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2007年8月17日 (金)

北欧歴史家会議にみる研究の作られ方

今回のアイスランド大学における第26回北欧歴史家会議で、僕は2000年代に開催された三回の北欧歴史家会議に参加したことになります。弱輩の身としては、日英歴史家会議を別とすれば、この北欧歴史家会議のほかに国際学会に参加したことはありません。恥ずかしながら、まだまだ未熟者です。だから、北欧歴史家会議だけをとりあげて、「これが国際学会というものだ。」と一般化することはできませんが、この学会に出てみると歴史学研究の作られ方について、一つの特徴…それはときにうらやましくもある特徴があると思うので、ここで紹介します。

日本における歴史学研究の多くは、日本における歴史学研究の分野が長らく日本史・東洋史・西洋史という枠組みで構築されてきたために、同じ日本の歴史学研究者であっても、なかなか分野横断的な研究はなされません。もちろん、最近はそうした枠組みも徐々に乗り越えられつつあり、それぞれの分野の歴史学研究者の間で、問題関心の共有と知見の披露、議論の交換がなされています。しかし、若い駆け出しの研究者の間では、自分たちの個人研究に集中することが第一とされ、なかなか広く問題関心を共有し、研究動向を相互に知り合う機会は少ないでしょう。

北欧諸国の場合(これは欧米の大学で一般的といえることですが)、研究・教育機関あるいは研究養成の機関として歴史学部があって、そこに様々な地域・時代を研究対象とした研究者が集っています。そうした場にあって日々の公私にわたるつきあいのなかで、それぞれの研究について語らい、議論し、意見交換をし、お互いの研究に対する理解に基づいた研究ネットワークが醸成されています。北欧歴史家会議のような大規模な学会になると個人報告は少なく、そうしたネットワークを背景にして生み出されていったプロジェクト型の共同研究報告が多くなされます。

(…続く。アイスランド帰国以来、日曜日を除いて毎日大学に来ていますが、大学の仕事が終わりません。今しばらく、お待ち下さい。)

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