最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« イーオン大学? | トップページ | 『世界史の教室から』 »

2007年6月10日 (日)

近藤先生のECCOのインタヴュー

スタートダッシュに遅れた感があるのですが、ECCOのこと、ゲールのブログの5月30日づけのところで、東京大学の近藤和彦先生によるインタビュー記事が掲載されています。ECCOを外大では使えませんが、とはいえ外大のみなさんも、電子化された史料データベースを使うとはどのような可能性があるものなのか、知ってください。読ませるインタビューです。

電子化された史料データベースの可能性ですが、ゼミの学生諸君には常々実践して見せているように(…最近の授業では、僕が情報収集をする過程を「ネタ晴らし」しています…まるでサーカスの見せ物のようですが…)、検索するキーワードの組み合わせ次第で、同じ刊行物から引き出す意味が全く異なってきます。ですから、キーワード設定のセンスが重要と僕は考えています。

最近、ゼミ生から「電子化されたデータベースに当たっても、何も結果を導き出せなかった。」という相談を受け、そのたびごとに僕が、キーワードを再設定して、即座になんらかの情報を導き出す過程を実践してみせるのですが、そりゃ、何の予備知識もなく、いきなり電子化されたデータベースにあたっても、そのデータベースは何も情報を提供してくれないわけです。宝箱を開けるには鍵が必要。その鍵を得るには、しっかりと活字化された基礎文献を読んで、キーワードとなる情報を身につけておくことが必要ってことです。データベースが万能だとは思わないように…そこから宝を引き出すのは、それを使う者の力量(…それはたぶん、研究史をおさえ、問題設定をたて、パースペクティブをもつ…という伝統的な研究作法となんらかわらない過程を踏んで得られるセンス)によります。

近藤先生のインタビュー…いろいろと勉強させられる部分が多かったのですが、最後に「非英語圏の人たちも使え!」と発言されています。啓蒙の時代のことだからこそ、スウェーデンやデンマークの情報についても、このECCOは情報の宝庫だと言えるのですが、それ以上に大切なことは…とりわけ大阪外大の人たちに大切なことは…スウェーデン語やデンマーク語の文献だけが、スウェーデンやデンマークの情報源ではないということです。

(というか、阪大も「北摂地域の新たな国際化を目指す統合」を実現しようとするならば、ECCOを導入して!して!して!)

スウェーデンやデンマークのことを知ろうとして、スウェーデン語やデンマーク語さえできれば良いというのでは、実のところ、100%の情報に達することはできないと思っています。ほら、例えば、この間のゼミでも話したように、17世紀くらいのスウェーデン語だと、ドイツ語やオランダ語やラテン語などの知識がないと読めないよと指導したように、本来、スウェーデンやデンマークの文化や社会はそれ単体で成り立っているわけではないのだから、周辺の言語や情報にも目を払わないとね。

(…というか、とてもきれいな先生の写真が多かったから、気持ちがたるんできたときにはこのインタビュー記事を見て、先生の顔を拝して気を引き締めよう…というか、次のインタビューは今の近藤ゼミの院生たちが登場するわけですね…うんうん、楽しみ、楽しみっと。)

« イーオン大学? | トップページ | 『世界史の教室から』 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 近藤先生のECCOのインタヴュー:

« イーオン大学? | トップページ | 『世界史の教室から』 »