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2006年11月 6日 (月)

社会制度は地球を巡る

水戸の話はもうちょっと待ってください。いえね、この間の日曜日は休日だけど会議があって、その流れで石橋で阪大の先生方とお話する機会があったんですよ。これが楽しかった。

人文地理学や東洋史の先生方と、東アジアの社会制度の話をしていたんです。なんか、マックス・ウェーバーっぽくというか、バーリントン・ムーアっぽくちょいっと話が進んでいて・・・そうだなぁ、ベクトルの方向性として、西洋世界発の制度が近代以降東アジアに流れるイメージで話が進んでいたんです。で、例によって、僕が、ケンペルだとか、ツンベリだとか、出島発スウェーデン・オランダ経由の情報が、啓蒙期のヨーロッパに結構流れていた話をはじめて、スウェーデンの軍隊制度や官僚制度がプロイセンやロシアのモデルになっていたなんて話をしていたら、「そうか!東アジアの社会制度がヨーロッパで培養されて、また東アジアに流れ込んでいくんだ」ってことで盛り上がったんです。

別にケンペルやツンベリだけじゃなくても、イエズス会士あたりが伝えた東アジアの情報も、啓蒙期ヨーロッパでは盛んに議論されていたわけで、中国趣味はもとより官吏登用制度や重農主義なんて話もでてくるわけですよ。なんか、テニスのラリーのように、とんとん拍子に話が進んで、もし今度阪大との統合が実現されるということになると、「そうか!こういう人たちと共同研究を楽しめるんだな!」って、久しぶりに痛快な気分になりましたね。大阪外大の研究・教育の資産と阪大の資産を結びつけたら、そりゃ、おもしろいことになるよね。厳しい話が多いけれど、でも、そんななかでも楽しくなれるようなメリットも見いださなきゃ。

忙しい日常にあっては、あれこれ頭のなかで多少暴論めいた夢のようなことを想像するのが息抜きになっています。(って、↑の話は、夢ではないよ。)例えば、(企画は一時停止状態になっちゃっているけど)「酒で巡る世界の歴史」とか、例えば、そろそろ半世紀を迎えようとしている17世紀の全般的危機論争に総括を与えようとする「戦争とお天気(…正確には気候なんだけどね…これはいずれ実現できそうかな)」とか。この猛烈に忙しい日々を乗り切れるのも、ある意味、「知の力」のなせる業ってところでしょうか。

とういうわけで、今年の科研申請の季節もそろそろ終わりを迎えようとしています。今日のとある会議で(…ほとんど毎日会議や書類書きしてるよね…今日は関西外大が休講だったので、普段は大阪外大へ行かない月曜日だったから、自分の仕事に集中できると思って研究室に出向いてみたら、間髪入れず臨時の会議が入った…パソコンのスイッチを入れただけで完全に自分の居場所が特定されてしまうサイボウズ、恐るべし!)、「あれ?古谷さんはMacユーザだったの?」と突っ込まれました。そう、ThinkPadはここ数ヶ月のオーバーワークで完全沈黙。常にMacBookを持ち歩いてる。とはいえ、科研申請の書類とかで必要だから、結局、Windowsを走らせているんだけど。走れ、走れ!MacBook・・・そして自分。(『ポーギーとべス』のなかに"Oh! I can't sit down."というナンバーがあるんだが、いつまで、僕もそんな状態が続くのやら。)

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