最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

2007年4月

2007年4月30日 (月)

人文系研究者のための携帯電話考

手ぶら通勤・通学の方法を書きましたが、これを実践するには「いかにして携帯電話を有効に使うか?」が大きな鍵となってきます。かつて僕はモバイルPCやPDAを持ち歩いていましたが、「いかにしてそれをリプレースしたか?」ということも念頭に置いて、現時点で携帯電話の使い方について僕が考えるところを整理します。GW特別発言ということで…長文です。

日本国内で携帯電話を使う場合には、契約するキャリアをどこの会社にするかが大きな問題になります。海外での利用やスマートフォンの使用も念頭に置くならば、SoftBankに一日の長があると思います。SoftBankに用意されているノキアの端末(現行ならば705NK)は、それに別途導入するアプリケーションによってオフィス文書の閲覧・修正、Bluetoothを使ったPCの遠隔操作などができ、「自分は仕事にしか携帯電話を使わない!」というのでしたら、もうそれしか選択肢はないでしょう。

しかし…ここは日本。携帯電話については延々と「鎖国」状態の続く極東の神国。まさに神業と思えるような、この国のなかでは独自の携帯電話技術が発達していて、きっと手のひらに収まるこんな小さな端末で、あれもこれもできてしまうということが、日本の神秘的なイメージを増幅させているに違いないと思う今日この頃。折りたたみ式携帯電話を開いてメールを打っている姿など、飛鳥時代に聖徳太子なんかが持っていた杓を、今では日本人みんなが持っているみたいで滑稽。(ヨーロッパの携帯電話では、折りたたみ型というのはごく少数はです。)例えば、認識に高度な内蔵カメラ技術を要するQRコードだとか、非接触型ICカードの粋を集めたFelicaだとか。携帯電話を仕事だけではなく生活全般で有効に使おうと思うと、この国で生きる限り、海外ブランドのノキアの端末では用を足せなくなります。

僕はかつてVodafone時代にはノキアのスマートフォンを使っていましたが、最近はauにキャリアを替えて、一般的なワンセグ搭載型の携帯電話を使っています。おかげで、周りの学生たちとも同じ規格の携帯電話なので、赤外線通信を使った名刺交換と名簿登録を一瞬にして実現することもできました。また、ついつい寝坊をしてしまっても、サクッと空港へ出向いてFelicaをかざして、あっという間にチェックインできるようにもなりました。これらの芸当は、ノキア端末ではできなかったことです。つまり人文系研究者としては、仕事を優先させるか、生活を優先させるかでキャリアの選択も変わってくるでしょう。

ここでは、生活を優先させるとして、一般的な携帯電話の導入について考えを整理します。「生活を優先させながら、かつ仕事でも使う。」こうなってきますとキャリアは、DoCoMoでも、auでも、softbankでもよくなります。(安さという点から言うとPHSのWillcomも良いかもしれません。)どこの料金プランも複雑という点では似たり寄ったりですが、研究室や自宅に引き籠もる時間の多い人文系研究者としては、あまり通話をすることもないと思うので…(笑)、「(基本料金+あまり通話をしない料金プラン(僕の場合、au WINのプランSS)+パケット定額(僕の場合、auのダブル定額ライト))ー各種割引」といった感じになりましょうか。パケット定額は仕事で携帯電話を使う身としては絶対必要な設定です。

携帯電話の端末選びのポイントですが、自宅でテレビを見ることができず「どうしてもワンセグが欲しい」という僕のような環境に生きているのでなければ、今はやりのワンセグをポイントとして選ぶのではなく、むしろドキュメントビューワやフルブラウザが搭載されているかどうかをポイントとして選ぶと良い。最近の機種ならば、PC用のページを閲覧できるフルブラウザはほとんどの機種に搭載されています。ブラウザは、Googleをはじめ各種情報検索など、仕事で携帯電話を活用する際の必需品になりますが、(1)パケット定額に入っていないととんでもない料金を請求される可能性があるということ、(2)そしてパケット定額に入っていても一度でもフルブラウザを使うとその月のパケット定額の上限金額が跳ね上がることを注意してください。(auのダブル定額ライトの場合通常なら上限4200円ですが、フルブラウザを使うと上限5700円に跳ね上がります。)

ドキュメントビューワは、すべての携帯電話に搭載されているものではないので注意が必要です。これが搭載されていれば、メールに添付されたワードやエクセル、PDFファイルを携帯電話上ですぐに閲覧できます。もし搭載されていない場合にはどうすればよいか?その場合には、Gmailなど、ネットワーク上のWebメールで添付ファイルの閲覧が可能なサービスに、フルブラウザではなく携帯電話の通常のブラウザからアクセスして閲覧します。僕は、公的・私的な電子メールはすべてGmailに転送し、Gmailのフィルターを通したメールを携帯電話に転送しています。こうすると、ほとんどのメールを携帯電話で処理できるようになります。また、おおよその添付ファイルの類はGmailですべて処理できています。

もう一つのドキュメント閲覧の方法としては、そのままでは携帯電話上で閲覧できないメール添付文書を、auでいうEZドキュメントビューアーのようなサービスに転送して閲覧する。もし、これでも閲覧できない場合には、ワードやPDFファイルをあらかじめパソコンのほうでJPEGという画像ファイルに変換して携帯電話に転送するという方法もとれます。(携帯電話は、なぜか画像ファイルをはじめとするマルチメディアファイルの展開は得意なのです。)これらの場合にも、ファイルのやりとりでパケット料金がかかりますから、やはりパケット定額に入っておくことは必要です。

学会や研究会などで出張の多い生活になってきますと、先に紹介したノキア端末よりも、航空会社の電子チケットサービスやEdyなどの電子マネーサービス、ワンセグなどの使える一般的な携帯電話端末のほうが使い勝手がよいと思えるようになってくるのではないかと思います。携帯電話の選び方には、他にも、メールを入力する際の日本語変換能力の点や、ちょっとしたものを撮影するときの内蔵カメラの点などにも留意するとよいかも知れません。

例えば、日本語変換にもいろいろありますが、僕は15年以上馴染んできたATOKが良い。(ATOK搭載の携帯電話の一覧はこちら。)例えば、カメラについては最近は高画素数のものがあるけれど、むしろ手ぶれ防止もできるオートフォカス機能の搭載されたもののほうが、くっきりはっきり明瞭な写真を撮影できる。(マクロ搭載も当たり前で!ノキアにはついていなかった!カールツァイスの名が泣きます。)これは、とっさに文献の一部をメモ程度に撮影するに十分な性能をもっています。例え、高画素であってもオートフォーカス機能がないと、合焦が甘くぼやけたものになってしまいます。で、いつもデジカメで文書を撮影するときに助言することは、画素数の問題ではなくて解像度をいかに高くするかという問題でして、最近の携帯電話ですと、UXGAくらいまでの解像度で行けますからね。撮影した写真はMicroSDカードに保存されるわけですが、このMicroSDカードはUSBメモリのかわりにもなります。先の発言にも書きましたが、極小のUSBカードリーダをストラップにつけておけば、いざというときにPCとのデータのやりとりも可能です。

ながながと書き連ねてしまい、収拾がつかなくなってきましたので、このあたりで一端閉じることにしたいと思います。で…どうなんだ…結論はどうなんだ…ということになりますが、以上の僕の考え方で現行の携帯電話の機種を網羅的に考えてみると、ATOK搭載していて、オートフォーカスなカメラを搭載していて、ドキュメントビューアも搭載していて、Felicaとか使えて…ついでにワンセグなんかも見られちゃうとなるとやはりauで…あった、あった、生活と仕事のバランスが取れた携帯電話…auのW43HIIなんてことになるでしょうか?自分でも意外な結論です、はい。確か、この春に駒場に移った謙くんが東京にもっていったものだったんじゃないかな?オートフォーカス付いているかどうかは確認できなかったけど、それでよければDoCoMoのD903iTVや、ATOKにこだわらなければSoftBankの911Tあたりも選択肢かな。そう考えると、auって安いよね。

(2007年4月30日現在ってことで。W43HIIはちょっと古い機種ですから、そのうちなくなりそうですが、今なら新規で0円なんてところもある機種でしょう。質感とか、デザインとかは、この際、度外視しております。ちなみに今の僕はカシオユーザですが、巷ではわりと評判のよいW51CAを使っていてもやはりドキュメントビューアが搭載されていないのは、不便なんですよ。)

なにか携帯電話関連で新ネタを思いついたら、また折を見て整理したいと思います。

2007年4月28日 (土)

手ぶら通勤・通学の方法

昨晩はゼミの新入生歓迎コンパでした。デンマーク史とスウェーデン史の合同で(…ってなんだか、カルマル連合を地でいっていますが…)総勢18人となりました。いつのまにやら大所帯に、そして華やかなゼミになったものです。今年は国際文化学科や他専門のゼミからの参加者もいます。オーレスンド/エアスン海峡大橋がデンマークとスウェーデンの境界を越えたように、境界横断的・分野横断的に楽しくやってまいりましょう。

さて、そのコンパの際に回答できなかったことを、こちらでフォローしておきます。それは「手ぶら通勤・通学」の方法です。基本的には、(1)自宅と研究室にそれぞれスキャナをおいておいて、処理できなかった書類や印刷物の類はすべてPDFファイルにして保存する、(2)ワード・エクセル・パワーポイント・PDFファイルなどは、ネットワーク上のストレージにファイルを保存するか、USBメモリにファイルを保存して携帯する、(3)念のため、それらファイルは携帯電話にも送信しておき、緊急に閲覧する場合には携帯電話を活用する。辞書や情報検索は、もちろん携帯電話。この三点がポイント。

だから、結局のところ僕が通勤時に持ち歩いているものは、マネークリップ・小銭入れ・鍵(この鍵にはUSBメモリと印鑑(シャチハタ・プチネーム)をつけています)・携帯電話・マルチファンクションペン(パーカー・インシグニア)、それからiPod Shuffleくらい。気が向いたときには、これらに万年筆とA7くらいの小さなメモ帳。

USBメモリはストラップに付けられるものが良い。(知ってた?大阪外大のロゴ入りUSBメモリの存在!512MBで2480円だったかな?外大生協で売られています。統合で外大がなくなる前に、プレミアものとして購入しておくべきでしょう。)もしUSBメモリを用意できないのだったら、携帯電話に使うMicroSDやMiniSDを大容量のものにして、超小型USBカードリーダを携帯電話に付けておくなんてのでも良い。十分にUSBメモリのかわりになります。最近、僕はこんなのを付けています。USBメモリなどよりも小さいですよ。MicroSDもかなり安くなりましたし…最近は2GBで4000円を切っていますよね。場合によっては、USBメモリより安くて携帯電話でも使えるので一挙両得。

手ぶら通勤・通学を実現させるには、「割り切る」精神が必要です。例えば、「どうせ数時間後には職場に戻ってくるのだから、この書類とこの本は家に持って帰っても仕方がないな。」といったような。僕の割り切り方は、「阪急バスのなかでは一切勉強や仕事はしない。」というか、揺れまくっていてできないといったほうが正しいかな。バスの中で本を読んでいても、集中できないし、気持ち悪くなるんで、結局 音楽を聴きながら、これからやるべきことを頭のなかで考えていますね。

(本はときたま必要なときには持ち歩いていますよ。)

2007年4月24日 (火)

現代北欧地域論4a

大阪外大のみなさん!北欧史講義の4月24日の講義ファイルをアップロードします。24日はこれと一緒に、先週17日の講義ファイルも持参してください。

4月24日の講義ファイルをダウンロード

それから、先日お伝えしたように山川出版社より教科書『北欧史』が届いています。購入を希望した人は、24日の授業に3000円を持参してください。教室にて、講義をスタートする前に3000円で頒布します!

2007年4月23日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!いかがですか?先週アップロードした講義ファイルを各自ダウンロードして、閲覧できていますか?早速、再来週5月7日で用いる講義ファイルをアップロードします。それでは、5時間目にお会いしましょう!

5月7日の講義ファイルをダウンロード

(今日の授業が終わってから、「4月23日のファイルはどこにあるの?」と質問をいただきました。4月16日の発言をご覧ください。予習のことも考えて、一週間前には翌週の講義ファイルをアップロードしています。)

北欧文化特殊研究Iを受講されているみなさんへ!緊急提言!

大阪外大で毎週金曜3限に開講されている北欧文化特殊研究I(北欧の地誌)を受講されているみなさんへ、緊急に提案したいことがあります。

今週27日の授業は、早速、みなさんのグループ学習の最初の成果を報告する回です。先週の授業の際には、プレゼンテーションの方法は自由としましたが…どうでしょう?PowerPointなんかを使って、プレゼンをしてみませんか?もちろんKeyNoteでも、Impressでも構いません!(さすがにJUST suite 2007ででたばかりのJustsystemのAgree 2007ってのはないですよね?Agree 2007への対応は今しばらくお待ちください。)

今や、PowerPointなどのプレゼンテーションソフトを使ってプレゼンをするのは、当たり前の時代になりつつあります。みなさんが社会へ出て活躍していく際に、PowerPointによるプレゼン技法は必須のビジネス作法となるでしょう。PowerPointは、使ってみれば一目瞭然ですが、Microsoft Officeスイーツのなかでは、僕は個人的にもっとも使いやすい、よくできたソフトだと思います。画面右側に出てくる設定パレットの順番に従って作成すれば、簡単にスライドを作れます。画像などの取り込みも、レイアウト配置も直感的に操作できて簡単。資料配付もPDFにしてしまえば、わざわざ紙に印刷することもなく、ネット上で配付できて便利です。プレゼンそのものをどう対処したらよいのかということは、Justsystem & Schoolにあるこのページが参考になるでしょう。(う〜ん、Justsytemって、本当に良い会社だよね。教育の現場ってのに根ざした市場開発も狙ってるもの。)

折角、今年の「地誌」の授業は、マルチメディア教室を割り当ててもらったということもあります。どうでしょうか?やってみませんか?(しかしなんですな…マルチメディア教室とはいえ、ラップトップをもちこんだときに接続可能なLAN環境がないというのは、ちょっと…いくらなんでも…。)

とはいえ、先週の授業では、この提案をするのに僕は躊躇しました。理由は、この授業を受講しているみなさんがPowerPointのような高価なソフトウェアをもっていないと思ったからです。ですから、今回はPowerPointによるプレゼンを強制するつもりはありません。まずは「やってみたい!」と思ったグループから、やってもらいたいと僕は希望します。

PowerPointは高価なソフトウェアですが、最近はOpenOffice.orgという無料のオープンライセンスソフトウェアがあります。このオフィススイーツに所収されているImpressというプレゼンテーションソフトウェアを使えば、無料でPowerPointに匹敵するスライド作成が可能です。授業のときには、USBメモリでデータさえ僕に渡してくれれば、あとは僕のパソコンを使ってプレゼンをしてもらえば良いという寸法です。(もちろん、共同研究室に配置した新しい(…というか、僕のお下がりの…)デスクトップパソコンにはPowerPointが入っていますから、それを使って作成してくれてもOK。でも、嬉しいことに共同研究室のパソコンは多くの人が活用してくれているようですから、使うには「激戦」を勝ち抜かねばならないかも知れませんね…。)

さてさて、ここで緊急の提案をしましたが、先週の授業から語り始めている「北欧の地誌の基礎」に関するスライド資料の配付は、いましばらく待ってください。先週末はドタバタしていて、ファイルを研究室においてきてしまいました。

2007年4月22日 (日)

頑張れ!日本西洋史学会第57回大会!

今年の日本西洋史学会第57回大会は新潟大学を幹事校にして、6月16日(土)・17日(日)に新潟市の朱鷺メッセを会場として開催されます。

先週「緊急連絡」とかいうメールが回ってきた状況から察するに、なかなか大会の連絡が行き届かず大変な様子。(僕のところには届いていましたよ!)昔馴染みのM田さんやI田さんがおそらく絡んでいるのだろうと思うと、お節介は承知でも、ここで学会の情報を知らせることで「側面支援」を行っちゃいます。無許可ですが、出過ぎたまねをお許しください。(大会準備委員会から送られてきたメールには、「どうぞ、みなさま、ぜひまわりの方々にお声をかけていただければ、と思います。」とあったので、その範疇で…ということで。)どれだけの西洋史学会に絡んでいる方々が、このブログを見ているのかはわかりませんが。

  • 日本西洋史学会第57回大会の詳細は、此方までとんでください!詳細な日程が書かれています。
  • 学会プログラムをそこで確認し、大会への参加申し込みを!参加申し込みは、郵便局においてある振替用紙を使用します。
  • 振替用紙の通信欄に、①参加予定の会、シンポジウム、②振込み料金の内容(「参加費」だけか、それに「懇親会費」や「弁当代を加えるか)、③参加費(3000円)、懇親会費(6000円)、弁当代(1000円)を記入します。
  • それぞれの受領書(…これが領収書になるらしい…)が必要な場合には、二枚に分けて送るのだそうです。そうでない場合には、振替用紙一枚で送ってもOKとのこと。(印刷物で学会連絡がいかなかった場合が多いらしいので、直接郵便局の振替用紙を使うというところがポイントですね。)
それから、これはかなり重要な情報と思われますが、大会当日の16日と17日には、朱鷺メッセで、かの荒川静香さんらが出演する「チャンピオンズ・オン・アイス2007」というアイスショーが行われるらしい。大会準備委員会からのメールでは、「そのために会場周辺のホテルが大変混雑することが予想されます。ホテルの予約はなるべく早めにお願いいたします。」とありました。(地方都市で学会が開催される場合、宿の問題が一番大きいですね。)

とまれ、頑張れ!日本西洋史学会第57回大会!もしこのブログをご覧の日本西洋史学会会員の方で、ブログをお持ちの方はトラックバックしてもらって構いません!学会を支援しましょう!

2007年4月21日 (土)

我らが副学長は強し!

昨日は緊急に某所へ副学長先生に随行することになりました。昨日は急遽スウェーデン史のゼミを20分ちょっとで切り上げざるを得ず、申し訳ありませんでした。とある問題は先方のご理解を頂きすんなりと済み、割とはやく帰宅できるようになったので、大阪モノレールでの帰路を副学長先生とご一緒させていただきました。

昨年来、いろいろな会議で副学長先生と同席させてもらう機会があるのですが、副学長先生は、教育、入試、学生生活…そうした問題をすべて抱え込んでいらっしゃるので、前々から正直「すごい人だなぁ」と思っていました。折角の機会でしたから、昨日の帰り道に「先生、すごいですね」と正直な感想をぶつけてみたら、「だって、古谷さん、今は大学の仕事ができるじゃないですか!」の一言。聞けば、昔は子育てでお忙しく大学関連の仕事がなかなかできなかったらしい。「我が大学にも、なんと強い方がおられるものか!」翻って、研究推進のことで後ろ指さされるくらいで、メソメソしてしまう自分がなんとも子供っぽくて、恥ずかしくなってしまいました。

そんな副学長先生から、「古谷さんは、いつも手ぶらで身軽ですよね?」の一言。iPod shuffle、USBメモリ、携帯電話、ネットワークストレージを活用した手ぶら通勤を、今年度も僕は励行中。副学長先生も気がついていたんですね。「会議、会議の毎日に、重たい鞄をもって背を丸めていたら、いかにも「働いてます、疲れてます」って感じじゃないですか?だからいつも軽装で、胸を張って颯爽とキャンパスを歩くように努めています。」と答えました。武士は喰わねど高楊枝。僕の精一杯の強がりです。

2007年4月20日 (金)

現代北欧地域論4aを受講している学生のみなさんへ!

大阪外大で火曜4限に開講されている北欧史講義を受講されているみなさん!今日、山川出版社から『北欧史』が届きました。来週火曜4限に3000円で頒布します。よろしくお願いします。菅原先生、猪野さん、迅速な対応をいただき、ありがとうございます!

2007年4月19日 (木)

外大教員の告白

今日、急遽、スペインへ電話をすることになりました。今や、EUの時代。「英語で通じるだろう…」とたかをくくっていたのが、甘かったですね。電話をしてみたら、全く英語が通じない。「側に英語のわかる人はいないか?」というこちらの質問に…「ノーイングリッシュ」って返ってきたから、あぁ駄目だなと思った。この瞬間、スウェーデン語専攻に属する人間としては、イベリア半島の住民に対してスウェーデン語を話して、もしゲルマン系言語が通じたとしたらゴート主義つながりを実証したと思うんだけれど、ほら、なにせ高い国際電話料金だからさ…そんなこと実験してられる余裕はない。そこで、「ラテン系ならいいかな?」と思って、昔取った第二外国語の杵柄でフランス語で話してみたら、それも通じない。「あぁ、スペイン語、勉強しておけばよかった…」と衷心から思った瞬間。勉強になりましたよ。今でも英語が通じないヨーロッパ圏があるっていうのはね。これが現実なんだ。やはり、言葉。言葉っすね…って、なにがEUだよ!結局、バベルの塔は克服されてないじゃん…笑。

2007年4月18日 (水)

北欧史講義のアップデート

今年の北欧史の講義ですが、なし崩し的に(汗)編年体的な概説でスタートすることに躓いています。いや…そろそろ、僕の北欧史講義も、単なる概説史ではなく、僕自身の考える北欧史のスタイルで変革する時期に来ているのかも知れません。今年受講されている学生のみなさんも、昨年のみなさんに劣らず、なかなか鋭いツッコミをしてくれるので、「これは新しいスタイルでいけるかも!」と踏んでいます。そうなると「シラバスと違うじゃん!」という批判がでてきそうですが…そういう「足かせ」的なシラバスのあり方ってどうなんでしょう?講義もナマモノだから、常に変わりうる可能性があるものと思うのですが。2001年の着任以来つくってきた講義ノートってのもあるんだけれど、2007年には、2007年の僕のあり方でやってしまおう。

昨日はヴァイキング時代の話を予定していたのですが、その導入部で語ったヨーロッパ文明ゴート起源説(いわゆるゴート起源論)の話で盛り上がってしまいました。そもそも先週の講義では、歴史解釈が時代と地域の状況によって語る者の視点の違いから多様に変幻するものだという話を、スウェーデンはもとより、ドイツなどにおけるグスタヴ2世アードルフ王の17世紀から20世紀に至るイメージの変遷を事例に説明しました。翻って昨日のヴァイキング時代の講義ですが、確かにヴァイキング時代は北欧史の原点にあげられる話題ではあるけれど、僕の北欧史の講義のなかでは、前回の歴史解釈の多様性という話を引き継いで位置づけられている点で、学生のみなさんは注目してもらいたいと考えています。

僕の講義では、例えば、「北」の世界に生きる人たちにとって、「自分たちは何者であるか?」という議論が近世・近代以降問題とされていった際に、ヴァイキングは後年の歴史解釈のための素材を提供したという観点から、必ず踏まえておかねばならない情報なのです。昨日のゴート起源説は、まさにグスタヴ2世アードルフが「バルト海帝国」の礎を築いた頃、スカンディナヴィアに生きるスヴェーア族の優位を説くため作り上げられていった言説であり、その素材の一つとしてヴァイキング時代以前の記憶(それは事実ではありません)が援用されていったのです。

もし、僕の講義を編年体から改めるとするならば、第二期以降でふれられるであろう19世紀以降北欧に生きた人たちが「自分たちは何者であるのか?」という議論を組み立てていく過程で、素材とされていった歴史上の記憶・情報を、第一期では整理して学生のみなさんに提示するということになりましょうか。ヴァイキング、「北欧」大司教区、カルマル連合、「バルト海帝国」といったあたりが、具体例になりますが。まぁ…学生のみなさん、ひとつひとつの疑問を大切にしながら、それを僕にぶつけてもらって楽しくやりましょう。山川出版社からの教科書は、しばらくお待ちください。

2007年4月17日 (火)

スウェーデン語Ia

来週25日のテキストをアップロードします。20世紀後半のスウェーデンを代表する歴史家A.Åbergが、共同研究室にも収蔵されているDen svenska historienという概説史のなかで執筆している17世紀スコーネの義兵闘争に関する文章です。よろしくお願いします。

A.Åberg, "Skogsbönder och snapphanar i 1600-talets Skåne"をダウンロード

現代北欧地域論4a

大阪外大のみなさん!17日の講義ファイルをアップロードします。なお、17日の授業は先週と同じ教室A-203でそのまま開講しますので、間違えないでください。よろしくお願いします。

4月17日の講義ファイルをダウンロード

2007年4月16日 (月)

地域研究VIIIを受講される関西外大のみなさんへ!

関西外大で月曜5限の地域研究VIIIを受講されるみなさん!今学期の授業計画、今日の講義ファイル、来週の講義ファイルをこの発言にアップロードします。このファイルの使い方については、今日の初回の講義で説明する通りです。一年間、よろしくお願いします。

一学期の授業計画をダウンロード

4月16日の講義ファイルをダウンロード

4月23日の講義ファイルをダウンロード

2007年4月15日 (日)

カールの自己否定

僕の妻はちょっとした知的な話しで僕を楽しませてくれます。

昨日近所のスーパーマーケットに買い物に行ったときに、「カールスティックわさび味」というスナック菓子を見つけ、カールマニアな僕は速攻買いに走りました。僕とカールの結びつきは深く、大学時代に一人暮らしをしていた頃、料理のできなかった僕にとってカールは主食のようなものでした。この話は、大学時代の僕を知る人でしたら、ピンとくるはずです。カールの、とりわけチーズ味の緑色の袋を抱えて、駒場キャンパスを闊歩する姿を覚えている人もいるでしょう。

さて、昨日のカールスティックですが、妻に言わせれば、「それはカールの自己否定だ」ということです。妻によれば、カールの名前の由来はおそらくcurlyな菓子の形状にあるのであって、ポテロングだかなんだかわからないが、直線上の形状に憧れを抱いて自らの形状をスティック状にしてしまうことは、自らを体現してきた形状の否定であり、すなわち自己否定なのだと。そうした自己否定は、肌の色を黒から白へと変えてしまったマイケル・ジャクソンの事例に酷似しているのだと。

ピリリとしたわさび味のカールスティック以上に辛みの利いた妻の話でした。

2007年4月14日 (土)

アイスランドへの光

とある研究費申請の結果が返ってきて、この夏にアイスランドで開催される北欧歴史家会議に参加できる可能性が高まってきました。

今回は厳密に使用費目を想定して申請額を算定し、戦略的に少額で申請していました。例によって、満額回答とはいきませんでしたので、配分される研究費は微々たるものです。もう一度、研究費の使用については組み替えが必要ですが、アイスランドへ行ける一筋の光が見えてきたことは事実です。

何をやろうとしているのか…それは、このブログを愛読されている方々ならば、ピン!とくるものと思います。ヒントは、ちょうど一年くらい前に僕が興奮していた話。その話に、戦争と帝国再編というスパイスを加えたものです。

今回の結果は、いくつかの点で嬉しいものでした。第一に、これまで与太話程度にしか聞いてもらえなかったそのテーマについて、「実証してみなさい」とチャンスが与えられたこと。第二に、僕が研究代表者となって企画した共同研究に、はじめてチャンスが与えられたこと。(僕一人だけでは魅力がなかったということかな。)第三に、微々たるものでも大学に間接経費が入ったこと。

あくまでも、可能性とか、チャンスだとかいった段階ですが、道は開けてきました。

2007年4月13日 (金)

学生のみなさん!携帯電話は便利だけど、パケット定額には入ってね!

新学期、一週間目終わりました。本学はセメスター制度が新たなに導入されたということがあって、学生への説明も煩雑でハードです。けれど、授業は楽しくやっています。今週も会議続きでしたが、授業が始まってくれたことでよい気分転換ができています。

授業は決して気分転換の手段としてだけ良いのではありません。僕も一人の勉強仲間として勉強させてもらえる場であるという点がよいのです。例えば、今日のスウェーデン史ゼミ。ゼミ参加者の名簿を作成するのも面倒なので、水曜日のデンマーク史のゼミでは、一斉に携帯でメールを僕に送らせ、そしてアドレス帳に登録させました。しかし、今日のスウェーデン史ゼミでは、なぜかソフトバンクユーザーだけ、電波状況が悪くメールが送れない。そこでとある学生から「赤外線通信を使ってはどうですか?」という助言をもらい、そこから携帯電話を使った「名刺」交換会になりました。

今時の国産の携帯電話には赤外線通信機能がついていますね。今まで、僕はノキアユーザーでしたので、それですとこんな芸当はできなかったし、それにWindowsMobileを搭載したスマートフォンでも、こうしたことはできなかったでしょう。結局、多勢に無勢といったところで、大多数の学生が使っている携帯電話に僕もあわせることで、できるようになったことです。そして、だからこそ、学生から僕が教わることのできたことでもあります。あっという間にゼミ生みんなの名簿ができあがってしまって、感動しましたね。はじめての経験で大興奮。今度は、デンマーク史ゼミのほうで、あらためて交換会をやりましょう。

携帯電話はとても便利で、とある授業では携帯電話を使ったスウェーデン語の辞書検索の話や、携帯電話を使った北欧史の試験の話などをしたのですが、携帯電話は確かに便利なのですけれど、使いすぎには注意してください!必ずパケット定額制には加入して、自分の責任でもって支払える範囲で使用してください!

2007年4月11日 (水)

スウェーデン語Iaを受講するみなさんへ!

大阪外大の学生で水曜日5時間目のスウェーデン語Iaを受講するみなさんへ!

シラバスにも書いたように第一学期は、M.Mathlein(red.), Förr i Sverige, Marianne Mathleins förlag (2002)から、ノンフィクション部分を読みます。この専攻語演習の進め方については、初回(11日)の授業で説明します。とりあえず、こちらにこのテキストブックの目次と語彙集のコピーと、最初(18日)に読もうと思っているHermans historiaからH.Lindqvist, "Medeltiden"の部分をPDFファイルとしてアップロードしておきます。例によって、この授業を受講しようと思っている人は各自ダウンロードしておいてください。

Förr i Sverigeの目次と語彙集をダウンロード

H.Lindqvist, "Medeltiden" をダウンロード

真の合コンを目指して!

昨日も上からお小言を頂きイヤーな気分になっていた矢先、胸のすくような面白い企画が図らずも持ち上がり、個人的に気分は盛り上がっています。今回ばかりは、研究とかじゃない。某所で仲良くさせてっもらっている(…僕が髪の毛を染めたきっかけをつくる現場にいらした人だ…)京都大学の熱帯農業生態学研究室にいらっしゃるD前さんとの間で、「新学期になったのだから「合コン」をやろう!」ということで盛り上がっています。

「合コン」…最近は死語ですか?大阪外大の学生のみなさんには、何度か、「どう?合コンとかやってる?」て聞いたことがあるけれど、あまり最近はやらないみたいですね?そんないわゆる「合コン」も嫌いじゃないが…いえいえ…今回のD前さんとの「合コン」とはいわゆる合コンではなく、「異なる大学、異なる研究分野の架け橋となる真の合同コンパを!」ということです。

とりあえず、京都大学と大阪外大、熱帯農業生態学と北欧学という「水と油」の違いがあるもの同士をコンパで「交配させる」と、一体どんなものが生まれるのだろう?昨冬は筑波大のN須さんと言語学と北欧学で対談形式の授業をしたけれど、こんな異分野交流は果敢に挑戦したいものです。というか、D前さんもN須さんも、そもそもの企画のきっかけが飲みながら盛り上がっているってところ…この世の中なんてそんなふうにして話が生まれていくんだよね…って感じ。

2007年4月10日 (火)

急告!教室変更はありません!

大阪外大の学生で、火曜日4時間目の現代北欧地域論4a、北欧文化講義IIa(すなわち北欧史)を受講している人たちへ!

初回の講義はいかがでしたか?わからないことがあれば、その場で鋭いツッコミをお願いします。教室にスクリーンがなく、機材の設置などで、授業開始時間が遅れたことを申し訳なく思います。

さて、この件について教務課へ訪ねたところ、A-203教室は、今年よりスクリーンを撤去して、新たに50インチのプラズマディスプレイが配置されたのだとの指示を受けました。(そういえば、そんなものがありましたね。)そこで、とりあえず来週の北欧史の講義は、教室の変更はなく、そのままA-203教室でやります。変更はございませんので、また来週、A-203教室でお会いしましょう。

現代北欧地域論4a、北欧文化講義IIaを受講するみなさんへ!

大阪外大の学生で、火曜日4時間目の現代北欧地域論4a、北欧文化講義IIa(すなわち北欧史)を受講する人たちへ!

10日の講義ファイルをアップロードします。これはPDFファイルという形式で作られたファイルで、Adobe Readerなどのソフトを使って読みます。最初はパスワードを設定していません。下のリンク先を右クリックして出てくるメニューのなかから、「リンクを名前を付けて保存」を選択して保存し、印刷して受講するなり、パソコンを使って受講するなり、携帯電話を使って受講するなりしてください。今学期の授業の進め方をはじめ、もう少し詳細な話は明日の授業でします。

4月10日の講義ファイルをダウンロード

オリエンテーションのときにも話をしましたが、明日は午前中から学外で会議があり、いつ大阪外大に戻れるかわかりません。しかし4時間目の授業には必ず立つ予定ですから、午後3時を過ぎて僕が現れなくても、教室で待っていてください。必ずいきます。明日、みなさんにお会いできることを楽しみにしています。

2007年4月 9日 (月)

北欧文化演習Va,VIaを受講するみなさんへ!

大阪外大の学生で、北欧文化演習Va, VIa(すなわちデンマーク史演習1あるいはスウェーデン史演習1)を受講されるみなさん!こちらに、最初の2回に渡って検討の素材にする論文のPDFファイルをアップロードしますので、よろしく。デンマーク史も、スウェーデン史も、初回の時間に、報告の分担割り当てや、読み進めるデンマーク語・スウェーデン語の史料選択など、今年度の演習の進め方について皆さんと協議しますので、必ず出席すること。とりあえず、最初は情報収集からはじまる論文の書き方を徹底指導しますので、まずは一つの例として以下の論文に目を通しておいてください。

古谷大輔,「三十年戦争におけるスウェーデン王国の財政構造」,『IDUN-北欧研究-』, vol.17 (2006), pp.241-258.をダウンロード

参議院文教委員会って?!

溜飲が下がるアカデミックな経験を本郷でしたはずなのに…ごめんよ…ちょっと前にlivedoorニュースに出ていた記事を今目にして、再び暗澹たる思いに駆られてしまいました。

神取忍・大仁田厚 お笑い参院文科委員会

以前から文教委員会の構成メンバーやそこでの議論のことは聞いていました。こうしたお笑い…というか誠に頭を抱えなければならない状況があるってのは、大学行政で生きていると、冗談半分でもよく話題にあがっていたんです。結局、肉体派の勝利かって。いつぞや、近所の某大学を訪れた文教委員の議員センセーは、「教育問題は気合いと体力で乗り切ってもらいたい」という誠に勇ましい言葉をはかれたそうな。我が大阪外国語大学と大阪大学の件も、やはりそうでしたか、そうだったんですか…そんな感じで議論されていたんですか。

あなたがたの教養がどうだとか…そんなことは問題じゃないんです。(あなたがたの人生経験に基づいた知見にこそ、多くの有権者は期待して投票したのではないでしょうか。)教育と学問の現場が今後どうなるかって問題で、そこには希望と大志をもって門を叩いてくれた学生たちの将来がかかっているんです。あなたがたの人生経験の一切を賭して議論してください。(とぐらいしか、もうなんとも言いようがありません。)は~。

2007年4月 8日 (日)

楽しき本郷

うららかな春の日の本郷滞在は、あっという間に終わってしまいました。とんぼ返りで大阪に戻っています。あっという間という感覚は、それが楽しい時間だったからに他なりません。本郷へ帰る度に、僕は粛然たる思いを得ます。本郷に帰れば、そこで再会する全国の大学に散らばった諸先輩方から、いろいろな話しや助言を頂くことができ、それによって自分の今のありようを客観化できるからです。

今回の滞在目的は、第一にこの秋には日の目を見るだろうビッグ・プロジェクトにむけた研究会、第二に東大西洋史の諸先生・先輩方との懇親会に参加することでした。最初のほうは、参加するたびいつも自分の研究や論文に厳しい指導を頂ける会。その会は、なによりそれに参加されている先生方・先輩方の論考に勉強させてもらう部分がとても多く、昨日の会も、本来は秋の公開にむけた編集の会だったのに、僕は一人で様々な原稿を読ませてもらい、「うーん…」と唸っていました。諸先輩方とは、その後、懇親会へ雪崩れ込みました。酒の勢いにまかせて、正直な僕の近況報告をさせてもらいましたが、この時期、どこの大学も大変な事情を抱え込んでいるようです。なかには教授会のない大学ってところの苦労話も聞かされてしまい、教授会のある…しかも統合先の見つかった大阪外大など、実は、全国的に見ればラッキーな大学だったのかも知れないと一寸思う場面もありました。

「僕の愚痴など、単なる戯れ言に過ぎないのではないか!いけない!いつの間にか、僕自身が井の中の蛙になってしまっている!」と反省。箕面の山に籠もって大阪外大の学内行政にかまけるばかり、外の事情には知ったかぶりを決め込むだけで、個人的にはとても大変な仕事だと思いこんでいたのではないか?しかし、実のところ、広く日本の大学全般に目を向けてみれば、大阪外大の困難な状況も相対化できる!僕らの大学は外国語大学と銘打っておきながら、内に籠もるばかりで外の事情に目を閉ざしてしまっているのではないか!

二次会が終わったところで、別れ際に思わず近藤和彦先生に「楽しかったです!」と声を掛けたところ、先生から「それはアカデミックな時間を過ごせたからだということをお忘れなく!」との言葉を頂きました。その通りです…酒の力で楽しくなれたのではありません。最初の研究会も、その後の懇親会も、アカデミックな雰囲気に溢れた会話が続いたからこそ、僕は幸せを感じることができたのです。そうした幸せを感じさせてくれる環境を与えてくれた東大には心から感謝します。そして…昨晩ばかりは、心地よい酔いの気持ちも粛然とした思いとともにあり、ほろ酔い気分の僕は、昔なじみのS原さんとY根さんに無理を言い、焼き鳥の煙のなかにさらに濃密なアカデミックな議論を求め…(笑)、三次会へと向かったのでした。Yさん、終電には間に合ったのかしらん?

2007年4月 7日 (土)

よっしゃー!上京するぜ!

まぁ、昨日もよく働いた…プレゼンは突っ込まれまくったけど。突っ込まれやすい、脇あまあまなキャラで売ってます(^-^)/昨晩は、スウェーデン・デンマーク語の同僚との飲み会が、すごく楽しくて、発散できた!さぁ、今日は、これから久しぶりに上京しまっす。久々の東京は、どんなだろう?楽しみ!

2007年4月 5日 (木)

たまには愚痴を…

まぁ、なんと申しましょうか…今晩もほぼ徹夜で、二つの共同研究案を立案中です。一つは前々からここでも紹介していたアフリカ研究の修正案。もう一つは歴史教育開発に関するプロジェクト。後者は、明日に学内でプレゼンするためのもの。こうした共同研究案を、研究推進室で働くようになってから、いったいいくつ書いてはボツにしてきたことでしょう。そんなボツになった原稿を、ひとまとめにしたら「著作集」なんてすぐにできちゃう勢い。もちろん、あれも、これも…なんで、全く脈絡のない精神分裂の極みな「著作集」になっちゃうでしょうが。なんだか、これまでの人生のなかでも、もっとも勉強している感じのある最近ですが、それはそれで自分の知らなかった分野のことも勉強させてもらっているので、良い経験にはなっているとは思います。(今の勉強と比べて考えると、勉強の方向性と枠組みが定まっていた受験勉強ってのは、楽だったな。)が…「あれれ、自分の研究と仕事はどこへいっちゃった?」といった感じ。これは本末転倒というべきか、あるいは、自分の研究者としての道筋を全く異なる方向で発展させるべきの布石とでも見るべきか。最近思うことは、10の研究プランを考えて、そのうち1つでも問題関心を共有してもらい、実現にこぎつけられれば「御の字」ということ。で・も・ね…共同研究のプロジェクトってのは、一人一人の研究があって、賛同者が自然と寄り集まってできるべきものでしょう?ごく少数の人に素案づくりを任せて、上から「はいどうぞ」ってのでは、なかなか実現できないよね。しかも、その理由が、「金だ、金だ」の一辺倒。学問ってのは、お金を稼ぐための手段だったんかいな?今の日本では、そうなんだね、きっと。ここに疑問をもったら、食いっぱぐれちゃう可能性大だから、今、そうしたことには完全にエポケー決め込んでますが。ま、そんな危機を思えばこそ、「誰かがやらなきゃ」って思うに至り、結局、「おまえ、若いから」の一言で押し切られちゃう日常なんですけど。というか、若い人には普通将来のために自分の勉強をさせたほうが可能性があるんじゃない?それとも、「今、こうしてハードな仕事を経験しておくと、将来が開けるよ」っていう教育的配慮?そりゃ、達観の境地に達することは楽でしょうな。それにしても、ごく少数の人間が、事実上共同研究プロジェクト案のデータベースみたいになって情報が蓄積されていくだけでは、そんな人間が何かの拍子で突然いなくなっちゃったら、どうするつもりなんだろう?ま、たまには、一杯おごってくださいな。それで、チャラにしましょう。

2007年4月 4日 (水)

共同研究室のパソコン

あらゆるスウェーデン語・デンマーク語専攻のみなさん!

今日、共同研究室のパソコンの設定を完了しましたので、パスワードのロックを解除しました。

ワード、パワーポイント、フォトショップ…スウェーデン語、デンマーク語の辞書やスペルチェッカーなんでも自由に使って、みなさんの勉強にいかしてください。

データのやり取りは、USBメモリーが便利かな。フロッピーやMOのような時代錯誤なメディアも使えますし、デジカメの各種メモリーも読み書きできます。CD-Rはもちろん、DVDも焼けます。OCRソフトに、スキャナーも使えるので、いろいろと活用の可能性があるでしょう。

みなさんが勉強に活用してくれることを信じて、全て自由に使えるようにしてあります。みなさんのものとして、みなさんの責任でお使い下さい。

2007年4月 3日 (火)

コルンゴルドのすすめ

下の発言で、「立ち止まったらお終い」なんて言っておきながらも、気分転換はしてます。昨日も、今日からの新学期にむけて、家中にあるコルンゴルドの音源をリッピング。これまた心機一転、愛用のiPod shuffleをフォーマットし直して。「もう一人のウォルフガング」こと、神童コルンゴルドの濃密な音楽は不思議と僕の心の波長と合うので、僕には縁起の良い音楽なのです。

覚えている人いるかなぁ… 1998年に青山で僕ら夫妻が結婚パーティーを開いたときに、宴席で一曲目に流したBGMがコルンゴルドの弦楽セレナードだったこと。大学院に入るか、入らなかった頃、その頃はまだコルンゴルド・ルネサンスの直前の時期で音源はかなり少なかったのだけれども、ハイフェッツの録音したヴァイオリン協奏曲からはじまって(…その録音には、バルトークやコダーイを継ぐハンガリーの作曲家ロージャ・ミクローシュの協奏曲もあって、僕がハンガリーをかつて勉強したいと思ったきっかけを作る録音でした…)、主立った管弦楽曲やオペラ、歌曲、室内楽曲、さらには彼のハリウッド時代の映画音楽(…マックス・スタイナー、アルフレッド・ニューマンとともに、ハリウッド映画音楽の草創期を支えてました…)まで収集していました。あの頃の僕は、いったい何を目指していたのでしょう…映画音楽評論家?「このCDは今買わなければすぐに廃盤になってしまうから、今後の研究のための資料収集の目的で…」といつもほざいていました。

最近の僕の日常におけるコルンゴルド・ルネサンスのきっかけは、昨年離婚してしまったプレヴィンとムッターの、まだ蜜月時代に録音されたチャイコフスキーとコルンゴルドのヴァイオリン協奏曲集をiTMSから何気なく購入して、そのあまりにも濃密で甘美な演奏に心打たれたから。しかし、本当に良いなぁ…コルンゴルド。今もセレナードかけながら、申請書を執筆しています。セレナードもそうだけ れど、有名なヴァイオリン協奏曲も、かなりチャイコフスキーを意識しているよね。そういえば、このブログではまだ映画音楽については発言したことがなかったですね。いずれ、これまた気分転換に発言してみましょう。

docxファイルの取り扱いについて

最近、同僚からの添付ファイルに.docxという拡張子のついたファイルをちらほら見かけるようになりました。これは次世代のファイル形式のデファクトスタンダードたるべく開発されたXML形式のファイル形式であり、様々なソフトウェアやOSの環境の違いによっても、レイアウトなどが崩れないように高い互換性を第一に考えて策定されたものです。この年頭に発売されたMicrosoft社のOffice 2007で正式に導入された結果、今後、このファイル形式が普及する勢いは加速するでしょう。しかしながら、Office 2003以前のものではこのXML形式のファイルをそのままでは読み書きすることはできません。そうした古い環境でこれら新しいファイルを処理する必要がでてきた場合には、以下のホームページからOffice 2007のファイル互換機能パックを別途導入する必要があります。

立ち止まったら終わり!

今日から待ったなしで新学期のメニューが始まります。今日は各学年の専攻語学生にむけた授業履修指導の日で、まる一日の長丁場。学生のみなさん、で、よろしく。今年度からセメスター制度も導入されるのです。新しい話もありますから、無断欠席なんてしたら許しませんぞ〜!ぷら〜す、学内共同研究の申請締切!やりますとも!出しますとも!チームのためには、あきらめません、出すまでは。

ところで、静岡にいらっしゃるK2さんがインフルエンザで入院されたことをブログを通じて知りました。K2さんのところも法人化を控え、心労がたまっていらっしゃったのでしょうか。今は十分静養されて、K2さんのもとにいらっしゃる学生のみなさんのためにも、無事お務めに復帰していただきたいと切に願う次第です。

かく言う僕も、先々週末の卒業式以来、調子が悪い。のどの痛みがまるでひかず、鼻声気味。それと、これまでになかった症状として、左目の充血、これがまるで引かない。朝起きると目やにも多くて、コンタクトレンズを常用している僕としては困ります。自宅にいるうちは眼鏡をかけられるから良いのですが、大学が本格的に始まると、オーバーアクションな毎日を過ごす僕は、コンタクトでないと生きていけません。何も見えません。

あのプロジェクトも、このプロジェクトも…あの仕事も、この仕事も…今、立ち止まったらすべてはお終い。なんて言わせてしまう昨今の忙しない大学の環境は、何か間違っている?そんな疑問を立ち止まって考える暇さえ許されないのが、今時の大学の日常ってもんです。そういえば、大学はいつからこんな4月第1週から本格的に公務が始まるようになったのだろう?どうでも良いことですが、肩書きも変わったんだね?准教授ってやつ。

2007年4月 2日 (月)

心機一転の春

先々週の卒業式以来、調子が悪い日が続いています。ブログの更新が滞っているのは、そのためです。けれど、新年度はあけました。ウジウジせずに、パーっといきましょう!大学の統合も近いのです。僕も取り組んでいる大きな研究プロジェクトもいよいよ立ち上げです。(戦争への新たな視点を開拓したい!)そして、我らがスウェーデン語専攻は、菅原邦城先生が退官され、ラーシュ先生がスウェーデンへ帰国されたけど、ヨハンナ先生がルンドから新たにやってきて、新たな体制で臨みます。心機一転の春といきたいものです。

2007年4月 1日 (日)

エイプリール・フールではなく

携帯電話を換えてみました。エイプリール・フールではありません。カシオのもの。計算機も、デジカメも、Gショックもカシオの切り開いてきた道、個人的にはすばらしいものと思っています。今回の変更の理由は、リビングのテレビが子供たちによって占拠されてしまっているので、ワンセグでも導入しないとテレビを視聴できないから…って本音はおいといて、妻の使っているカシオの端末がとても使いやすそうだったから。デザインベースではなく、ユーザビリティに重点を置いて検討した結果、換えてみて良かったと思っています。まず文字変換がATOKベースで、ATOK使用歴15年以上の僕にはたまらなく使いやすい。ボタンの配置も洗練されています。次に携帯電話に内蔵されている電子辞書のコンテンツがよい。とりわけとっさのひとことだとか、冠婚葬祭マナー事典とか。そしてオープンアプリというJAVAベースのアプリケーションが使用できること。Opera miniなんかが動くのでLEXINあたりはクリア。文字化けはいかんともしがたいけど。ここまでくると、この携帯はスマートフォンに近い仕上がりになっている感じ。そして極めつけは、内蔵カメラの性能。携帯電話の内蔵カメラに求めるものは、画素数ではありません。僕の場合は、手ぶれ防止機能とオートフォーカス。くっきり、はっきりとした写真を確実にものにできます。ただし、どうしても解せない部分が一つだけ。メールに添付されるワード、エクセル、PDFファイルを受信することができない仕様!これは、仕事で使うに致命的欠点。とりあえず、ブラウザでGmailのサイトに飛んで、HTML形式で表示させることで応急処置せざるを得ません。しばらくは、ハイスペックなこの端末で落ち着くものと思います。

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »