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2006年2月 7日 (火)

朋遠方より来る

ウェールズのスウォンジー大学で博士号を見事取得された東大時代の友人Nくんが、一時帰国した次いでに豊中に遊びに来てくれました。彼との付き合いは駒場の文III-12組以来だからかれこれ十数年。東大時代の最後の頃僕は根津に住んでいたのですが、Nくんも近所に住んでいたということもあって、妻ともども仲良くしてくれた友人です。前に高槻へ遊びに来てくれたときは長男が産まれたばかりの頃。今はその長男も言葉も、意志もはっきりと示すようになりましたから、時間の過ぎゆくことのはやさに共に驚いていた次第。昨日は新たに家族に加わった娘も、すっかりNくんになついていた様子。昨日は、有閑マダムでごったがえす箕面の韓国豆腐チゲの店「オッキ」で昼食を食べた(…昨日は雪も舞う天気でしたが、ここは掛け値なしに美味い…本店はうちの宿舎の近所にあります…)後、ちょっとばかり大阪外大の研究室へ。「研究室の写真を撮る」と申し出があったときには、(あまりにも研究室が乱雑なために)「事前申請が必要」と申しましたが、しっかりと写真に納められてしまった…恥ずかしいったら、ありゃしない。(研究室への来訪は大いに歓迎しますが、アポなしはやめてね(笑))ちょっと研究室に立ち寄っただけなのに、あれやこれやと学内外から連絡が舞い込み、忙しなく研究室を後にして仕事を片付けざるをえなくなったことに嘆息。(しかしこれが大学教員の現実というものです。)

Nくんは西洋古典学が専門ですが、最近は文献学の視点から近世ヨーロッパにおける古典文学の受容についても研究の幅を広げているとのこと。ふむふむ…ラテン文化への接触と反動というテーマについては、近世スウェーデンのアイデンティティ形成にどのような影響があったのかという視点から僕も関心があるので、すぐさま「共同研究なんてどう?」なんて話をもちだしてしまうところ、いつも人に会うたび、話をきくたび、共同研究のことばかり考えている自分の、いささか職業病のような感じに気づいて嘆息。そして(声を大にして訴えたいのですが)彼のような確実な言語運用に基づき着実な研究実績をあげている優秀な古典学者が、日本で活躍できる環境がなかなかない現実に大いに嘆息。短期的に成果が明らかになる自然科学のことばかりに目がいっている我が国の文部行政ですが、古典学や文献学、歴史学といった息の長い学問が長い目で見て国家百年の計を支える知的基盤になりうるはず(…と心の中で大いに息巻く)。Nくんの短い滞在日程のなかでは、やはり東大時代の友人たちに会う予定が目白押しのよう。古くからの友人の元気な姿に接することほどうれしいことはありません。Nくん、どうぞ皆さんによろしく伝えておいてください。

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