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2006年10月

2006年10月24日 (火)

ThinkPadの失態

北欧史の講義に参加されている大阪外大のみなさんには、今日は失態を見せる結果となってしまい、申し訳ありませんでした。コンピュータの調子が悪く、授業開始が遅れたことを申し訳なく思います。(結果的にパワーポイントをあきらめ、昔ながらの板書スタイルで授業を進めましたが、それはそれで新鮮でした。スカンディナヴィア主義の話は来週も続きますから、先週アップロードしたファイルを来週も持参してください!

以前からこのブログで発言しているように、問題を抱えているのは古参のThinkPadです。昨日の関西外大の授業、昨晩から今朝にかけての某作業までは問題なく動いていたのですが。今日の北欧史の講義でパワーポイントのファイルを開いたところ、突然ブルースクリーンが表示され、ハングアップ。何度繰り返しても、ハングアップ。セーフモードではときたま立ち上がりますが。実は、昨週まで取り込んでいた某作業の途中でも、一度ハードディスクの書き込みエラーがあってハングアップしていました。(そのときはワードの自動ファイル保存機能で事なきを得ましたが。)思うところ、ハードディスク上のデータになんらかの欠損が起きている。時間があれば、一気にフォーマットしてOS、アプリケーションの再導入を図りたいところですが、なにせ科研申請で大わらわな時期ですし、それ以外にも抱え込んでいる仕事の数が多く、再導入に避ける時間などままならない。ですから、しばらくはThinkPadを休眠させざるをえません。あぁ無情、ThinkPad。

さーて、こんなときのためのMacBookにParallels!Windows XP上のワードも、一太郎も難なく動きますから、科研の申請書なんてへっちゃらです…あくまでも道具的には(^_^;)。問題は、関西外大での授業ですね。せっかくネットにつないでGoogle Earthを使って都市を見せるという効果的な方法を見いだしたばかりなのですが、関西外大のように管理の厳格な大学だと、持ち込みのラップトップPCの場合、学内LANに接続するにはそのラップトップPCのLANユニットに割り当てられているMACアドレスをあらためて登録する申請作業をやらなければならない。これは今時の企業内(あるいは学内)LANでは当然の作業かも知れませんが、申請登録に時間がかかるので厄介です。今週末は早稲田大学での研究会、来週末は茨城水戸での講演と出先の仕事も続きます。いよいよMacBookの出陣の時が来たようです。

2006年10月23日 (月)

地域研究VIII

関西外大の皆さん!こちらに来週の講義ファイルをアップロードします。それから、今週(23日)の出席登録で使った一本のバーコードリーダにやはり問題があったようで、ほとんど読み取りされていなかったようです。来週の授業時に今週の出欠確認をしますので、今週出席したみなさんは来週自己申告できるよう、必ず出席してください。

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年10月22日 (日)

環境“音楽”としての吉本新喜劇

昨日はだいぶ髪の毛も伸びてきていたので、気分転換も兼ねて、ご近所の理髪店へ髪の毛を切りに行きました。いわゆる町の床屋さんです。お昼時に伺ったのですが、その床屋さん、いつも繁盛していてよくお客さん数人を応対しています。今日も3人くらいのお客さんと床屋さんの(おそらく)ご家族4人がお店のなかにいました。そのお店はいつもテレビ番組が流れています。大阪のお昼時といえば、吉本新喜劇なわけです。(僕の妻は福井出身なのですが、福井あたりも土曜のお昼は吉本新喜劇だったよう。大阪から見れば福井からは、東京から見れば福井までは、関西圏文化といって良いのでしょう。)別に格段に意識していたわけではないのですが、最初は関西テレビのやしきたかじんさんの番組が流れていたと思います。それが午後1時を迎えると…誰も見たいと要求したわけでもなく…というか、テレビ番組が放映されているといっても、そのお店で誰も集中して見ていたわけでもなかったわけですが…なんとはなしにいつの間にかMBSにチャンネルが換えられ、吉本新喜劇がはじまりました。吉本新喜劇がはじまったからといって、誰も集中して見ているわけではなく、誰も笑うでも、つっこみをいれるでもなく…ただただ空気のようにその場の雰囲気にとけ込むように吉本新喜劇が流れ続けていました。あたかも環境“音楽”のよう。なるほど、吉本新喜劇は大阪の人たちの生活に深く根ざしているとは、こういうことか…と感じた瞬間でした。

2006年10月21日 (土)

ThinkPadの外装交換、完了

水曜日にThinkPad X40のリペアを思い立ったことを発言しました。実は…木曜日のザ会議デーを終えてヘトヘトになって帰宅してみると、なんと水曜日に発注していた部品が届いていました。発注から部品が届くまで24時間も立っていない誠に迅速な対応に、思わず感激(公開してしまいますが、発注先は山形県長井市のデータ・ポイントという会社です。誠に丁寧な対応だったことも付記します。感謝します)。

で、あまりの感激に居ても立ってもいられず、ThinkPadの外装交換をしてしまいました。しばらく先になるなんてことを言っておきながら…駄目なんですね、僕は。目の前に転がっている楽しみがあると、我を忘れてすぐに手を出してしまう。例えば、好物があると何よりも先にすぐに手を出してしまう。賞味1時間ほどで外装交換を完了しました。IBMのラップトップPCは保守マニュアルや部品番号が公開されており、部品も買うことができるので、「保証なんていらない!」と思い立てば、自分で修理できるところが良い。

昔のラップトップPCに比べると解体は楽です。昔のThinkPadはとにかく頑丈で、なかなか裁くことができなかった。力任せで解体すると、キーボードベゼルやLCDベゼルを引っかけている爪が折れてしまうなんてことがよくありました。昔も、今も変わらないのは、ねじをたくさん使っているという点です。この点がPowerBookとは異なる。Macは分解してみればわかることですが、筐体の外面的なデザインだけでなく、内部の部品組み上げの方法も実に洗練されていて、ねじなど本当に最低限しか使われていない。それに対して、ThinkPadは誠に無骨もの。

パソコンを解体する際、細心の注意を払うべきことは、まずドライバへの力の加え方。下手に力任せでねじを回すと、ねじ山をなめてしまうことがあります。(かつて使っていたSonyのVAIO Z1はそれで駄目にし、もう分解できません。)ドライバは、必ずねじと適合した大きさのものを使い、垂直方向に力を徐々に加えていくことが鉄則。次に液晶画面とシステムボードやキーボードとシステムボードを接続している「フレキケーブル」と呼ばれる平型ケーブルの取り外しに細心の注意を払うこと。フレキケーブルの接続方法はメーカによっていくつかあるのですが、IBMを除いては保守マニュアルが公開されていないので手探り状態で作業をしなければならなくなります。これは危険。(かつてVAIO Z1をばらしたときにシステムボードの留め具を壊してしまった経験があります。)

今回の作業で、普段手を乗せているキーボードベゼル部分に新たな断裂を発見しました。PCカードスロットの支柱がおれていました。おれていても、ほとんどそれががたつかないようにつくられているのはさすがThinkPadですが、PCカードスロットの支柱がおれるというのは“チャンドラ”というコードネームで一世を風靡したThinkPad235の頃(1998年)と変わりありません。今回は予算の都合上、キーボードベゼルは発注していません。

(“チャンドラ”とは、今は解散してしまったライオス・システムという会社が試作したサブノートパソコンです。この会社はThinkPad220やPalmtopPC110といったモバイルパソコン草創期(今から10~15年前くらい)のIBM ThinkPadの開発を請け負っていたことでも知られます。“チャンドラ”は本来試作機で本家のIBMは製品化を一時見送ったのですが、当時隆盛を迎えていたNiftyServeなどのパソコン通信(インターネットではない)の世界を舞台に、製品化を求める署名運動が広がり、まずは同じモデルをライオス・システムやフロンティア神代、日立といったメーカが相次いで製品化し、最終的には“チャンドラ”の後継モデルを本家IBMもThinkPad235として製品化に踏み切ったという曰く付きの一品。ネットを通じたヴァーチャルな連帯が企業を動かしたということで話題になりました。ちなみに福岡大で開催された日本西洋史学会で僕が学会デビューしたときに持ち込んでいたマシンが、“チャンドラ”でした。)

これで見てくれ的にはThinkPad X40は新品同様に回復しました。もう昨日の授業から使い始めています。あとは肝心のソフトウェアのリペアですね。これは時間がかかりますから、科研申請の季節が過ぎて秋の色が深まってきた頃にでも、じっくりと取り組もうと思います。これであと2年は、よしこん言うところの「○○○男のビジネス・ウェポン」ThinkPadを使い続けることができる…のかな。

2006年10月19日 (木)

どうなってる?東大のメールサーバ

今日は東大の近藤和彦先生のもとへ「超」重要ファイルを送る用事があったのですが、何度送っても先生の東大のアドレスへ届かない事態に直面しました。ファイルの容量が当初3.5MBほどあったので、それだけ大きな添付ファイルになると東大のメールサーバはどうも敏感になるようで、容量制限に引っかかって受け付けてくれないようです。そこでテキストと画像をわけて送ってみたところ、今度はうまくいく。しかし先生からは、画像の名前がすべて.jpgになってしまっているとの指摘。この問題ばかりはなぜ起きてしまったのかわからない。結局、最後は画像ファイルをすべてPhotoshopで解像度を落としてテキストに組み込み、容量をぐっと抑えたファイルを送りました。そこで思わず感じたのは、東大のサーバもだいぶお堅くなったなということ。僕が学生だったころは実におおらかで、下宿先からも電話回線を使ったダイアルアップで容易にログインできたりしたものです。(それはハッキングではありません。)しっかし悔しいと言えば悔しい。今日は朝から会議デーだったので、そのファイルは朝方はやくに送っていたにもかかわらず、東大サーバのお節介で結局先生のもとに届いたのは夕方だったからです。しかし人間、直感ってものが働くことがあることがあるものですね。なんだかお昼頃、先生のもとにメールが届いていないんじゃないかとふと感じたのですよ。で、気になって電話を差し上げたら、案の定、上のような結果。ま、終わりよければすべてよしというわけですが。

自らThinkPadをリペアする

あまり時間と体力が残されていないので、しばらく先のことになるとは思うのですが、愛着の深いThinkPad X40のリペアを(ぼーっとする頭のなかで)決意しました。良い気晴らしにはなるでしょう。あのぉ…僕はハンダゴテとドライバを握る時間が好きです。理系に進まなかったのは、それ以上に歴史学の可能性に魅了されているから。ちっさい頃、父からハンダゴテを与えられて鉱石ラジオとかよく作っていた経験から、昔取った杵柄ではないけれど、大学院生の頃はお金がなかったものだから、大学の中で廃棄処分され古い打ち棄てられたパソコンを拾ってきては部品を汲み上げて、リペアなんてよくやっていました…勉強しながら。とりわけOld Macなんて、高嶺の花だったわけですよ。今のパソコンは処理能力がとても高くなったから、若い学生のみなさんは想像できないでしょうけれど、昔のパソコンってのは亀のようにとてもとても遅かったんですよ。だから、ラップトップPCなんかの場合には、マザーボードを抜いてはハンダゴテで抵抗付け替えて、クロック周波数のアップなんて荒技をよくやっていましたね。とりわけOld Macっていうのは、普通のPCとは違って部品がモジュール化されていなかったから、システムボードを抜いてはハンダゴテを使って抵抗の付け替えとかして、改造してました。Old Macのリペアというと、今でも思い出すのが、僕が大阪外大に着任した当時スウェーデン語専攻の研究室に打ち棄てられていたPowerBook 2400のリペアです。PowerBook 2400は、IBMが作成に関わったことで知られる(おそらくPowerBookシリーズのなかでは唯一)「サブノート」コンセプトをもった名機とされています。確か、新品だと30万円以上したはずです。それがボロボロの姿になって、誰にも使われず埃を被っていた。すでに廃棄処分対象にあがっていたものですから、僕はそれを引き取って、ネットオークションで取引されているPowerBook 2400の部品(とりわけ外装)を一つ一つ自腹を切って購入し、美しい姿で現状復帰させました。いつだったか、名古屋で開かれた研究会にそれを持参したらICUの高澤紀恵先生から「私もこれもってるんだけど、これってそんなによかったの?」と質問を受け、リペアするだけの価値ある一品だとトートーと説明したのを覚えています。今でも研究室に保管してありますが、MacOS 8.6だけれどもちゃーんと動きますよ…しかも無線LANまで使えるようになっている。で、今日は床に伏せながら、そのときのことを思い出しつつ、とりあえずはThinkPad X40の外装から総取っ替えからはじめようと。これなら中古のThinkPad X40を買うよりもずっと安くあがるし、仕事と勉強の合間の良い気分転換にもなるでしょう。自分の世話になっている道具を大切に使い続けるということは大事なことと思います。けれど、こうした自分の手によるリペアは、技術にそれなりの自信がある人が常に自己責任で行うということが大原則。メーカーの保証は完全に受けられなくなりますから、万人におすすめできるものではありません。

2006年10月17日 (火)

スウェーデン語専攻の語劇台本の朗読ファイル

大阪外大のスウェーデン語の学生のみなさん!秋の間谷祭における語劇にむけて、準備が進んでいるものと思います。ここにMP3化されたラーシュ・バリマン先生による語劇台本の朗読ファイルをアップロードします。(MP3ファイルの容量は約15MBです。僕のほうでも問題なくダウンロードして聞けることを確認しました。)そのまま左クリックするとブラウザと連携したオーディオアプリケーションが立ち上がります。繰り返して聞きたいならば、右クリックして「名前を付けてファイルを保存」すると良いでしょう。各自ダウンロードして、MP3ファイルを聞くことのできる手段(パソコンでも、デジタルオーディオデヴァイスでも)を使って、しっかりと耳を慣らしてください。みなさんの健闘を祈ります。いやー、それにしても美しいスウェーデン語だ…というかスウェーデン語の響きって良い。話は逸れるけど、スウェディッシュ・ポップスの下地の一つには、スウェーデン語特有の「音楽性」ってものもあるよーな気がする。(もちろん1970年代あるいはABBA以降のスウェディッシュ・ポップスの流行には、他にも検討すべき様々な要素があるわけですが。)

2006年スウェーデン語劇朗読ファイルをダウンロード

戦友としてのThinkPad

どうにもThinkPad X40の調子が悪い。結局どこに行くにもThinkPadを持ち歩いていた負荷の結果なのだろうか。このThinkPad、僕は相当に深い愛着をもっている。これが最後のIBM謹製マシンだったからというだけではない。使い始めは2004年夏のストックホルムでの北欧歴史家会議とケンブリッジでの『政治社会』研究会のとき…そして今、2006年秋、件の『政治社会』は最終成果を整理中。あの頃は、まさか今の自分がこんなスッチャカメッチャカな状態になっているとは思わなかった。このThinkPadはこの2年ほどで激変した自分の身の回りの環境に適応しようと共に戦ってきた「戦友」の感じがある。この2年ほどのすべての経験が詰まっているような感じがする。だからこの2年ばかりの研究成果である『政治社会』の論文は、この戦友とともに仕上げたいと思っている。あと少し、あと少しだから、なんとか、生き延びて欲しい。

2006年10月16日 (月)

授業って本当に楽しいですね!

今日は、帰りがけの地下鉄の駅でこの夏に購入したばかりのダレスバッグの取っ手の金具が壊れてしまいました。しかしタニザワの対応は実に迅速で、明朝には銀座へ旅立ちます。今日、ThinkPadの調子が悪く、PDFファイルへの変換が全くできなくなっていました。放送大学のテキストともう一本の論文を完成させるまで、なんとか生き延びてもらいたいものです。なんだかんだであまり良い日ではなかったのですが、気分替えていきます…唯一、授業は楽しかったです。関西外大での地域研究VIIIの授業ですが、いつもネットにThinkPadを繋げてプレゼンしているものですから、ものは試しとばかりにGoogle Earthを使って、適宜ストックホルムやコペンハーゲンの相貌を見せるようにしてみたんです。これが効果覿面(と僕は思いこんでいるのですが。)。例えば、今日はコペンハーゲンの話。授業のはじめは、枚方の関西外大に地図をセットしておいてから、一通りPowerPointを使ってコペンハーゲンの来歴から、要塞都市としての特徴、歴史の舞台となった街区などなどを説明してから…「それでは実際にコペンハーゲンへ飛んでみましょう!」てな感じで、擬似的に枚方からコペンハーゲンへと、グーンと移動。コペンハーゲンの街区の相貌がこれほど鮮明なイメージで伝達できる手段は、今までなかったと思います。それに最近のGoogle Earthは航空写真だけでなく、地形や境界、鉄道網や道路網も必要に応じて航空写真にかぶせることができる。授業中で触れる街路名などが、リアルに表示されるんですから。歴史的建造物もばっちりですし。ただ国によって入力され表示可能な情報量に濃淡があるようですね。デンマークなど、コペンハーゲンはまだ良いのだけれども、オーデンセやロスキレなどは検索さえできない。それと…ルンドの航空写真!雲がかかっちゃっていて、街路確認できません!ルンドになにか政治的に「やばい」施設とかあるわけじゃないんですから、いちはやく修正を!大阪外大の授業でも、はやくこの技を使いたいです。教室にLANの設備さえあれば、すぐにでもできる話なのです。授業は自分の頭に蓄積されている情報の伝達方法をいかに工夫するかで学生たちの反応も大きく変わり、学生は正直でその反応が手に取るようにわかるものだから、楽しくて仕方がありません。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!17日の講義ファイルをアップロードします。このファイルは17日だけではなく、翌週の24日にも使用することになります。いよいよ扱うテーマは「スカンディナヴィア主義」であって、分量も多い。ついてきてください。

10月17日の講義ファイルをダウンロード

地域研究VIII

関西外大のみなさん!こちらに再来週23日の講義ファイルをアップロードします。16日の講義ファイルは、10月2日の発言をご覧ください。で、よろしく。

再来週の講義ファイルをダウンロード

2006年10月15日 (日)

泣きたくなる厳しい現実

僕は大学の研究活動を推進する部署で働いています。今はこの秋の科研費申請をプロモートすることで右往左往しています。国立大学法人をめぐる研究環境の将来が不透明で、財政的に厳しい状況だからこそ、自己防衛の手段としてなるべく多くの先生方に科研費申請をお願いしています。おそらく、この時期、日本全国のどの大学もそんな感じですよね。僕も毎日、毎日、会う先生、会う先生に、申請は一つといわず、共同研究プロジェクトをどんどん企画して複数の申請に絡むよう頭を下げています。しかし…独立法人化前に専攻語を越えた研究推進体制がなかったこの大学のあまりに腰の重い現状に、正直苦戦しています。

科研申請なんて研究者として当然のことだと思うし、共同研究の企画を立てるブレインストーミングの段階はあれこれあって楽しいものだと思うのだけれど…どうやら、そのような研究者マインドはこの大学では「異常」なようです。こんなことを書かなきゃいけないのは悲しいけれど、ふつうは研究費ってものは自分の研究成果を正当に評価してもらうことによって得られるものであって、それは自分の研究の社会的意義を主張できる機会でもあるって考えるものです。

「この大学をめぐる冬の時代にあっては無理に共同研究を企画するよりも、むしろ個人での研究をしっかりしたほうがよい」といった意見もあって、その主旨はおおよそ理解できます。学内からの批判を覚悟のうえであえて発言させてもらいますが…それで共同研究の構想力も示せないまま長年やってきた結果が、これといった競争的外部資金を取ることのできないこの大学の研究力の現状に結びついていると僕は考えます。

外国語大学は、語学教育も重要なミッションの一つとしてある大学です。従って、必ずしも社会のニーズとはそぐわないところで、しっかりとその教育環境を護持していく必要があります。こうした考えに立ち、この大学は「護送船団方式」で学内の研究研究費で教員を保護してきた経緯があります。ところがあその結果、「井の中の蛙」よろしく、外部とは没交渉な研究環境が生み出され、自分たちの力で自分たちの研究の意義を主張する術の誠に不得意な環境が生み出されてしまった。これは外国語大学ゆえの構造的な欠陥と理解して良いのでしょう。

すべての先生方とは言いません。この大学には研究者としても、教育者としても立派な先生方がいらっしゃいます。そうした方々は、研究推進の方向性についていつも悩みにのっていただき、的確な批判や助言を頂いています。しかしその一方で呑気な人たちがいることも事実です。残念ながら、来年、再来年以降の大学からの研究教育費の先行きについて、どうなるか僕は全くわからない。科研費申請には、「外国語教育」のような研究細目もありますから、「萌芽研究」でもどんどん申請を!研究に生きようと、教育に生きようと、今の時代にあっては自分と学生とが共になって勉強する環境は自分たちの手で守り、発展させていかねばならないのです。

2006年10月14日 (土)

君ならどうする?

君ならどうする?

(1)以前から気になっていた時計…しかも現在は廃版になってしまい、市場やネットでは通常新品は売られていない。それが定価の55%OFFという激安価格で売り出されていたとしたら…買う?、買わない?

僕はその時計1年くらい前からずーっと気になっていた。何度も買おうか、どうか、迷い続けてきた。だいぶ前、物欲のあまりに軽く激しい僕に、妻は「欲しいと思ってから、しばらく待って、それでも欲しいと思い続けたらGO!」とアドヴァイスしてくれた。その言葉を今回も実践。欲しいという気持ちに変わりはなかった結果として、「ポチ」っと…。(魔のネット通販。)ハミルトン社の旧アードモア、ローマ数字による文字盤のもの。現行機種はアラビア数字になってしまった。

(2)静岡のK2さんも欲しいとおっしゃられているSoftBankのX01HTというWindowsMobileの搭載されたスマートフォン。この万能ツールが、スーパーハッピーボーナスという2年縛りの「ローン」制度を使って契約するとかなり安価で買えるとしたら…買う?買わない?

発売日だった今日、早速、僕は販売店でモックアップを確認。分厚くズシリと重いという印象。しかし電子辞書化も安易だし、外出先での仕事はそれ一台でおおよそこなせるスペック…Bluetoothも搭載されていて、Sailing Clickerを使ったMacBookのリモートコントロールもできそう。しかしながら、いわゆる携帯電話のメール(MMS)が使えないという事実…携帯電話なのに。そして契約時の今安価に購入できたとしても、違約金払わずスーパーハッピーボーナス完済時の支払い総額を考えると8万円弱の値段。よくよく考えて、X01HTには転ばないでいる。今使っているNOKIAの702NKIIの契約が1年3ヶ月程度なので、この12月頃まで待って705NKの発売を待ってから、最終的にどうしようか決めようと思う。

というか…SoftBankのSIMカードを抜いて、無線LANだけでPDA風に単体でも使えるという情報が伝わってきています。となると、この場合、一枚のSIMカードを抜き差ししながら、携帯電話とスマートフォンを二個持ちあるくということ?MMSは携帯で受け取るっていう風に?誠にマニアの方々がお考えになる使い方は、馬鹿馬鹿しい。スマートフォンは一台で通信機能まで補完して事足りるから便利じゃないの?携帯電話と通話機能のないスマートフォンを両方持ち歩くということは、携帯電話とPDAを持ち歩くということと同じじゃないの?僕はそんな使い方はしたくないので、現状のX01THは見送ります。(MMSが使えるようになったら、考えても良い。)

2006年10月10日 (火)

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!明日10日の講義ファイルを急遽こちらにアップロードします。今日の明日で急ですが、こちらにあるファイルをダウンロードして授業に臨んでください。いよいよ対象時代は19世紀に入ります。

10月10日の講義ファイルをダウンロード

2006年10月 9日 (月)

SigmarionIIIからの投稿

ちょっと試しにSigmarionIIIからUKBlogという投稿用ソフトを使って投稿してみました。SigmarionIIIからの投稿、うまくいっていたようです。(ココログだけならば、UKcocologという投稿クライアントもうまく動いています。)なんだかんだ言って、SigmarionIII、がんばってくれています。今晩もたった今、会議から帰ってきたところですが、「議事録の殴り書き→SigmarionIII」→「議事録の整理→MacBook」というパターンが定着しつつある。殴り書きなら、ちっさな画面のちっさな文字を真剣に追うこともありませんので、適当にブラインドタッチしてるだけで肉体的な問題も回避できる。

(…ふっ、休日なんて関係ないさ…)

とはいえ、SigmarionIIIを常時ネットワークに繋げられないという点はおおいに不満。自宅や研究室のように無線LAN環境にあるところなら問題ないのですが、阪大・外大を問わず会議室や移動中の交通機関で現状ではネットにつなげられない。Bluetoothは仕込んであるけれども、どうも関西圏のvodafone(softbank)な702NKIIではBluetoothを経由した外部モデムとして使えないっぽいんだけど…どう?どうなんだ?(いずれ東京へ出張したときにでもつながるかどうか…試してみよう。)メールやブログ投稿程度なら、QRコード作成ソフトであるgetQRからはき出されたQRコードを702NKIIで認識させて送信できるのだけれども。

ま、大鉈ふるって用途をかりこんで、メモ書き程度って使っていくというならSigmarionIIIが意外といけてるってこと。うーむ、こんなこと投稿してる場合じゃないんだけど、とりあえず報告。

2006年10月 8日 (日)

その後の超整理手帳

この連休は大学院入試、運動会、某会議と入り、連休の体をなしていないのですが、二学期も本格的にスタートしているのでボチボチとスケジュール管理に本腰を入れています。超整理手帳ですが、2007年版のスケジュールシートのリフィルが届きました。これに併せて、結局スリップオンのスリムカバーも。このブログでも何度か発言しているように、超整理手帳は一言で言って「A4紙を綴じ込む」だけの簡単な代物。つかいはじめは面食らうと思います。でも、綴じ込むA4のレイアウトは白紙だってよく、自由に自分で設定できるのが良い。それからA4紙をカンガルーフォルダという透明フォルダに差し込んだり、ゴム紐でひっかけておけば、ふつうに印刷したA4紙を必要なときに閲覧できるのが良い。超整理手帳のカバーなんてものは、いわばA4紙を携帯するためのフォルダに過ぎません。

僕は100円ショップなんてところには滅多に行かないのですが、今回スリップオンのカバーにあわせるべく、女性が髪を束ねるために使うゴムバンドを某大手100円ショップで購入して、A4紙を綴じ込むようにしました。たぶん人間の集中力という問題に起因して、結局、電子ジャーナルとしてダウンロードした論文も、パソコンのモニタや携帯電話の画面を通じて、PDFでそのまま読むというのには限界があって、A4紙に印刷して読むことが多い。おそらくペンや鉛筆でメモを書き込みながら読むという行為が、集中力と読解力を維持するには欠かせないということなのかな…な〜んて思うと、斉藤孝さんの『三色ボールペン情報活用術』はアリだと思う。僕は、二色ボールペン+シャープペンシルなマルチファンクションペン(パーカー)を使っていますが、発想はおおよそ同じです。

しかし、どんなに情報管理を徹底しても、新たな知的生産に活かせる時間を生み出せない現実。道具なんて自分の気分次第でどうでもよく、結果だけが大事なんですが。

2006年10月 4日 (水)

着実な進化を遂げるEndNote

未曾有の忙しさを紛らわすには、物欲ネタが一番。

毎年10月くらいになると来年のスケジュール帳の更新の時期にあたります。このクソ忙しい日常を支えてくれているのは、ほかでもないアナログな手帳の存在。昨年から使い始めた超整理手帳が「実に使える!」と判断したので、2007年版を発注。いや…ホントに、この手帳はA4の紙を綴じ込むだけなのだけれども、A4紙が媒介するデジタルとアナログの生活を掛け持ちする人には、絶対的に便利だと思います。昨年は普段持ち歩いている国立商店の2Way Light Briefという鞄に併せて、超整理手帳のカバーは同じ国立商店のライトデューティ製にしていたけれど、今年はタニザワの鞄に換えたから併せてスリップオンのカバーに変更を検討中。こうしたコーディネートが楽しめる点も、ちょっとした日常生活の気分転換という意味で良いのかも。

以上は前置き。一部で18世紀に活字化された英語文献を網羅的に所収したデジタルアーカイブのECCO試用が、この10月からできなくなっていることが話題になっています。電子ジャーナルについて、今、大阪外大で使用可能なものはProQuestだけでなのですが、それでもPDFをフォーマットとした電子ジャーナルを得られるってのは、ありがたい。膨大な分量の文献検索など、PDFファイルならば実に容易ですからね。(うーん、大阪外大では、EBSCOのトライアルも8月末で終了してしまいました。これは残念至極。阪大との統合がもし実現したとするならば、僕にとっての最大のメリットはJSTORが使えるようになることかもしれないなぁ。)

この間も突然1702年にLondonで公刊されたSamuel PufendorfによるThe Compleat History of Swedenが必要になったんですが、「欲しい!」と思いたった数分後には件のECCOを通じ、PDFファイルでそれを分割ダウンロードし、自分のパソコン上で読み進めることができました。これまでだったら、この1702年のThe Compleat History of SwedenなんてNACSISによると日本には存在しないわけだから、海外の図書館に発注するか、海外出張の際に実際に所蔵先の図書館に赴いてコピーするかしかなかったわけです。この本の場合、Abebooksによれば、10万円くらい出せば、世界の稀覯本市場で買える代物です。ですがECCOを使うことで、2006年に生きる僕は、大阪豊中の6畳の書斎に居ながらにして、ものの数分のうちに、大英図書館に所蔵されている版を底本としたPDFファイルを、無料で手にしたわけです。

で、そうした勉強スタイルが定着してくると、パソコンのハードディスクのなかにはPDFファイルが膨大にため込まれていくわけで、その管理が大変になってきます。(電子ジャーナルの場合にも、「蔵書管理」って言い方するのかな?)結局、電子ジャーナルを読んでその一部メモをとり、それを出典情報としながら自分は論文を書いていくわけですから、PDFファイル管理と書誌情報のデータベース構築…そしてそのデータベースを元とした論文執筆時の脚注作成と文献目録作成が連動していると、便利さこのうえないわけです。で、そうした要望を満たしてくれる研究者垂涎のソフトウェアが、ECCOなんかを管理しているThomson Gale社の関連会社であるThomson Research Soft社が発売しているEndNoteなんですね。(すでにこのブログでは何度も話題に挙げていますね。)

で、今日ようやく発注していたEndNoteの最新版Ver.XのアップデートCDが届いたので、早速導入してみました。(ただし、MacOS X版です。Windows版は確認していません…というか、もはやWindowsでは使わないでしょう。)かつてのEndNoteでずーっとネックになってきた日本語をはじめとする多言語の混在はもはや何の問題もなく可能になっています。MacOS X版について言えば、このVer.XからIntel Macにも正式対応したので、データ容量が大きくても実に軽快に動作するようになりました。(Ver.9だと、Rosettaを介した運用ではちょっともっさり感がありましたけどね。)書誌データベース構築の効率化という意味では、ネットワークを介してOPAC上の書誌情報を自分のEndNoteに取り込むことができる機能に対応した図書館の数が800以上にのぼっています。

で、そんなことより今回のアップデートの目玉は、一も二もなく、電子ジャーナル時代に対応した書誌情報管理を前進させるいう意味で、PDFファイルの扱いがとても簡潔に、合理的になった点にあげられると思います。自分が作成している蔵書ライブラリ上にPDFファイルをドラッグ&ドロップするだけで、その書誌情報上に自動的にリンクが張られるようになりました。もちろん、それをクリックするだけで即座にPDFファイルを閲覧することができます。(この点、WindowsよりMacに一日の長があります。MacOS Xにはデフォルトでプレビューというソフトウェアが用意されているのですが、AcrobatReaderが鈍重な亀に思えるほど快速にPDFファイルをオープンできるのです。)僕の勉強スタイルでは、PDFファイルの管理は上で述べたような機能があれば、十分ですね。いや、ホントに思わず風呂に入るのを忘れてしまうくらい、楽々とEndNoteで作ったライブラリからリンク張りと閲覧ができるようになりました。

EndNote X、東大の近藤先生の言葉を拝借するならば、「アナログの物は出てこずに、ヴァーチャルなデータはすぐに見られるという逆転した」時代に対応した書誌情報管理ソフトウェアとして、着実な進化を遂げています。(というわけで、うちのMacBookですが、一部で問題になっている突然の電源断という問題も起こらず、これまで僕が手にしたコンピュータの系譜のなかでも最も強力な研究ツールへと化けています。)

2006年10月 2日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!こちらに再来週16日の講義ファイルをアップロードしておきます。パスワードは一学期のものとからかわっている点に注意してください。ちなみに来週9日は体育の日でお休みです。

再来週の講義ファイルをダウンロード

2006年10月 1日 (日)

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!2学期もよろしくお願いします。3日の5時間目の授業ですが、7月4日と7月11日づけの講義ファイルを忘れずに持参してください。念のため、この発言にもアップロードしておきます。要は18世紀から2学期の授業をスタートするということですね。それでは、3日の5時間目に!

7月4日の講義ファイルをダウンロード

7月11日の講義ファイルをダウンロード

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