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2006年6月

2006年6月30日 (金)

自分で自分を殺しちゃいけねーよ

って、勝海舟の言葉。最近、水戸出身の僕としては妥協して、氷川清話だとか、海舟座談とか、読んでます。ほうら、タイトルの言葉、大阪外大にむけられた言葉に思えない?

2006年6月29日 (木)

SR-E10000の近況

僕個人とはあまり相性の良くないSIIの電子辞書SR-E10000ですが、それはそれ、僕の手にした最初の電子辞書ですから愛用はしています。コンテンツカードを加えた分、「もたつき」感はあいかわらずですが。(結局、紙の辞書を使う機会のほうが多いかも知れないのですが。)その後のSR-E10000ですが、ドイツ語・フランス語・スペイン語のコンテンツカードをおごってやり、外国語大学の教員が使う仕様としては、いつのまにか遜色のない仕様になりました(汗…SIIさん、SDメモリカード程度のコンテンツカードにしては梱包がやけに過剰包装で、これは資源の無駄遣いと思いましたよ!)

ドイツ語については、スウェーデン語やデンマーク語を勉強していると語彙の面で割と推測が効く部分も多いのですが、ロマンス語系の言語はそうはいきません。逐一、辞書を引いて徹底的に調べる必要があります。当然ですね。そうは言っても、コンテンツカードの辞書が普段使い慣れている紙の辞書と異なるので、この点が不便です。小学館のロワイヤル仏和中辞典だとか西和中辞典だとか、こうしたものがSIIのコンテンツカードにはありません。(白水社の現代スペイン語辞典が、どうにも使いにくいです。)Sonyの電子辞書だと、もうちょっと良さそうな辞書もありそうですね。(小学館の日本大百科事典だとか、プログレッシブ西和辞典とか。)デジタルデータ化された元の辞書内容があるのだったら、それを他社でも売ってもらいたいものです。僕は、この必要に応じて辞書内容を柔軟に変更できない点が電子辞書の欠点だと思っています。EPWINGのように辞書データの仕様が統一されていて、(というかEPWING化されているものが使えると一番良いのですが、)コンテンツカードの辞書データはユーザが自由に追加できるようになれば理想的。

まぁ、「こうしたコンテンツカードがあるだけまだまし!」と、スウェーデン語・デンマーク語の学生のみなさんからは、鋭い突っ込みをうけそうです。最近は、こうしたコンテンツが充実した電子辞書が低価格で入手できるようになっているのですから、(ほとんどの学生のみなさんはすでに持っていますし)少なくとも予習の段階で…そうでなかったら授業のその場でわからない英独仏西程度の外国語や日本語はパッとひいてもらいたいものです。一度、学生のみなさんと電子辞書検索合戦とかしてみたら、面白いのではないかと思っていますが…どうだろう?(ついでに、携帯電話を使った検索合戦とかも。)

2006年6月28日 (水)

季節を感じさせるもの〜その2

大阪は梅雨というのに、蒸し暑い日が続いています。以前、このブログでThinkPadのゴム足がとれるようになると夏が来たことを感じると発言しました。そして、夏の到来を感じさせるもう一つのもの、自宅のPowerBook G4の放熱ファン。今朝もはよから、PowerBookのファンは全快状態。このファーという音は、見事に暑さを倍増させてくれます。それじゃなくても、自宅の机の電灯は白熱球でこれがべらぼうに熱いのに。(…白熱球と言えば、エジソンがフィラメントの素材として利用した竹林のある男山の石清水八幡宮は、世界遺産へと登録されていくのだろうか…。)

2006年6月27日 (火)

こんな日常を送っています

例えば、今日はこんな感じ。10:00阪大本部→12:30外大移動→13:10スウェーデン語講読→14:30会議→15:30会議打ち合わせ→16:30北欧史講義→18:00学生面談→18:30文科省向け書類と格闘中(今現在)→何時のバスで帰れるのかな?(不明)

あのー、本来大阪外大は木曜日が学内の会議の日と決まっているんですが、もうそれでは会議が追いつかないんですよね。今日なんて本来14:40まであるはずだった授業時間を切り詰めて会議。なんか、おかしいでしょ、でしょ、でしょ。でもこの大学を守るためには今が踏ん張りところなんだな、きっと。というわけで、本末転倒とも言い難い。

個人的には、来月収録予定の放送大学の講義「北欧アイデンティティの歴史的展開」は大丈夫なのか?!来月JTBで新規開講予定の「バルト海帝国」講座は大丈夫なのか?!来月軍隊と社会の研究会で報告予定の「戦争と帝国~近世スウェーデンをめぐる表象」は大丈夫なのか?!

僕の研究室には水戸の母校の校是「堅忍力行」って言葉が掲げられているのですが、まさにその言葉を噛みしめる日々。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!ここに来週の講義ファイルをアップロードします。ひょっとしたら、今日の「北欧における絶対王制の展開」の話具合によっては、「近代世界システムと北欧における重商主義の展開」に関する来週のこのファイルの内容にも踏み込むかも知れません。それでは5時間目にお会いしましょう!

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月26日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!来週の講義ファイルをアップロードします。それでは、3時間目にお会いしましょう。

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月23日 (金)

ワイヤード環境への復帰

今日、AppleのMighty Mouseを入手しました。自宅のキーボードをApple Keyboardに換えて、これが意外に快適だという話は以前したと思います。マウスもこれでワイヤードなものにリプレースです。一時期、僕は何から何までワイヤレスが快適なPC環境を作り上げるものだと思っていました。しかしワイヤレスのキーボードやマウスは接続感度はよくても、電気の消耗スピードがはやく、頻繁に電池を交換しなければなりませんでした。これがとても面倒で、不経済に思えてなりませんでした。そうしたことから、ここにきてキーボードもマウスもワイヤードなものに変更。一寸古くみえても確実な技術のほうが、快適さに直結する一例かも知れません。

2006年6月22日 (木)

バーンスタインばかり聞いている

ここ数日の大阪はあまりにも暑い。暑さに負けて、最近は大幅にラフなスタイルに変更。おまけにiPod nanoを首からぶらさげるだけの、手ぶら通勤励行中。行き帰りのバスは、貴重な休息時間です。iPod nanoなのですが、実はイラチな僕は、鞄の中でこんがらがっちゃうながーいイヤホンケーブルが嫌で、嫌で、最近iPod nano Lanyard インイヤー式ヘッドフォンってのを使い始めたのです。もう半年以上使っているiPodですから傷だらけだし、もとより「外皮を被せる」という発想が大嫌いですから、ケースなんてなくても構わない。これを使い始めたら、ケーブルが絡むなんてこともなくなり、快適そのもの。ただ、ぶらぶらと首からiPodをぶら下げてている姿は賛否両論わかれるところでしょう。事務方から何か言われるまで、続けてみようと思っています(笑)。

リゲティが死んだということから、Atomospheresでも聞き直してみるか…ということからはじまり、ニューヨーク・フィル時代のバーンスタインの録音を網羅的にリッピングして聞いています。アイブズ、ハリス、トムソン、ダイアモンド、バーバーといったアメリカの作曲家はもとより、大時代的表現で溢れているバッハやヴィヴァルディだとか、あまりのテンポの速さで切れまくっているレスピーギ、バルトークにストラヴィンスキ。もちろんガーシュインだとか、バーンスタインの自作ものも外せませんが、ルイ・アームストロングが参加しているコンチェルト・グロッソ「セント・ルイス・ブルース」なんてのも外せない。

この演奏は曰く付きで、セント・ルイス・ブルースといえば1910年代の悲哀に満ちたアメリカ黒人社会から産まれた名曲ですが、昔NHKで放映されたとある番組では、この曲を世に出した“ブルースの父”W.C.ハンディが、1950年代にルイ・アームストロングとバーンスタインが一緒になって演奏している姿(それの録音が上のコンチェルト・グロッソ)を見て涙していたシーンが流れて、それはまさにアメリカ現代史の縮図であって、ハンディにとっては万感迫る思いだったろうよと感じさせ、見てるこちらも目頭が熱くなったことを記憶しています。(なんていう番組だったのかな?セント・ルイス・ブルースってのが、第一次世界大戦(黒人編成部隊の話)や第二次世界大戦(ユダヤ人収容所とナチの対外宣伝に利用されたココ・シューマンの話、硫黄島で玉砕した日本兵の遺品のなかにセント・ルイス・ブルースのレコードが残されていた話)とか、「世界戦争の世紀」の産物っていう筋で紹介されている実に素晴らしい番組でした。)

今時の機能的に洗練されたオーケストラとは異なりますが、がさつながら躍動感に溢れるバーンスタインの演奏は、気分を高揚させるにはもってこいです。

 

小田中さん、ごめんなさい

小田中さん、ごめんなさい。コメントを頂いておきながら、回答をする時間がとれません。「これは新手の若手つぶしか」と疑いたくなるほど、猛烈に忙しいのです。よくお邪魔しているバーでは、「忙しいってのは幸せなことじゃないですか」とバーテンダーさんから慰められます。確かにありがたいことですが、これが景気の良さと直結しないところが大学人の悲しいとことですね。何が忙しいって…大学の統合話で忙しいわけですが、新しい大学を作れるなんて機会は人生のなかで滅多に経験できる機会ではありませんから、そういう意味では楽しいといえば楽しい。飲み屋にでかけるくらいの心の余裕はまだあります(笑)。

さて、頭のなかには、「タブレットPCや電子黒板を用いた講義・プレゼンスタイルは確かに効果的なのだけれども、(1)我が国での教育環境では、講義・プレゼンをする場にネットワーク環境が整備されていないので、話者の一方的な押しつけになる可能性がある、(2)我が国におけるプレゼンの発想は、いまだに紙媒体をデジタルデータに置き換えればよい…すなわちプレゼンに用いる資料形態の発想方法が二次元的に規定されているという二点において、問題を抱えている」って答えを用意しているのですが。

(1)については、本来コンピュータの活用はネットワークによって各々のクライアントが同一環境で等価な関係を結んでこそ有効になり、その関係があってはじめて話し手と聞き手が双方向的関係を取り結ぶことができる…つまりそうした関係がなければ、教員がどんなに先進的な技術を駆使して講義をしたとしても、それは一方向的なものに終始してしまい、学生からのリプライ・リアクションをプレゼンの現場で取り込むことはできないということです。例えば、無線LAN化した教室において、あらゆる学生にタブレットPCをクライアント端末としてもたせ、電子黒板(あるいはプロジェクタでもかまわない)を教壇の上に立てて授業をしたとしましょう。この教室に参加している者は、学生・教員の違いを問わずネットワークで結ばれ、電子黒板(あるいはスクリーン)を通じて、各自のPCのモニタに書き込まれた情報を共有できるようになります。はたしてこのような環境が実現されている教育の現場が我が国にありますでしょうか。

おそらく我が国では(2)の考えが当然視されているために、(1)のような理解が乏しいのではないかと思っています。コンピュータを駆使した講義・プレゼンは、単なる模造紙や黒板に文字情報を書き込んで提示するという古来の授業スタイルを置き換えればよいのではなく、マルチメディアという言葉が示すように、写真・音・動画など、あらゆる表現形態をデジタルデータ化して等価に扱える点こそが革新の最大のポイントです。これは時に二次元的表現を超えて、三次元的理解を可能にする場合もあります。例えば、僕は地誌の授業を持っていますが、ある都市の地勢を理解させるためには、平面的な地図を見せるだけでは学生にその都市の来歴を支えた場の雰囲気を伝達できません。一見、平板化して見える都市空間にも地勢上は高低差があり、そうした地勢の差が社会的結合関係の様態にも影響を与えるからです。しかし、写真や動画を交えることで…本当ならば二次元で表現された地形図が、アニメーションをもって適宜三次元化できるような方法があればベストなのですが…地図上で平面的に処理されてしまう情報も立体的に表現することができます。単なる紙媒体の置き換えではないということです。

とりあえず、こんな感じで仮の回答をしておきます。

2006年6月20日 (火)

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!ここに来週の講義ファイルをアップロードします。それでは5時間目にお会いしましょう。

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月19日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!来週の講義ファイルをアップロードします。今日は5時間目に3時間目と同じ教室で補講がありますので、お忘れなく。5時間目の講義内容は正規の授業内容とは異なり、夏至も近いこの季節にあわせて「北欧の祭」についてお話します。それでは3時間目にお会いしましょう。

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月15日 (木)

中北欧序説

今日の4時間目・6時間目に大阪外大大学院で中北欧序説の授業に出席してくれたみなさん!こちらにそのときにお見せした講義ファイル(PDF化済み)をアップロードしますので、適宜ダウンロードして復習にお使いください。(アップロードが遅れて、申し訳ありませんでした。)

今日の中北欧序説の講義ファイルをダウンロード

ThinkPad X40二周年

普段どこへ行くにも持ち歩いている僕のビジネスウェポンThinkPad X40を使い始めてから二年が経ちました。一台のノートパソコンを二年も使い続けているというのは、新しいもの好きの僕にとっては驚異的なことです。このX40、IBMが売っていた最後のThinkPadということで、ことさら愛用しているということもあります、しかし動作速度も緩慢で、バッテリーの持続時間も短いX40をよくも二年も使い続けてきたと思います。使い始めたピカピカの頃といえば、ストックホルム大学で開かれた北欧歴史家会議やケンブリッジのクイーンズカレッジでの合宿にこれを持ち込んで浮かれ気分でいました。その後、どんな仕事場へ出かけるにもこれを持ち歩き、いろいろな仕事をともに仕上げてきました。今は阪大との再編統合の渦中でX40が活躍していますが、こんなこと二年前には想像すらできませんでした。すでにハードディスクの空き容量も2GBを切っているし、バッテリーもへたり気味。筐体の黒いコーティングも剥げが目立つようになり、補修に補修を重ねてきたゴム足もボロボロといった感じです。昨日も夜の9時近くまで会議でしたが、どんなに遅く疲れて帰宅しても、僕はX40についた手垢や埃をその日のうちに綺麗にすることは怠りません。大切な仕事のパートナーですから、一日の疲れをとってあげるような感じで、毎晩掃除しています。僕はモノを大切にするってことは良い仕事をしていく上でとても大切なことだと思っています。(決して物神崇拝…フェチってことではありませんよ。)それでもこれだけ酷使してきたX40ですから、パタッと昇天しそうなので先行きは不安です。とりわけ1.8インチのハードディスクがどれだけ耐久力があるのものか、予想もつきません。使い始めて二年が経った今、退役させる時期が近づいているのではないかと真剣に考えています。(となると、本当にMacだけの環境になります。)

2006年6月13日 (火)

僕は勉強する時間がほしい

海の向こうではリゲティが死んで、日本では岩城宏之氏が亡くなられたとの報に接しました。作曲家・指揮者の違いはあれ、二人とも20世紀現代音楽の旗手だったことに違いはなく、なんだか現代音楽が昔のものになっていくようです。

さて大阪外大のみなさんには、今日は急用で休講にせざるを得なかったことを、あらためてお詫びいたします。なんだかんだと本当に忙しい毎日なのですが、会議でいつもご一緒する某先生から数週間前に「一日30分は論文や研究書に目を通していないと馬鹿になっちゃうよね」と言われ、それはそれで実践しています。ここ数週間、柴田三千雄先生の『フランス史十講』、樺山紘一先生の『地中海』、小田中直樹さんの『日本の個人主義』、苅部直先生の『丸山真男』など、新書の新刊は結構面白い。バスの通学時間がもう少し長ければと思うほど。とりわけ前三者はフランス史研究の三世代による対象へのアプローチの仕方や語り口などを比較しながら、楽しく勉強させてもらっています。

某掲示板でも話題にあがっていたHistorical Researchに所収されているS. Raynolds女史の"Empires: a problem of comperative history"も首尾良く入手し、斜め読みはおおよそ終わりました。帝国論については、実のところJ. H. Elliottの最新刊Empires of the Atlantic World: Britain and Spain in America, 1492-1830を発注していて、その到着を心待ちにしているのですが、こちらはもう少し時間がかかりそうです。Elliottについては、同僚から17世紀後半で終わっている『スペイン帝国の興亡』のその先が書かれているらしいとの情報を得て、即座に発注。彼の所説はスウェーデン史を研究している側からもいろいろと刺激を受けます。Composite monarchyは言うに及ばず、例えばElliottが帝国の政治的表象をいう際に言及するAvis principleという概念など。(Cf. "Power and Propaganda in the Spain of Philip IV. "In J. H. Elliott, (ed.), Spain and its world 1500-1700, Yale Univ. Press, 1989.)

願わくば、僕はもう少し勉強できる時間がほしいです。今はただひたすら堅忍力行、堅忍力行…。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II~緊急休講のお知らせ

大阪外大での今日の5時間目の北欧史の講義ですが、重大な公務が入ってしまいましたので緊急に休講とします。本当に申し訳ありません。補講について真剣に考えています。この件は20日の講義の際に、みんなで話し合いましょう。

なお今日の3時間目のスウェーデン語講読の授業は、通常通り実施します。

2006年6月12日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!来週の講義ファイルをアップロードします。来週19日は補講がありますので、その点を今日の講義のときに確認しましょう。それでは3時間目にお会いしましょう。

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月 7日 (水)

僕の講義スタイル

うーむ、昨日は666の日ですか…。リメイク版「オーメン」の公開もありますが、「ヨハネの黙示録」でいう不吉な獣の数字ですね。それを意識していれば、もう少し慎重に昨日の講義をすればよかったと、未だにショックが大きいです。

僕の講義に出てくれている学生の皆さんは、そのぶっちゃけスタイルに面食らう機会が多いかもしれません。とはいえそれは単なる与太話では決してなく、例えば、カルマル連合以来の複合的国家・社会編成の話、宗教改革による領邦教会体制の確立の話、中世的普遍権力の動揺と主権国家体制の話、戦争の質的変化にともなう国家・社会体制の変革という軍事革命の話などなど、一切その内容に妥協はありません。これは北欧史を単なる「お国自慢」的に、あるいは「トリビアの泉」的に紹介するのではなく、北欧史をより普遍的な西洋史・ヨーロッパ世界史の文脈のなかに置いてみなさんに理解してもらいたいと考えているからです。

大阪外大での講義の場合、最大の問題は北欧史の講義の前提となる西洋史・ヨーロッパ世界史の講義がないこと、こうした解釈の方法論的前提となる歴史学の概論的講義が積極的に受講されていないことです。従って、北欧史の説明に至る前提部分の箇所でやや抽象的な説明を展開せざるをえません。難しい言葉を多用することでその説明を済ませることも十分可能ですが、それでは僕の意図している西洋史における北欧史の位置づけという目標を達成することはできません。それゆえに、あれこれといろいろな例えを用いて説明するのですが…やはりそれでも脱線はいけませんね。

講義の最初でいつも言うことですし、それにこのブログのタイトルにも掲げてあるとおり、わからないこと・知らないたということは決して恥ずかしいことではないと思っていますから、そうしたことがあったら即座に質問してください。わからなかったこと・知らなかったことをそのままにしておくことは恥ずかしいことだと思います。僕も来週の講義からはより質問の時間を多くとり、みなさんからの疑問に答えられる体制を敷きましょう。学生のみなさんは、僕との間の垣根を感じないでください。そのためのぶっちゃけスタイルという講義戦略なのですから。

2006年6月 6日 (火)

反省します…

大阪外大のみなさん。今日の北欧史の授業はとんでもない脱線で話を混乱させてしまったことを深く反省します。脱線話も授業の根幹とかかわることならば大いに認められるべきだと思います。しかし今日はたとえ話が悪く、逆に講義内容の理解を混乱させる結果になった点、授業運営上深く反省しています。しかしながら、そこから一転して、授業に参加してくれている多くのみなさんが忌憚なくわからない点を質問してくれ、それに逐一こちらが回答する質疑応答形式に授業の流れが変わったことは、普段の講義形式を超えてみなさんとの間に相互交流が生まれた感もあり、それはそれで収穫でした。それはおもしろかった。どうぞわからないことがあったら、正直につっこんでください。とことんつきあいます。よい勉強をさせてもらいました。

楽しさを取り戻せ!

最近、あまりにも忙しいからでしょうか、かかわっている仕事の関係でしょうか…爽やかさを忘れているような気がします。適当に息抜きもしているんで、決してストレスは感じていませんが。日常の会話でも、飲みの場でも、ついつい愚痴っぽく、粘着質になっているのは事実。これでは、嫌われてしまいますねぇ。昔は、楽しい飲みができたものですが。すかっと爽やかな気分になれる楽しいものを探さなくっちゃ。

昨日関西外大で授業を終えて帰ろうとしたら、なにやら関西外大の学園祭か何かで、今をときめくモデルの押切もえさんが講演会か何かでいらっしゃるって耳にしたんですよ。思わずチケット購入に走ろうかと思ったのですが…、大人げないと思ったのでさすがにやめておきました。関西外大が押切さんならば、こちら大阪外大では蛯原友里さんをお呼びするというのではどうでしょう?ぶっちゃけ、統合前にぶちあげてみませんか?なんか楽しそうじゃない?(こんな教員ですみません。)

昨日帰宅してみたら千葉大学から先月の日本西洋史学会のDVDが送られてきていました。公開講演と小シンポジウムのすべてがレジュメつきで収められています。前々から偉い先生方の講演は貴重な資料になるから、何かの形で残しておこうという話は聞いたことがあったのですが、このような形で小シンポジウムまで動画化されているとは、びっくり。いろんな意味で、このDVDは学会の新機軸になると思いますね。例えば、毎年の学会の講演やシンポジウムをDVD化していくと、活字メディアとは別に学会の売りになるかも知れません。それにmpeg2フォーマットの動画データで収められているということは、オンデマンドなストリーミング配信なんかもできるかも知れない。論文とか、単行本とか、活字を追っているだけではなかなかその人の息づかいって伝わってこないところもあるんだけど、講演が映像で伝えられると講演者の息づかいはもちろん、フロアの熱気なんかも伝わってきて良い。なんか、この企画も楽しそうだよね。

ま、今日からまたまたかるーく気分をあらためていきますか。鬱めいていたら、学生のみなさんは遠慮なくつっこんでください。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大のみなさん!ここに来週の講義ファイルをアップロードします。それでは5時間目にお会いしましょう!

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月 5日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!こちらに来週の講義ファイルをアップします。それでは、今日の3時間目にお会いしましょう!

来週の講義ファイルをダウンロード

2006年6月 4日 (日)

気分転換

今日は家族が法事で田舎へ帰っているので、僕だけ自宅に籠もって仕事をしています。とはいえ…ちょこちょこと気分転換してます。それにしても白髪が増えたなぁ…とても34(今度35)には見えないよ。

まず大阪へ来て以来、ずーっと使い続けてきていたキーボードを新調しました。これまで5年以上、Happy Hacking Keyboardを使い続けてきたのですが、最近疲れているということもあるのかな…ちょっとその堅い打鍵を重く感じてきていました。で、この間Mac miniをリビングPC化しようと購入したApple純正のキーボード(もちろん英語配列版)を、書斎デスク用に転用しました。なかなかいいです。キータッチが軽くて、キーストロークがとても静かな点が。安価だったという点も。

Mac miniですが液晶テレビとの相性はばっちりなんですけれども、最初けちってワイヤードなキーボードとマウスで操作しようと思ったら、やはりどうしても嵩張る。挙げ句の果てうちのウタさんなどは、ケーブルを首に巻き付けて遊び出す始末…危ない、危ない。ってことで、こちらはいずれお金を貯めて、ワイヤレス化させねばなりません。(でもワイヤレス…電池交換が面倒なんですよね。)

Mac miniといえば、リージョンコードの異なるDVDを見るには、VLC Media PlayerやMplayerなどのソフトを使うとよいという話を聞かされていたのですが、早速アメリカで発売されているリージョンコード1なレナード・バーンスタインのライブ録画(Leonard Bernstein The Concert Collection)を購入して、この週末はゆっくりと見てみようと思っていたのですが、どうにもこうにも映りません。Mplayerだと画像が乱れます。これはちょっと残念です。大学の共同研究室にあるDVDで僕がバーンスタインを見ていたら、そのような事情だとご理解ください。

2006年6月 2日 (金)

『世界遺産』~イェリング

一部の学生のみなさんから、「『世界遺産』はどうなってるのか?」と問い合わせがありましたので、手短にお答えします。TBS系列(大阪だとMBS)の日曜日午後11時30分に放送されている『世界遺産』、北欧系の話としてはイェリング(デンマーク)の回が、7月16日に放映される予定です。この回、裏テーマが「ヴァイキング」ということで、学界でも説の定まらない対象ゆえに、まとめあげる作業が難航していました。実のところ、見せ所の少ないビルカとフーヴゴーデン(スウェーデン)も世界遺産に登録されているのですが、今回は両者を組み合わせることで「ヴァイキング」というテーマにまとめました。主軸はイェリングです。周辺取材としては、オスロ、ストックホルム、コペンハーゲン、さらにはトレレボーやゴットランドなどを組み合わせて、可能な限り「略奪活動」としての固定化されたヴァイキングのイメージをうち壊して、農民でもあり、商人でもあり、戦士でもあったヴァイキングに生きる人々の多様なイメージを伝えようとしています。(この多様性を伝えるのが難しい。)もう少しで完成しますので、乞うご期待!

2006年6月 1日 (木)

Veni, creator spiritus!

なんとか長崎での撮影を終えて、大阪での業務に復帰しています。しかし週のはじめから飛ばしすぎたこともあって、どうにもこうにもフワフワと雲の上を歩いているかのようです。いつでもふとした拍子で鼻血も出そうな感じ。まだ今週は忙しいので、長崎出島での話はこの週末にでもアップします。すみません。この5月、疾風怒濤のごとくあっという間に過ぎてしまいました。感覚的には、大阪外大で働きはじめて以来、最も速く一ヶ月が過ぎた感じ。

疾風怒濤…ゲーテかぁ…といえば、長崎以来、ずーっとiPodで第二部が『ファウスト』なマーラーの一千人の交響曲を聴いています。ほら…第一部の"Veni, veni, creator spiritus!"っていう出だしを仕事の前に聞くと、なんか疲れていても鼓舞されるんだよね。で、仕事を終えてみても、第二部の最後を聞けば癒される感じだし。精霊が降臨した訳ではないだろうけど、一千人の交響曲を聴いて臨んだ出島の撮影は充実していましたよ。ほんと、メモ書きもろくに用意することなくほぼアドリブで完遂しちゃったってのは、"Das Unbeschreibliche, Hier ist's getan."を地でいってる感じでした(笑)…ゲーテ先生、すみません。

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