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2007年5月20日 (日)

地球が欲しい

最近息子が、「地球が欲しい」とよく言っていて、その言葉を聞く度、「お前、アレクサンドロスやナポレオン以上の独裁者でも目指すのか?末恐ろしい」とドキッとしていた。しかし、なんのことはない…息子は地球儀が欲しいのだそうな。

昨日は家族と一緒に梅田に出て(…というか、家族と一緒なんて何日ぶりだ?…娘はいつの間にかおしゃべりになっているな…)、地球儀を探して大丸・阪神・ヨドバシカメラなどなどまわってみたけれど、まずない。(東京だったら、地球儀専門店なんてものもあるんだろうね。)で、あったとしても…薄いビニル張りの水性ペンで書き込みもできる安っぽい印刷なものとか、国別に色分けされてしまっていてあろうことか国旗まで書き込まれ説明過剰になっているものとか、ペンでタッチすると国歌が流れ様々な情報を説明してくれるものとか(…情報なんてすぐに古くなるのに、悪夢だ…)はあるのだが…こう、なんというか、子供だけでなく、教養ある大人もそれを眺めて世界のことを心落ち着けて夢想できるような、そんな地球儀がない。銀とか、黒とかで彩色されているものがあったが、あそこまでいくと地球儀のなんたるかを忘れた存在だ。

結構な値段がすることはあらかじめ知っていたけど、そんな安っぽい子供だましな地球儀に払う金はびた一文ない。こちらは国境線なんて意味のない…というか、人為的で無常な存在と思っているので、国の形を図示してくれるものよりは、人間の歴史を裏で支配してきた自然環境を立体的に再現してくれているようなもののほうが、息子に世界の人々の暮らしぶりなんかを説明するときには、便利だろうと思っている。国の形なんてすぐにでもかわりうるものだから、むしろ陸や海の情報のほうが長い目で見れば、大切だということだ。(なんだか、僕の地誌の授業で話していることみたい。)

結局、息子はペンでタッチすると情報が流れる地球儀にご執心な様子。ま、血は争えないと言おうか、そういう「ギミック好きな性分は親譲りだよな」と一寸微笑ましさを覚えたが、こちらは、それだけは頑として認めたくないので、泣き叫ぶ息子を無理矢理引き離して、地球儀はネット上であらためて購入を検討し直すことにし、妻は妻で彼女がご執心の草間弥生デザインの意匠が施された服を、僕は僕で出先での仕事専用にと比較的安価な万年筆を購入して帰宅した。息子が地球儀が欲しいというのを口実に、親がそれぞれの物欲を満足させて帰ってきたという形。

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