますので、さすがはGoldsmiths'-Kress Libraryです。

数百ページある文献を一気にPDF化できないあたり、いろいろとお考えがあるのかもしれませんが、しかし、こんなに重要な文献がネットで入手できるのですから、ありがたい。(実のところ、この3月初旬にストックホルムへ出張するのですが、そのときやろうとしていたRiksarkivetへの政治経済学関連文献の調査は、これで事足りてしまうことになる!)

学生のみなさんも、どんどん試用期間を有効に使って、こうしたデジタル化された史料データベースの有用性を知ってもらいたい…と言いたいところですが、ここまで所蔵文献数が膨大になると、著者名や書名がわかっていて「決めうち」できるならば良いですけれども、ますますキーワード検索における入力キーワードの「適切性」が効率的な史料探索の肝になってきますね。キーワードの連想検索システムがGale社のデータベース検索システムにはありませんから、キーワード入力の「適切性」という壁をクリアするには、普段から様々な研究文献を読んで、それぞれの時代の史料で記述される文章の内容や言語表現の特性などに敏感になって、「テキストへの嗅覚」を鋭くしておくことが必要でしょう。

そう…だからこそ、どんなに史料がデジタル化されていっても、究極のところ、それが記述されている言語への感覚を鋭くすることを訓練しないことには、「データベースにやみくもに鉄砲を撃つようなもの。」というわけで、「デジタルな史料収集とアナログな言語解析の循環」こそが大切なんだと確信します。僕はここでごそっとデジタル化された史料を入手しておいて、この春からのゼミでは18世紀の文献を読ませて、学生のみんなにその感覚を身につけるよう訓練させよう(笑)…って、そんな18世紀のスウェーデン語を読む能力なんて需要がないか(汗)。

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コメント

古谷先生こんにちは。いつもお世話になっております。吉村@中亜言語班です。勝手ながら個人ブログにて先生のブログ、リンクさせていただきました。よろしくご了承のほど・・・時期的に落ち着いたら、是非今度こそ!飲みに連れて行ってくださいませ。楽しみにしてます~。

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