最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« みなさん、お気をつけて! | トップページ | やはりPDAは使えない! »

2006年9月15日 (金)

パソコンなんていらない!

この一週間も毎日大学へ行っていましたが、手ぶら通勤で通しました。鞄なし。UTコミュニケーションセンターの小銭入れ、 モンブランのモーツァルト&ノートブック、ヴォーダフォンのノキア端末702NKII、 USBメモリと鍵のついたPhilippi Designのキーホルダをポケットに、そしてiPod nanoを首にかけるというスタイルです。「当世学生の三種の神器は、携帯電話・ 電子辞書・iPodだ」とは以前にも発言したとおりですが、今の僕にとっての三種の神器はスマートフォン・ USBメモリ・ iPodということになります。とりわけスマートフォンとUSBメモリが仕事上重要。

授業でプレゼンをするときはノートパソコンを持ち歩きますが、それ以外の日程ならば、 スマートフォンとUSBメモリがあれば当面の仕事はこなせます。パソコン端末は、自宅と出先にあればそれで十分。 作業に必要なデータはUSBメモリに放り込んでおけば、自宅と出先の端末で作業を継続できる。 通勤時間中に内容確認が必要なデータはGmailあたりで自分のアドレスに送っておき、携帯電話でチェック。ここで僕にとって必要なことは、 携帯電話に(1)通常のパソコンで使っているメールの送受信機能、(2)海外の辞書・書籍検索サイトを閲覧できるフルブラウザ機能、(3) Word/Excel/PowerPointの校閲機能、(4) PDFの閲覧機能とが備わっている点。 これらの機能が使えるということでスマートフォンが僕には必要となり、今のところノキアの702NKIIがベストというわけです。

手ぶら通勤にとってスマートフォン以上に重要なのは、実のところ、USBメモリをいかに活用するかという点です。 データの一時保存先としてUSBメモリを活用するだけでは、もったいない。僕は、 USBメモリのなかにUSBメモリだけで動作するいくつかのアプリケーションを入れています。その利点は、 出先のパソコン端末に自分が作業したいファイルを扱えるアプリケーションがなかった場合でも、 USBメモリにいつも使っているアプリケーションが入っていれば、いつもの作業環境を出先のパソコンで再現できるところにあります。

例えば、国の内外を問わず学外の大学や研究機関でプレゼンすることになり、 自宅で作業したパワーポイントファイルだけを出先に持って行ったとしましょう。 その出先で貸し出されたパソコンに肝心のパワーポイントが入っていなかったとしても、慌てることはない。 自分のUSBメモリを出先のパソコンにサクッと差して、そのなかに仕込ませておいたパワーポイント互換のPortable OpenOffice.orgを起動すれば、編集も、スライド実行も問題なくできます。同じようなことはWordでも、 Excelでもいえる。出先が海外の場合、そこにあるパソコン端末に日本語変換機能がない場合がある。学生のみなさんなどが、 よくその問題でローマ字使ってメールとかを書いてくるけれど。そうした場合には(出先の端末がネット接続されていることが前提だけれど) Ajax IMEのページを立ち上げ、 そこに出てくるボックスに日本語の文章を書き、Portable OpenOffice.orgやPortable Thunderbird、あるいはWebメールなどにコピー&ペーストすれば全く問題ない。 (もちろんAjax IMEのページは、 あらかじめPortable Firefoxにブックマークさせておく。)PDFファイルを閲覧する必要がでてきたときには、 USBメモリにあるFoxit PDF Readerを起動させるだけ。出先のパソコンでいつも閲覧しているホームページにたどり着きたければ、 USBメモリにあるPortable Firefoxでウェブを閲覧し、そこに自宅などで使っているブックマークをあらかじめコピーしておけば良い。

つまり、USBメモリのなかに最低限自宅や研究室における作業環境を確保するアプリケーションを潜ませておくということ。 これによってパソコンなんて持ち歩かなくても、USBメモリさえあれば、世界中のどこでも同じ作業環境を実現できるんです。僕の場合、 とりあえず以下のアプリケーションをUSBメモリに入れてあります。

  • Portable OpenOffice.org
  • Portable Firefox
  • Portable Thunderbird
  • Foxit PDF Reader

これらすべてを導入していても、容量は250MB程度。 最近のUSBメモリの実勢価格は1GBのものでも5000円くらいで買えるらしいから、 それで世界のどこでも同じ作業環境を確保できるというなら、かなり安いものです。 USBメモリで持ち出して動作させることのできるアプリケーションは、上記のほかにも世界中でいろいろなものが開発されていますから、 このWikipediaにあるリストを参考にしながら、 出先で自分が必要になる用途に応じて取捨選択すると良いでしょう。

今回の発言。Ajax IMEなどの話も含めて、もっとはやく、夏休みに海外渡航される人たちにむけて発信できればよかったのですが。 1~2週間の短期間の滞在であり、しかも滞在先での仕事内容が論文を書くようなこともなく史料収集中心ならば、 あえてパソコンを持ち込む必要もないのではないかと思うようになりました。 今の僕がAJCだけに参加するという目的でフラッとロンドンへ行くなんてなったら、 ヨーロッパでも使えるヴォーダフォンの702NKIIとポータブル・アプリケーションを仕込ませたUSBメモリ(… あとはコピー機がわりのデジタルカメラと精神安定剤としてのiPod nanoくらい…)だけで行っちゃうんじゃないかな。

大容量化と価格低下のすすむUSBメモリの効用を考えると、従来、 通信やワープロなどのあらゆる機能を集中させながらワークステーションとしての地位を築いてきたパソコンは、 今や携帯電話に通信機能を奪われ、ストレージ機能はUSBメモリに奪われ…ということで、図体の大きいだけのもはや時代遅れな道具なのかも。 その一方で、たった数千円で買えてしまう10数グラムの筐体に秘めたUSBメモリの潜在力は、計り知れないものがあります。 携帯電話との組み合わせってこともあるけどね。(ちなみに僕が愛用しているメモリは、ELECOMのMF-WU201Gというもの。 キーホルダに掛けられるワイヤとデザインがよい。このデザイン、 UTコミュニケーションセンターで売られているUSBメモリと酷似しています。)

« みなさん、お気をつけて! | トップページ | やはりPDAは使えない! »

コメント

来月初旬にスコーネ地方に行くのに、PCを持って行くか、否か迷っていたので、膝を打ちました。手ぶらで行こうっと。 ところで古谷先生のブログ更新を首を長くして毎日待っているのですが、ココログのレスポンス、遅すぎるように感じるのですが。

滞在先では、USBメモリを利用できる端末を確保してください。最近は、ネットは使えたとしてもUSB接続口が塞がれていて、USBメモリが使えないなんてとこもあります。この話も万能ではないということをご了解ください。空港やネットカフェあたりのものなら大丈夫と思いますが。10月のスコーネですか…雨が多かった記憶がありますが、お気を付けて。

(ココログのレスポンスですが、かつてはかなり遅かったのですが…最近はたぶん僕自身の発言方法に理由があると思います。一度書きこんだ文章をすぐにはアップロードせず、本当にアップロードすべき内容かを冷静に判断してするために、しばらく保存してから発言するという過程を踏んでいるためです。申し訳ありません。)

USBメモリに Firefox や Thunderbird を入れて活用する方法は、パソコン雑誌でも立ち読みしました。ビジネス方面でもおすすめのようですね。ただ今回は準備する時間がほとんどありませんでしたので、あきらめました。

ちなみに、稀なことなのでしょうが、いま泊まっているところの共用PCはウィルス対策ソフトが更新されていません。画面で文字が流れおちていったという証言もあり、あぶないかも (/--)/

ロンドンはいかがですか?充実した時間をお過ごしのことと思います。

USBにアプリケーションを仕込ませるってのは世界的に流行っているようで、こうした目的に特化させたU3というUSBメモリの規格もできているようですね。それだと購入直後にいくつかのアプリケーションがすでにインストールされていて、PCに差し込むとランチャが立ち上がるなんてものらしい。U3でなく通常のメモリでも、Portableシリーズのアプリケーションはダウンロードし、メモリ上に解凍するだけで、手間はかかりません。一度おためしください。(というか、ロンドンのホテルやネットカフェでも、気分転換がてらにできるお手軽な作業と思います。)

お体も、PCも、ウィルス感染のないようお気を付けて!

ご無沙汰しております。
Ajax IMEをはじめて見つけたときには感動しました。でも意外と知られていないようですね。日本人が多く出かける観光地のネットカフェにIMEがインストールされることが増えているせいかもしれませんが・・・

kくん、ご無沙汰してます。お元気ですか?今いずこ?

日本人が多く来訪するところならIMEもある可能性が多いわけですが、ない場合、Windows95,98,Me時代と違って、IMEを自分でインストールしたくても、管理者権限ではじかれる場合がほとんどなんですよね。となると、大阪外大の学生たちの場合、留学先のPC環境をいじることができず、結局ローマ字で日本語メールをよこしてきたりする。

Ajax IMEは暫定的手段ですが、ないよりはまし。なんか、最近はiPodにアプリケーション環境を入れてしまうソフトウェアもあるそうな。Googleの提供する様々なサービスを見てもわかるように、端末として環境が完結するパソコンの時代ってのは、このネットワーク社会にあってもはや終わっていると見るべきなんでしょうね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: パソコンなんていらない!:

« みなさん、お気をつけて! | トップページ | やはりPDAは使えない! »