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2006年2月20日 (月)

TUFS言語モジュール

東欧史研究会が東京外大の本郷サテライトで開催されたことで、東京外大の最新の情報に接することもできたのですが、そのなかで一番関心をもったのは、TUFS言語モジュールのこと。これは21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」の成果だということですが、その成果の一部はすでにネットで公開されているというので早速アクセス。いまは言語の核たる音声の問題を中心に発音と会話のモジュールが断片的に公開されている段階ですが、今後は文法、語彙と公開が進む模様。

いわゆる言語教育に関するe-learningシステムの試験的開発は大阪外大でも進められています。東京外大の場合、この言語モジュールで映像化された部分の出演者は学生や留学生であるという部分など、大阪外大のものと酷似している部分も多いですね。(というか、後発の大阪外大が参考にした?)もちろん東京外大と大阪外大とに違いはあって、前者が小中学生など初学者の学習を念頭に置いているのに対して後者は学部生の学習を念頭に置いている点と、各言語におけるモジュール開発におけるe-learningのプラットフォームがオープンになっているかどうかという点は明らかに異なります。

しかし大阪外大の計画は描かれている構想はよくても現実的になかなか進まないのが現状。東京外大におけるCOEの組織形態をみると、言語モジュール開発推進のヘッドクォーターにあたる言語情報学班の下に、言語理論の基盤を提供する言語学班、言語教育のプログラムを構想する言語教育班、そしてe-learningという新たな情報技術分野を切り開くための情報工学班があって、その三つのグループがそれぞれの役割分担をきちんと担っているらしい。大阪外大の場合、そうした組織構成も曖昧で、情報工学にあたる組織に充てられる人材が少ないことはまだしも、新たな言語教育e-learningシステムの素地をつくるプログラムがきちんと固められないまま、各専攻語に丸投げという形だから円滑にプロジェクトが進まないのかなと思ったりしています。

知識の蓄積云々、研究の実績云々以上に、(「軍事革命」論に関連して軍隊と国家の組織を論ずる者の目かすれば)こうしたプロジェクトを進める際の組織形態のあり方、作り上げ方に外部から大型研究資金を獲得できている東京外大とそうでない大阪外大の根本的な差を感じてしまいます。

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