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2006年8月

2006年8月30日 (水)

バッテリー雑感

今日、 MacBookのリチウムバッテリーが届きました。ラップトップPCを購入する際、バッテリーは完全なる消耗品なので、予備を一つ必ず手元に用意しています。僕は個人的にはあまりデスクトップPCを多用しません。ラップトップPCですと持ち運びができるとか、いろいろな理由がありますが、最大の理由は、ラップトップPCにはバッテリーが搭載されているものですから、停電などによる電源供給断といった不測の事態に耐えられるためです。そのような理由から、日頃バッテリーを常備したままでラップトップPCをデスクトップユースで使っていますと、当然バッテリーの消耗もはやくなり…そうですね、一年くらい使い続けるとバッテリーのもちは悪くなっていきます。

さて、このようにバッテリーを常に充電させた形で使い続けている者として不安なことは、先頃話題になったバッテリーの異常発熱・炎上問題です。デルやアップルをはじめ、ソニー製のリチウムバッテリーを搭載していたメーカーが軒並みリコールを発表しました。この問題を受けて、経済産業省も、リチウムバッテリーの安全性確保のために、電池・蓄電技術の専門家による検討委員会を設置すると発表しました。リチウムバッテリーは今や数少ない我が国の「お家芸」とも言える技術ですから、技術立国を自負する我が国にとっては、その信頼性を損なう話はまさに死活問題です。(イギリスでのテロ未遂事件の余波を受けて、ただでなくても飛行機内に持ち込める荷物には相当厳しいチェックが入るというのに、最近ではラップトップPCの出火を恐れて、ラップトップの機内持ち込みを認めない航空会社もあるそうです。)

我が家では、妻が使っているiBook G4がアップルのリコール対象モデルにあがりましたが、バッテリーのシリアル番号が対象から外れていて、事なきを得ました。いやはや、突然出火するってのは、どうにも予想できない問題で、恐ろしい。まさに爆弾を抱えながらて、命がけでパソコンを使うってことですから。皆様も、リコール対象にあがっているメーカーのものをお使いの場合には、はやめにチェックされることをお勧めします。しかしなんですなぁ…パソコンってのは確かに便利なんだけど、ブラックボックス化されすぎている分、信頼を持って使うことのできない二律背反的な道具で、どうしようもない。(リチウムバッテリーの技術情報は、名もないサードパーティによる粗雑な作りの危険性を伴ったバッテリーの流通を防止するうえで、安易に公開することはできないんだそうで…仕方がない。)

2006年8月27日 (日)

四捨五入して四十歳

というわけで今日で僕は35歳になりました。が、これといって別段なにもない一日です。「35歳を超えると肉体的に無理はできなくなるよ」と、ことあるごとに同僚の方々から忠告を頂いているので節制せねば…と思う矢先、今日は目が覚めてみれば、寝違えて首が猛烈に痛い。

息子がどういうわけか、この間、金沢へ行ったときに覚えた餃子の味が忘れられないらしく、昨日、今日と二日連続で餃子も食べられるラーメン屋さんへ。東京にいた頃は、麺屋武蔵だとか、竈だとかがフィーチャーされはじめた今に至るラーメン・ブームの先駆けにあたる時期でした。毎週土曜日は荻窪の塾で講師をしていた関係もあり、週末になるとよくラーメン屋さんをはしごしていました。(今でも荻窪の春木屋さんが一番だと思っています。)今はとてもそんなことはできませんが、それでも時たま無性にラーメンを食べたくなるときがあります。

そんな血筋をひく我が息子は、金沢でたまたま立ち寄った福島会津発祥のラーメン・チェーン店の餃子の味が忘れられなかったらしく、ここ大阪でそのチェーン店をなんとか探しだし、連れて行った次第。餃子という激安大衆食は、本当にすばらしい。息子を出汁にしたわけではないですが、しかし薄給の身には餃子にビールという組み合わせは黄金のカップリングですね。息子との関連で言えば、息子に名前を付けるとき、妻がインスタントラーメン(チキンラーメン)を発明した安藤百福さんの生き様にえらく感動して、「百福」と命名する寸前のところまでいきました。

安藤百福さんは、齢九十をこえてなお矍鑠。健康の秘訣は、毎日食べるチキンラーメンだと聞きます(笑)。つい一昨日…すなわち8月25日は(…僕的には、レナード・バーンスタインの誕生日ってほうが大切なのだけれども…)1958年にチキンラーメンが発売された日なのですが、百福さんは、その50周年にあたる2008年に大阪で世界ラーメンサミットを開催することを発表されていましたね。

北摂池田は造り酒屋だけでなく、インスタントラーメンの故郷でもあります。池田の地で百福さんがインスタントラーメンを苦心の末開発に成功したのは、齢五十になる寸前のこと。四捨五入して四十を迎えた僕など、まだまだ弱輩。今晩もラーメンをすすりながら、精進させていただくとしましょう。

2006年8月26日 (土)

JSTORに救われる

先日、東大の文学部図書室でコピーしてきた古い論文。ScanSnapを使ってPDF化し、インデックスをつけるためにペーパーキャプチャしようと思ったら、古い雑誌からのコピーだったこともあり、ノイズが多くてテキスト認識が惨憺たる結果になってしまいました。(ま、そのまま読めばいいのですが。)

で、大阪外大図書館では今月末までEBSCOのトライアル期間なので、その電子ジャーナルサービスを使って当該の論文をダウンロードしようと思ったら、EBSCOでは1990年までのバックナンバーまでしか出てこない。JSTORならば、そのジャーナルのバックナンバーは第一巻から公開されているというのに、EBSCOったら…というか、それだってトライアルなんだし、大阪外大図書館でもJSTORくらい使えるようにしてください!大阪外大図書館で使えるのは、ProQuestだけなんです…涙。

あの…大阪外大は阪大と統合されそうな感じなのですが、そうしたら大阪外大図書館は阪大附属図書館の箕面分館ということになるわけでしょうか?となると阪大附属図書館で使える電子ジャーナルはどんなものがあるのか、気になるわけです。そこで、そのリストだけでも見てみようと思ったら、学内限定とやらで完全に排除されてしまいます。もちろん利用について学内限定ってことはわかるんですが、どういったデータベースが使えるのかくらいは情報公開してもらいたい。あの…広さだけで全国2番目の規模を誇るのではなく、ユーザビリティという点で誇ってもらいたいです…そりゃ全国一くらい!

で、どうにかならないか…と思い立って東大西洋史研究室に電話一本。助手のK藤くんに話してみたら、彼は僕の不躾な依頼にもかかわらず、快く応えてくれ、いとも簡単にJSTORへと入っていき、件の論文をPDF化してダウンロードして、メールを介してプレゼントしてくれました。この間、たったの3分程度。ものの3分もたたないうちに、大阪外大の研究室にいる僕の手元にPDF化された論文が届いてしまったというわけです。あらためて、K藤くん、ありがとうございました。JSTOR、ありがとうございました。

(JSTORの日本総代理店といえばユサコですが、今年もEndNoteのアップデートの季節がやってまいりました。9月にはいよいよVersion 10になります…って、こんなことで季節感を感じる年中行事ってどうなんだろう?)

2006年8月25日 (金)

プロジェクト形成のためのwikiシステム

今、僕は大阪外大の研究活動を統括する部署で働いているのですが、全学的な共同研究の推進にあたって、wikiシステムを使ったプロジェクト形成のページを用意しています。wikiは、ブログのようにカテゴリ別に記事を投稿し、その記事にコメントやトラックバックをつけることができます。アクセス制限を設けることもできます。プロジェクト形成にあたっては、記事そのものを編集できるスーパーバイザーの権限を公開することもできるのですが、当面はこちら側が提案する案をそれぞれの記事として投稿しておき、それに対してコメントを寄せてもらう形にしようと考えています。はたしてこの試みがどのような成果を挙げるでしょうか。秋の科研申請に間に合えばいいのですが。(livedoorの無料wikiを使って作成中ですが、記事の書き方に関して独特の「文法」が必要で、ちょっと使いにくいですね。)

2006年8月24日 (木)

黒スグリのコーディアル

本郷界隈には東京メトロの本郷三丁目駅と赤門前にナチュラルローソンがありますが、赤門前のナチュラルローソンで、先日このブログで紹介した黒スグリのコーディアル(酒ではなく薄めて飲むタイプのシロップ)が売られていました。これには驚き。そこではエチゴビールのスタウトなんてのも売られていました。最近は本郷通り沿いにいくつもラーメン店が軒を連ねているようだし、本郷界隈も変わりつつあるということでしょうか。(UTコミュニケーションセンターで売られているUSBメモリは、どこがUTブランドのものなのでしょうか。ロゴもないようだったけれど。)

2006年8月23日 (水)

銀座タニザワのダレスバッグ

今回の上京では、清水の舞台から飛び降りるつもりで、前々から欲しいと思い続けてきた銀座タニザワのダレスバッグを買って、大阪へ帰りました。

かつて博士課程に進学したときに、水戸の叔父・叔母から「これが似合う大人になるように」とタニザワのダレスバッグを頂いており、大切にしていました。それは赤味がかったチョコ色のものでしたが、最近は黒・グレー系のスーツを着用する機会が多く、それにあわせて靴も黒色が多いものですから、黒色のダレスバッグをいつかは自分の給料で買おうと思い続けていました。

ダレスバッグの選定にあたっては、最近評価の高い土屋鞄のものも比較対象としたのですが、やはり「鞄」に「かばん」という読みをあてた老舗中の老舗であるタニザワのものがよかろうと思いました。銀座のタニザワを訪れた際、何年も愛用されていらっしゃる方々の使い込まれたバッグを見せていただきましたが、そうした万全のアフターケアという点も選択のポイント。最近の機能的なビジネスバッグと比べると、ダレスバッグは鞄本体だけで重いこと、皮革の扱いに気をつけなければならないことなど、大変なところも多い。でも、大切なことは気分の問題。逸品とは、それを手にすると、それに見合うだけの仕事と人間を磨こうという気分が盛り上げてくれるもののように思います。

帰阪してみて、最近愛用しているMacBookの収納も確認できて一安心。ダレスバッグの場合には、もとよりラップトップPCの運搬など想定されて作られてはいないから、インナーケースの着用は必須。鞄本体と併せて5kgにもなる重さには閉口するけれど、「武士は食わねど高楊枝」。腕の筋肉がプルプルと言い出すような感じだけど、紳士をめざすにゃ、少しばかりのことにはぐっと堪えるやせ我慢ってものがが必要ってことなんだと思います…苦笑。

2006年8月22日 (火)

我が青春の文学部図書室

どうしても読みたい古い(1962年)論文があって、大阪外大図書館で扱える電子ジャーナルには限界があるものですから、いてもったってもいられず東大本郷法文2号館の文学部図書室に訪れました。(昔なじみの西洋史学研究室は、この日は閉室日だったみたい。)

大阪外大の職員証を見せて、名前を書いて、速やかに書庫へ。所望の雑誌バックナンバーをサクッと見つけ、当該の書類に書誌情報を書き込み、サクサクっとコピー。文学部図書室で作業をするのは数年ぶりですが…体が覚えているっていうんでしょうか…「あ、あの雑誌はこの辺だったな…」といった感じで、スッと体が書庫に引き込まれていきました。

10年近い本郷での学生生活のなかで、文学部図書室はおそらくもっとも時間を費やした場所です。(東大大学院人文社会系研究科(西洋史)の場合、談話室はありますが、院生には作業用の研究室がありません。)欧米雑誌のバックナンバーにあたり、海外研究機関への文献発注を行い、マイクロフィルムを読む…そんな一連の作業過程を僕が覚えた場所は、ほかならぬ文学部図書室でした。

久方ぶりに法文2号館の4階まで登っていって、古いパルプ紙の焼けた臭いが満ちる書庫の雰囲気に、「ここが自分の勉強の原点だ」とばかり、心が落ち着きました。(この日の夕飯は昔なじみのヴェトナム料理の『ミュン』。生春巻き、揚春巻き、イカ団子、お粥などなど、十年来味は変わっていません。僕はここでヴェトナムの生春巻きの美味さを知りました。そしてこの日の宿泊先はフォーレスト本郷。いつも快適な宿泊環境ですが、一階の(これまた昔なじみの)フランス料理『ルヴェ・ソン・ヴェール』は改装中なんですね。リニューアル後が楽しみです。)大阪で嫌なことがあったら、ときにはフラッと本郷を訪ねてみよう。

最近はインターネットの充実で電子ジャーナルなどに頼る機会が増えましたが、学生のみなさんにはそうしたヴァーチャルな手法だけに依存せず、実際に図書館・文書館へ赴いて書庫に籠もり、汗をかきながら論文や資料を稼ぐ機会を経験してもらいたい。そして、(図書室であったり、書庫であったりする必要はない…記憶の片隅にあればどこでも良いと思うのですが、)かけがいのない大学生活の原点に立ち戻ることのできる場所を見いだしてもらいたいと思います。

2006年8月18日 (金)

ワイン生産国!デンマーク

猛暑のデンマークから帰ってきたウタ先生の話によれば、なんと北欧デンマークも今やワイン生産国になったのだとか!あまりに驚いたものだから、検索してみたらForeningen af Danske Vinavlere(デンマーク・ブドウ栽培者・ワイン醸造家協会)なんていう組織のかなりしっかりとしたホームページも見つけました。それによると、すでに2000年夏にデンマーク産のワインは、EUによって公式農産品として認定されているんですね。そして、今ではほぼデンマーク全域にワイン製造地が広がっているようです。この夏の暑さを見てもわかるように、ブドウ栽培の北限がどんどん北へあがってきたということなんでしょうね。恐れ入谷の鬼子母神。今年は、ヨーロッパにおける猛暑の結果、デンマークでも秋のブドウの収穫はよくなりそうとさえ言われています。ここ数日の大阪の暑さも尋常ではありません。大阪産バナナだとか、大阪でマラリアにかかるってのも、そう遠くはない将来に起きそうだと、ウタ先生と話していました。デンマーク・ワイン…って、どんな味なのでしょう?いずれ試してみたい一品です。

2006年8月17日 (木)

痛快ネタ、三題!

占いに従えば、今日の僕の運勢は最悪だったはずだけど、今日は痛快な体験を得ました。久々にテレビ・ネタも交えて、いってみましょう!

痛快ネタ、その一。デンマークから無事に帰朝されたお隣の研究室のウタ先生に、久方ぶりに再会。オールボーのクローネ・アクアヴィット(…これは今まで飲んだことも、見たこともない銘柄…)、ボーンホルムのエール(…古谷家的には懐かしい味。ニシンの燻製には、ボーンホルムのエールがよくあうよね…)、極めつけはガメル・ダンスクの新味シトラス風味(…これは本邦初ものでしょう…ふふふ)を頂きました。重かったでしょうに、重かったでしょうに…。心から感謝申し上げます。何にもましてうれしいおみやげです。

痛快ネタ、その二。『世界遺産』の台本校正終了。これがMacBookで完了させた最初の仕事になります。前回のヴァイキングに続いて、今回のハンザ同盟も、20分そこそこの番組時間で理解してもらえるように見せるのは、難儀なテーマです。スウェーデンで出されている情報は以前から把握していましたが、結局、確認の意味を込めて、今日は図書館の書庫に小一時間籠もって、高橋理先生の玉稿などを熟読。ミッタイス流のドイツ法制史研究の流れを汲む理路整然とした論旨に頭がすっきり。たまには法制史畑の古典的研究も良いもんです。一日30分は論文を読まないと馬鹿になりそうと前にブログで書きましたが、さらに一日30分は書庫に籠もって集中しようかな。書庫のなかが随分と気持ちよかった。そして今なぜか猛烈にヴィスビーのことに詳しくなっている…ような気がする。(この夏の課題であるルードベックとゴート主義はどうした?!)

痛快ネタ、その三。夕方帰宅してみて、たまたま目に飛び込んできたテレビ番組二つに悶絶。福井テレビ制作の『ふくい浪漫 い~ざぁええDAY』とNHK教育テレビの『みんなのうた』。前者は以前からときたまチェックしていたのですが、毎回著名な俳優さん・タレントさんをゲストに迎え、福井テレビの松井尚史アナウンサーと福井各地を巡る番組。ゲストの俳優さんやタレントさんがほぼ福井に関する知識がないままに巡る手法が興味深く、福井に対する先入観(というかときに偏見なのですが)と実際に福井を体験して得られる実感のギャップがおもしろい。番組の最後の部分では東京に戻ってきたゲストに、そのギャップを改めてインタビューするんですね。今日の回はたまたま俳優のベンガルさんだったのですが、「(福井県については誤解している部分が多いから)そういう意味では福井ってのは(語るには)気を遣っちゃうんだよな」っていう彼の発言は、大方の東国人にとっては一般的なものでしょう。福井に関するチグハグなイメージ…おそらくなぜこの番組にブッキングされたのか、最後の最後まで理解できていない正直な発言に、笑いました。

そして『みんなのうた』。今月の新曲は、「子供達を責めないで」以来のソロリリースということで鳴り物入りで紹介された伊武雅刀さんの「フンコロガシは、忙しい。」が目玉だったわけです。(僕はリアルタイムに『スネークマンショー』やデスラー総統には間に合わなかった世代ですが、伊武さんといえばそうしたイメージが強くて…はっきり言ってすきです。)しかしながら、隠れてもう一曲、ことばおじさんとアナウンサーズによる「これってホメことば?」ってのがあって、それに悶絶。『なっとく日本語塾』でことばおじさんとしてお馴染み(?)の梅津正樹アナウンサーが朗々と歌い上げている。『サラリーマンNEO』と良い、最近のNHKのぶっちゃけさ加減は、どこまで行き着くものなのか…。(先日、在阪の某民放のディレクターさんと飲んでいたとき、彼は「NHKにあれやられちゃったら、太刀打ちできない」と嘆かれていました。わかるなぁ…その気持ち。)受信料を真面目に払っている者としては、その行き着くところをしかと見届ける義務があるように思いました。

働け!灰色の脳細胞!

帰阪して、久しぶりに先日このブログでも紹介したクロフサスグリ(カシス)の火酒を飲んだら、頭と胃がすっきり。(そういえば、スウェーデンはシュールストロミングの季節が過ぎ、そろそろザリガニパーティーの季節でしょうか。)暑さと疲れのせいもあるのでしょうが、ここ数日、眼球の奥の方の頭痛がとれないでいました。それに一昨日金沢から帰ってくるときに食べた(…というより食べ過ぎた…)笹寿司のせいか、ずーっと胃がおもたるい感じでした。クロフサスグリのハーブコーディアールと言えば、かのエルキュール・ポアロも愛飲していたことを記憶しています。ヨーロッパの伝統的な食文化し従うならば、灰色の脳細胞を活性化させるには、これが一番ということでしょうか。うーむ、ここにきて蓋を開けてみれば、仕事がたまりつつあります。

2006年8月16日 (水)

金沢食い道楽

というわけで、あわただしく昨晩金沢から大阪へ戻りました。暑いですね。この夏の僕の目標は「太る」ということで、これ幸いとばかりに今回の金沢滞在は食べ惚けていました。金沢あたりだと、日本海に面しているから地の魚が美味いのは当然だけれど、今回は「肉」をメインに攻めてみました。(途中白山山麓の蕎麦やさんにも訪れてみましたが。)

アメリカ産牛肉ではないけれど舌鼓を打ったお店をいくつか紹介したいところですが、ここではとりあえず一軒。片町にある老舗のビアパブでは、お盆ということで客の数も少なかったということもあって、金沢のビール事情についてゆっくりと話をさせてもらいました。例えば、東京あたりだと最近はよく飲めるようになった白ビール(ヴァイスビア、ヴァイツェン)は日持ちなどの関係で、金沢のような地方にまでは出回らないのだとか。そこのドイツ料理は、かなり日本人風にアレンジされていたかな。(本格的なドイツ料理といえば、かのゾルゲも通っていた銀座の『ケテル』を思い出すのだけれども。金沢に居て『ケテル』がかなり懐かしくなった。)それでも金沢で数十年続いているというのだから、愛される理由があるお店なのでしょう。居心地はよかったものの、しかし一人で巡る片町というのは実に寂しいものでした。

2006年8月13日 (日)

金沢は東か、西か

金沢に着いて一夜明け、気分もスッキリとしています。今朝は息子と、金沢の古刹大乗寺へも散歩しました。

さて、先ほど出かけたスーパーで、金沢で売られている線香花火が、関東のものと同じ紙で巻いたものであることに気がつきました。

線香花火が、東西日本で種類の違うことを知ったのは最近のことです。福井生まれの妻によれば、線香花火とは細長い棒状で先端が黒いものを言うらしい。ふむ、生まれてこのかた、そんな線香花火を僕は知らなかった。

この線香花火区分でいくならば、金沢までは東日本、福井からは西日本ということになりますね。外国語大学の教員なんてやっていながら、自分の故国のことさえ、ろくに知らないという一例。勉強になります。

2006年8月12日 (土)

金沢へ

午後のサンダーバードにのって、金沢へ行きます。今日から発言が再び滞ると思いますが、お許しください。香林坊に、片町に…あぁ、誘惑はつきないのだけれども、一人じゃねぇ…。

2006年8月11日 (金)

一息つける場所

お盆を前に、近所の床屋さんへ散髪しに行ってきました。あまりの気持ちよさについウトウトとしてしまいましたが、何気ない床屋さんとの会話が実は楽しかったりします。僕にとっては、ショットバー、床屋、タクシーの三カ所は、まったく自分の仕事とは関係なく楽しい話がはずむ場所なので、ありがたい。ときに叱咤激励を受けることもありますし。一見広そうに見えるけど実は狭苦しい大学のような世界では知り得ない世間に関する見識を広めるには、以上の三カ所がうってつけということ。

2006年8月 9日 (水)

『世界遺産』〜ヴィスビー

TBS系列(大阪ではMBS)の『世界遺産』ですが、バルト海に浮かぶ最大の島スウェーデンのゴットランド島にあるハンザ同盟都市ヴィスビーの放送日が、9月10日に決定したとの知らせを受けました。現在、鋭意作成中。乞うご期待。

(前回監修を担当したイェリングの回は、マイナーな文化遺産のわりには視聴率も健闘したとの連絡も受けました。情報量過多気味だった分、反省点も多いわけですが、あまりレスポンスが返ってきてないんです。みなさん、どうでしたか?)

Parallels小括

今朝方ThinkPadのパームレスト部分に断裂を発見。経年劣化ということで仕方がないことですが、暗い気分になっています。ここ数日Parallelsの話題が続きましたので、ここで小括しておきます。昨日はMicrosoftからVirtualPCの開発中止も発表されました。いよいよMacOS X上では、ParallelsとVMwareにエミュレータが限られたというわけです。

鳴り物入りで世に出たIntel Mac対応のエミュレータであるParallelsDesktop for Macですが、WindowsXPの動作は噂通りの快適さを実現しています。しかし現状では、ある程度のWindowsあるいはDOSに関するコンピュータスキルを必要とするソフトウェアであり、万人向けとは言い難いと言わざるを得ません。

16bitアプリケーションの扱いについては前回の発言でも述べたとおり。ネットワーク接続に関してはほぼ万全だけれど、USBで接続できる周辺機器の数にも現状では限りがある。重要なMacOS XとParallels上のWindowsXPとのファイル共有ですが、これはSambaを介して問題なくできるのですが、このファイル共有を行うにはネットワークの初歩的な知識が必要になるでしょう。ドラッグ・アンド・ドロップだけでシームレスなファイル共有環境を実現していたVirtualPCよりは扱いが困難です。

というわけで、WindowsXPの快適な環境には脱帽するのですが、Parallelsについては今後の熟成と発展に期待することとして、ある程度のスキルに自信がなければ、現時点では「待つ」ことが得策かと思います。

2006年8月 8日 (火)

WindowsXP on Parallelsにおける16bitアプリの導入

表題の件について解決策を求めてネット上を徘徊していたら、情報を見いだしました。(先達の方々のお知恵には深く感謝申し上げます。)個人的なメモになりますが、今後Parallelsを導入して同じような悩みを抱えている人がいらした場合の参考情報として、解決策を示します。

WindowsXPのC:\windows\system32\config.ntにあるhimem.sys以外のdevice、devicehighをすべてコメントアウト(rem)します。コンフィギュレーションシステムのコメントアウトによるコンベンショナルメモリの解放なんて、十数年前のDOS時代の技法です。今や64bit時代に突入しているというのに、こうした前世紀の遺物に囚われてしまうあたり、なんとも…。

とはいえ、裏を返せば、これまでのWindowsはそうした遺産を大切に保護してきたOSでもあり、だからこそ、まったく新たなOSとして新機軸を打ち出そうとしている次期Windows Vistaの開発は相当に難儀なことで、それゆえに開発も遅れに遅れているのだろうと、善意で考えたいと思います。

ひとまず、この問題、解決してよかった。これでMacOS XのParallels上でスウェーデン語やデンマーク語の辞書も問題なく動作するようになりました!

苦渋の方針転換

MacBookを手放しに礼賛できない話の続き。どうにもParallels上のWindowsXPに16bit時代のアプリケーションをインストールできないので、やはりWindows単体のマシンも必要と思い直し、急遽ThinkPad X40の続投を決定。黒いブツをリプレースすることをあきらめました。ThinkPadがいつ潰れても良いように、主たる作業環境は、CoreDuoの強力な処理能力をもつMacBookに完全に移行させました。16bitアプリが使えないだけで、ほかのWindowsXPのアプリケーションは完璧に快適に動作していますから。

これまで自宅の主たる作業マシンだったPowerBook G4ですが、今日手放してしまいました…相当に悩んだけど。しかしなんですなぁ…昨年の春先に自腹きって購入したPowerBookG4、大切に使ってきても一年半弱でずいぶんと値を下げるものです。大枚はたいている分、複雑な心境です。しかも英語キーボードに換装されているってのは、発注してから納品されるまで随分と時間がかかるのに(今回のMacBookだって、英語キーボードのカスタマイズをしたら一ヶ月以上待たされた。)、査定にかけると減価の対象になるんですね。これは知らなかった。

ってなことで、MacBookは、ThinkPadではなく、PowerBookを駆逐したという話。もうこんなことで悩んではいられないよね。とにかく道具は道具。大切なことは、仕事の成果。良い仕事しなきゃ、今回のなんともすっきりしない方針転換も救われない。ここに、この夏以降の戦力が固ったのですから、あとは仕事に集中する。

2006年8月 7日 (月)

日本アクアヴィット界の夜明け?!

昨日、前々から同僚のスウェーデン人教師ラーシュ先生が、「世界で一番の品揃えのある酒屋」と、ことあるごとに僕に伝えてくれていた、箕面のカルフール(ヴィソラ)裏のミルコートという酒屋に行ってみました。

訪れてみて、びっくり!何に驚愕したかというと、アクアヴィットの品揃えです。灯台もと暗しとはまさにこのこと。思わず、「日本アクアヴィット界の夜が明けた!」と小躍りしてしまいました。なぜもっとはやくこの店に足を運ばなかったか、悔やまれるところです。今では、デンマークの Aalborgについては、ちょっとした酒屋さん(とりわけサントリー系の問屋網のお店かな)では、TaffelやJubilæumあたりならよく目にするようになりました。(本当なら、苔桃を香り付けにつかっている飲みやすいPorseなんかほしいところ。)このネットワークならば、「デンマークの養命酒」Gammel danskあたりも頑張れば手に入れられるでしょう。

もちろんミルコートには、Aalborgブランドのアクアヴィットは揃っていたわけですが、驚愕はそれ以外の地域のアクアヴィットまで品揃えがあったことです。スウェーデンのReimersholmが取り扱っているアクアヴィット、つまりスウェーデンのアクアヴィットの代名詞O.P.Anderssonや、クロフサスグリを用いた濃紫色が特徴のSvart vinbärs brännvin、本来スウェーデンでも、デンマークでもない独特な文化圏を構成しているスコーネ地方の名前を冠したSkåne(ただし現在はストックホルムのReimersholmが製造・販売を行っています)。それだけではありません。アクアヴィットのなかでは例外的に蒸留後樽詰めして熟成を促すノルウェーのLinie、北ドイツのシュレスヴィッヒ=ホルシュタイン州に位置するフレンスブルクを代表するBommerlunderまで。

おおよそ、これだけの品揃えがあれば、ここでアクアヴィットから見た北欧史の講義なんてものもできてしまいますよ。(秋に、JTB梅田の大阪外大連携講座で『酒の誘う世界の歴史と文化』って講義をやりますが…(笑))例えば、Bommerlunder。そもそもフレンスブルクという町は、北欧史を勉強する者にとってはフレンスボーといったほうが通りが良いわけで、そこは本来デンマーク人によって開かれた町であり、長らく神聖ローマ帝国の臣下としてデンマーク王に受封されていたスレースヴィ公国の拠点。「ここに、なぜアクアヴィット文化が?」と疑問に思われるならば、それはデンマーク王権を中心としたkonglomeratstatenであるヘル・スタート体制(デンマーク・スリースヴィ・ホルシュタイン・ラウエンブルクなど)を背景として知っておくと、理解がはやいように思う。

例えば、ノルウェーのLinieを思うならば、世界の海を股にかける海運業の盛んなお国柄、長く遠い航海の旅路に出た船のなかの酒樽のなかで、何がつくられていたのかを想像してみればいい。「海に育まれるノルウェー文化」の典型例かな。例えば、スコーネのこと…例えば、スウェーデンにおけるクロフサスグリのこと…。話は尽きません。僕はといえば、かつて東京にいた頃に、「勝負を決める(…何の?)」ときに使っていた六本木のスウェーデン料理やで飲んでいた(…飲ませていた?)Svart vinbärs brännvinが懐かしかったので、昨日はO.P.Anderssonとともに即購入。(後者は日本に進出を果たしたIKEAでも購入できるみたいですね。)昔、その店でSvart vinbärs brännvinをご馳走した記憶のある妻は、すっかりその思い出が消えていたようだけど。

猛々しい暑さに見舞われていますが、そのぶん、キンキンに冷凍庫で凍らせてトロトロになったアクアヴィットがとてもおいしい季節ではあります。暑い日に、アクアヴィット片手に「北欧」談義で暑気払い…なんて、いかがですか…って(笑)

10万アクセス突破!

というわけで、なんだか@niftyのココログのアクセス解析のシステムがすっかり変わってしまっていて気がつかなかったのですが、この週末、いつの間にかこのブログへのアクセス数が昨年の4月以来で10万を突破していました。このブログの基本的な性格は、第一に学生を対象とした情報伝達手段、第二にストレス発散の手段…などなどですが、いずれ時が許してくれるならば以前のように馬鹿話にも興じたいものです。月一度のペースでブログ版「スウェーデン史十講」なんて企画もおもしろいかな?(その前に終わらせなければいけない企画が目白押しなのですが。)なにをするにせよ、時間と心の余裕が必要ですね。しばらくは発言が停滞することも予想されますが、どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いします。

2006年8月 6日 (日)

Parallels…夏の夜の夢(かも?)

今週は本当に良いことがなく、落ち込むことばかりの一週間。一所懸命なんだけど、報われないね。真夏だというのにショパンばかり聴いているこの精神状態は、やはりおかしいと思う。(暑気払いにも誰も誘ってくれない、誰も着いてきてくれない!)この週末はテレビを見ながら、ぼちぼちとMacBookのセットアップを始めました。

早速、噂のParallels DesktopにWindowsXPを載せてみました。一言、驚愕の速度です。今週の僕に降りかかった災難など、一気に忘れさせてくれるような会心の体験。はじめ、「こりゃ、真夏の夜の夢か?!」と真面目に思いました。とにかくMacOS X上で走らせているWindowsXPが快速で快適に動作している。恥ずかしい話ですが、おそらく僕が今まで使ってきたどのWindowsマシンよりもWindowsXPが速く走っています。これまでのThinkPadなど論外だし、研究室にある自作のPentium4マシンよりも体感上明らかに速い。一太郎、花子、Word、Excelに至まで…もうどれも、これも信じられない速さ。(ちなみに仮想メモリとして512MBを充てています。)WindowsXPを全画面表示させてみれば、Alt+Enterで画面がキューブ状で回転し、速攻MacOS Xの環境に切り替わるなんて芸当も。

このWindowsXPがMacOS X上で走っているのですから、全く信じられない。トロトロと緩慢にしかWindowsが動作しなかったVirtualPCなんて、もう戻れません。それにMacOS Xの安定した快速な環境を知ってしまえば、WindowsXP単体にも戻れない。Parallelsを使うならば、常にMacOS X上にWindowsXPを起動させておいて、OEDやら、NEやら、理屈の上ではWindows上でしか走らないアプリケーションを起ち上げておいて、全くストレスなくMac上で作業ができます。(緊急修正!Windows3.1時代から使い続けているNorstedtのスウェーデン語辞書、Gyldendalのデンマーク語辞書なのですが、現時点でインストールできません。これら16bitアプリは、インストール段階ではじかれてしまうようです。現在、解決策を模索中。ということで夏の夜の夢になってしまうかも…。)これはIntel CoreDuoのデュアルコアなCPUパワーのおかげなのか、Parallelsに実現されたエミュレーション技術のなせる技なのか。

パソコンを使い始めて十年ちょっと。ここにきてようやくOSの違いを乗り越えた統合された作業環境を手に入れたという感じがします。Core Duoを搭載したラップトップってのは、ちょっと高価なものが多いのだけれども、MacBookなら、学生・教員向け販売価格で最小構成125,364円。メモリを1GBまで増設して、Parallelsを導入してWindowsを走らせれば、ほぼどんな作業にも対応可能な環境を手に入れられる。まだまだ手を触れた時間が短いので、本当に良いものかどうかを結論できませんが、使い始めて数日間の感想としては、安価で強力な(抜群にコストパフォーマンスのよい)MacBookは、一台のパソコンですべてをまかないたいという多くの皆さんにお勧めできる機種であると感じつつあります。(MacOS X上のソフトウェアはUniversal Binaryで書かれたものはもちろん、Rosettaを用いているものも、Parallels上のWindowsXPも快速なのですが、現時点では16bitアプリが使えないので、手放しでMacBookを礼賛する結論は下せません。古くからの作業環境を堅持したい場合には、Windowsマシンが必要でしょう。)

2006年8月 4日 (金)

暑いですね

疲れてます。ちょっと外に出ると暑くて、すぐに体力を奪われる感じ。MacBookのセットアップもいっこうに進まず。どうなる…僕の夏?

2006年8月 2日 (水)

久しぶりの自宅研修

平日に自宅にいるというのは、いったい何日…というか何週間…というか何ヶ月ぶりだろう。しばらく記憶がありません。今日は長男を定期検診に連れて行くという名目で、これといった会議も大学でないものだから、明日のJTB梅田における「バルト海帝国」講座のパワーポイントファイルを作成をしながら自宅研修中。

今朝方、BOSEのCompanion 2というアクティブスピーカが届いたのですが、MacBookに接続してみて、びっくり。iTunesでリッピングしたショパンの協奏曲(ツィマーマン弾き振りの1999年録音)を試しに流してみたのですが、「ちょっと低音ですぎじゃないの?」というくらい低音が強調されて聞こえてくる。このスピーカの音づくりに慣れていないものだから、今のところ気持ち悪い。これがBOSEの音ってヤツでしょうか。この低音の響きさえ気にならなければ、全体として音の細部にわたる表現力は今までのアクティブスピーカ(SonyのSRS-Z500というもの。これはこれで安価なわりには評価の高いスピーカでした。その前にはSRS-Z1というのも使っていましたが、小さなわりに表現は豊かでした。)とは比べものにならないですね。

最近は音楽の聴き方がすっかり変わってしまって、大抵はCDの音源をリッピングしてiPodあるいはパソコン上のiTunesで聞くようになってしまいました。そうした音声ファイルはPCM音声の情報を圧縮して作られるわけだから、凝ったオーディオシステムで鑑賞するのとは比べものにはならないけれども、どうしても手軽なのでiPod主体の音楽鑑賞になってしまいました。少しぐらいはいい音で楽しみたいと思うがゆえに、アクティブスピーカとの格闘は続きます。

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