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2007年4月30日 (月)

人文系研究者のための携帯電話考

手ぶら通勤・通学の方法を書きましたが、これを実践するには「いかにして携帯電話を有効に使うか?」が大きな鍵となってきます。かつて僕はモバイルPCやPDAを持ち歩いていましたが、「いかにしてそれをリプレースしたか?」ということも念頭に置いて、現時点で携帯電話の使い方について僕が考えるところを整理します。GW特別発言ということで…長文です。

日本国内で携帯電話を使う場合には、契約するキャリアをどこの会社にするかが大きな問題になります。海外での利用やスマートフォンの使用も念頭に置くならば、SoftBankに一日の長があると思います。SoftBankに用意されているノキアの端末(現行ならば705NK)は、それに別途導入するアプリケーションによってオフィス文書の閲覧・修正、Bluetoothを使ったPCの遠隔操作などができ、「自分は仕事にしか携帯電話を使わない!」というのでしたら、もうそれしか選択肢はないでしょう。

しかし…ここは日本。携帯電話については延々と「鎖国」状態の続く極東の神国。まさに神業と思えるような、この国のなかでは独自の携帯電話技術が発達していて、きっと手のひらに収まるこんな小さな端末で、あれもこれもできてしまうということが、日本の神秘的なイメージを増幅させているに違いないと思う今日この頃。折りたたみ式携帯電話を開いてメールを打っている姿など、飛鳥時代に聖徳太子なんかが持っていた杓を、今では日本人みんなが持っているみたいで滑稽。(ヨーロッパの携帯電話では、折りたたみ型というのはごく少数はです。)例えば、認識に高度な内蔵カメラ技術を要するQRコードだとか、非接触型ICカードの粋を集めたFelicaだとか。携帯電話を仕事だけではなく生活全般で有効に使おうと思うと、この国で生きる限り、海外ブランドのノキアの端末では用を足せなくなります。

僕はかつてVodafone時代にはノキアのスマートフォンを使っていましたが、最近はauにキャリアを替えて、一般的なワンセグ搭載型の携帯電話を使っています。おかげで、周りの学生たちとも同じ規格の携帯電話なので、赤外線通信を使った名刺交換と名簿登録を一瞬にして実現することもできました。また、ついつい寝坊をしてしまっても、サクッと空港へ出向いてFelicaをかざして、あっという間にチェックインできるようにもなりました。これらの芸当は、ノキア端末ではできなかったことです。つまり人文系研究者としては、仕事を優先させるか、生活を優先させるかでキャリアの選択も変わってくるでしょう。

ここでは、生活を優先させるとして、一般的な携帯電話の導入について考えを整理します。「生活を優先させながら、かつ仕事でも使う。」こうなってきますとキャリアは、DoCoMoでも、auでも、softbankでもよくなります。(安さという点から言うとPHSのWillcomも良いかもしれません。)どこの料金プランも複雑という点では似たり寄ったりですが、研究室や自宅に引き籠もる時間の多い人文系研究者としては、あまり通話をすることもないと思うので…(笑)、「(基本料金+あまり通話をしない料金プラン(僕の場合、au WINのプランSS)+パケット定額(僕の場合、auのダブル定額ライト))ー各種割引」といった感じになりましょうか。パケット定額は仕事で携帯電話を使う身としては絶対必要な設定です。

携帯電話の端末選びのポイントですが、自宅でテレビを見ることができず「どうしてもワンセグが欲しい」という僕のような環境に生きているのでなければ、今はやりのワンセグをポイントとして選ぶのではなく、むしろドキュメントビューワやフルブラウザが搭載されているかどうかをポイントとして選ぶと良い。最近の機種ならば、PC用のページを閲覧できるフルブラウザはほとんどの機種に搭載されています。ブラウザは、Googleをはじめ各種情報検索など、仕事で携帯電話を活用する際の必需品になりますが、(1)パケット定額に入っていないととんでもない料金を請求される可能性があるということ、(2)そしてパケット定額に入っていても一度でもフルブラウザを使うとその月のパケット定額の上限金額が跳ね上がることを注意してください。(auのダブル定額ライトの場合通常なら上限4200円ですが、フルブラウザを使うと上限5700円に跳ね上がります。)

ドキュメントビューワは、すべての携帯電話に搭載されているものではないので注意が必要です。これが搭載されていれば、メールに添付されたワードやエクセル、PDFファイルを携帯電話上ですぐに閲覧できます。もし搭載されていない場合にはどうすればよいか?その場合には、Gmailなど、ネットワーク上のWebメールで添付ファイルの閲覧が可能なサービスに、フルブラウザではなく携帯電話の通常のブラウザからアクセスして閲覧します。僕は、公的・私的な電子メールはすべてGmailに転送し、Gmailのフィルターを通したメールを携帯電話に転送しています。こうすると、ほとんどのメールを携帯電話で処理できるようになります。また、おおよその添付ファイルの類はGmailですべて処理できています。

もう一つのドキュメント閲覧の方法としては、そのままでは携帯電話上で閲覧できないメール添付文書を、auでいうEZドキュメントビューアーのようなサービスに転送して閲覧する。もし、これでも閲覧できない場合には、ワードやPDFファイルをあらかじめパソコンのほうでJPEGという画像ファイルに変換して携帯電話に転送するという方法もとれます。(携帯電話は、なぜか画像ファイルをはじめとするマルチメディアファイルの展開は得意なのです。)これらの場合にも、ファイルのやりとりでパケット料金がかかりますから、やはりパケット定額に入っておくことは必要です。

学会や研究会などで出張の多い生活になってきますと、先に紹介したノキア端末よりも、航空会社の電子チケットサービスやEdyなどの電子マネーサービス、ワンセグなどの使える一般的な携帯電話端末のほうが使い勝手がよいと思えるようになってくるのではないかと思います。携帯電話の選び方には、他にも、メールを入力する際の日本語変換能力の点や、ちょっとしたものを撮影するときの内蔵カメラの点などにも留意するとよいかも知れません。

例えば、日本語変換にもいろいろありますが、僕は15年以上馴染んできたATOKが良い。(ATOK搭載の携帯電話の一覧はこちら。)例えば、カメラについては最近は高画素数のものがあるけれど、むしろ手ぶれ防止もできるオートフォカス機能の搭載されたもののほうが、くっきりはっきり明瞭な写真を撮影できる。(マクロ搭載も当たり前で!ノキアにはついていなかった!カールツァイスの名が泣きます。)これは、とっさに文献の一部をメモ程度に撮影するに十分な性能をもっています。例え、高画素であってもオートフォーカス機能がないと、合焦が甘くぼやけたものになってしまいます。で、いつもデジカメで文書を撮影するときに助言することは、画素数の問題ではなくて解像度をいかに高くするかという問題でして、最近の携帯電話ですと、UXGAくらいまでの解像度で行けますからね。撮影した写真はMicroSDカードに保存されるわけですが、このMicroSDカードはUSBメモリのかわりにもなります。先の発言にも書きましたが、極小のUSBカードリーダをストラップにつけておけば、いざというときにPCとのデータのやりとりも可能です。

ながながと書き連ねてしまい、収拾がつかなくなってきましたので、このあたりで一端閉じることにしたいと思います。で…どうなんだ…結論はどうなんだ…ということになりますが、以上の僕の考え方で現行の携帯電話の機種を網羅的に考えてみると、ATOK搭載していて、オートフォーカスなカメラを搭載していて、ドキュメントビューアも搭載していて、Felicaとか使えて…ついでにワンセグなんかも見られちゃうとなるとやはりauで…あった、あった、生活と仕事のバランスが取れた携帯電話…auのW43HIIなんてことになるでしょうか?自分でも意外な結論です、はい。確か、この春に駒場に移った謙くんが東京にもっていったものだったんじゃないかな?オートフォーカス付いているかどうかは確認できなかったけど、それでよければDoCoMoのD903iTVや、ATOKにこだわらなければSoftBankの911Tあたりも選択肢かな。そう考えると、auって安いよね。

(2007年4月30日現在ってことで。W43HIIはちょっと古い機種ですから、そのうちなくなりそうですが、今なら新規で0円なんてところもある機種でしょう。質感とか、デザインとかは、この際、度外視しております。ちなみに今の僕はカシオユーザですが、巷ではわりと評判のよいW51CAを使っていてもやはりドキュメントビューアが搭載されていないのは、不便なんですよ。)

なにか携帯電話関連で新ネタを思いついたら、また折を見て整理したいと思います。

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コメント

初めて書き込みいたします♪
はい、確かに。私の携帯は日立製です。でも、W43HIIではなく、初代のW43Hですが。この春先にIIが出て、ゼロ円になったのを見てなんとも釈然としない、複雑な気分でした。私の見た限り、ワンセグの映りは一番の機種だと思います。ただ、microSDのスロットが電池パックの裏にあるので、出し入れの際には電源を切らなければならないのが難点です。しかし、それ以外はまさに「名機」で、色といい、かつて一世を風靡したミニ四駆に例えるならば、「アバンテJr.」といったところでしょうか。
なにやら先生に研究態度(?)を褒めていただいたような気がして嬉しいです。って褒められてるのは携帯電話か・・・。携帯電話負けしないよう精進していきます!
ところで、産経新聞の連載記事で、「【大丈夫か日本語-中】メール使う人ほど日本語力低い?」というのがありましたが(国内外の10紙くらいは毎日読むことを極力心がけています)、今日携帯電話で「仄聞」という単語が変換されないことを発見。携帯の語彙力も少ないということでしょうか?

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