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2006年7月31日 (月)

守るべきもの

最近、阪大との統合協議で躍起になって働いていると、個人的に批判されることも多くなりました。そこで、僕がなぜ外大のために働いているのか、その理由をここで明らかにしておきたいと思います。

一言で言えば、僕には守るべきものが見えているからです。それは、外国語の徹底した理解を通じて、その言語が話されている文化圏の実態に肉薄しうる教育と研究の場です。これは長い目で見て、国際社会とともに生きる我が国の知にとって必要不可欠なものです。僕は歴史学者ですから、当該言語で書かれた資料を厳密に的確に読みこなすことの大切さを知っています。歴史学をはじめとする人文系の学問にとっては、これがすべての出発点になるでしょう。それは東大で勉強していたころ、歴史学というディシプリンの出発点として徹底的にたたき込まれました。

しかし、それだけでは、例えばスウェーデン語圏を理解するには到達しない。ここ大阪外大は歴史学を教育・研究する場ではなく、そうした学問のディシプリンを応用しながら各言語圏の実態を客観的・批判的に論ずる場です。各言語圏に肉薄するには、言語・地誌・歴史・社会といった様々な視角から当該言語の話されている文化圏に沈潜せねばなりません。これは、スウェーデン語の高度な運用力をもって言語学や社会学、歴史学、文学といったディシプリンを基盤に研究する人材を擁する大阪外大でしかできないことです。

だから、僕は大阪外大にとっては外様の人間ではあるけれども、人文系研究者の良心に照らしてみて感得することのできた大阪外大の真価を信じるがゆえに、今は歯を食いしばって働いているのです。歯ぎしりしすぎて、最近奥歯が痛いです。合掌。

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コメント

Hello. I am Shun. I am third grade.
In fact I cannot use computer well in Malung folkhögskola. And I cannnot use my own computer,too. Moreover, thunder storm happened. So, many computers are out of order now. So I will not be able to send report on time. What should I do? I am waiting for your answer.

鈴鹿くん、日本語は読めますね。君のフォルクのパソコン環境が復旧するまで待ちますので、復旧次第提出してください。常識的判断からあまり遅くならないように。

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