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2006年1月 3日 (火)

大いなる幻滅〜年末年始テレビ番組の総括

昨日茨城へ到着しました。今回の帰省は、小松空港から羽田空港へ空路を使う点ではこれまでと変わらなかったのですが、陸路秋葉原から昨夏に開通したつくばエクスプレスを利用してみました。いやはや、つくばエクスプレスの快適さはそりゃぁ最新の鉄道システムなんだから当たり前なんでしょうが、秋葉原と筑波研究学園都市の変貌ぶりには正直驚きました。「萌え」文化の隆盛する昨今の秋葉原事情は、昨年の『電車男』ブームを通じて聞いてはおりましたが、それ以上に昭和通り方面がヨドバシカメラをはじめあんなにあんなに激変しているとは思わなかったです。(5〜6年ほど前まで「ほぼ」秋葉原住民だった自分としては、その激変ぶりから時代に取り残された感を強くしました。大阪へ移ってからは、ほとんど秋葉原には行っていません。)それからつくば駅周辺の変わりぶり。西武百貨店(クレオ)を中心とした商業施設は以前より研究学園都市の中核を形成していた部分であり、僕も子供時代に馴染んだ地域ですが、今やその外縁部にはGAPがあったり、コムサがあったり…なんだか、東京がそのまま移ってきたようで、これにも驚きました。

そんな秋葉原やつくばの変貌ぶりは時代とともにあるものだろうと思うのでさして幻滅を感じてはいないのですが、年末年始のテレビ番組に関しては関心できたものが実に少なく、幻滅を感じるものが多かった感じです。関心したものから列挙しましょう。年末のテレビ番組ラッシュは個人的にM-1グランプリからはじまっていたのですが、笑い飯と麒麟が決勝ラウンドに残るだろうとおおかた予想をしていたものの、まさか最後の最後でブラックマヨネーズがグランプリを獲得するとは思っていませんでした。大阪に住んでいると、ローカル局が作成する番組のレポータとして彼らはよく出ているので(もちろん)チェック済みでしたが、彼らの漫才芸が東京にうってでてみて、ほとんど彼らを知らないだろう東京の観客相手に4分程度の短時間の間によくもあそこまで爆笑をとれたものだと感心しました。やはり古典的な漫才芸の「型」を着実に踏襲している者の勝利ということでしょうか…笑い飯はダブルぼけという前衛的すぎるスタイルを見直す時期にきているかもしれません。やはり話芸は掛け合いが成立してなんぼのものではないでしょうか。(個人的には、敗者復活の神宮球場にレポータとして赴いていた中田なおきさんの姿をみて、豊中市民としては大いに盛り上がりました。)

大晦日の晩は泉ピン子さんによるウィークエンダー・リターンズからはじまり、紅白歌合戦を軸に各局の番組をほぼ3〜5分おきにザッピングしていました。まず個人的には泉ピン子さんを軸に展開されたウィークエンダーは面白かった。とりわけ生きたサソリを手にしながら「蠍座の女」を歌ったり、秋葉原のメイドカフェでメイド姿に扮したりした泉ピン子の底力とは、すなわち彼女のえげつない発言の数々が実はそれを聞かされる相手の感情とその場の雰囲気に配慮されたものである点にあると認識。すなわち彼女の毒舌は、あらかじめ彼女の発言に与する味方の範囲を拡大し、毒舌を有効化する防疫線の作り上げ方が絶妙なのであり、彼女の人気はそうした配慮ある防疫線に裏付けられるものだろうと認識しました。

その一方で大いなる幻滅を感じたのは、紅白歌合戦におけるみのもんた氏による司会ぶりです。山根基世アナウンサーを「お嬢さん」と紹介したあたりは「いつものみの節だよ」といった感じで、まずはご祝儀程度に非NHK的なノリで良いと思ったものの、結局「みの」節は一貫して「飲み屋トーク」の延長に終始し、紅白歌合戦の長丁場において様々に展開されるいくつかの情景においては、全く場をわきまえない不適切なものも目立ちましたね。そうしたこの人の話芸の「単調さ」は、泉ピン子流の防疫線が設定されていないがゆえに、長引けば長引くほど賛同者を失わせ、最後は後味の悪い嫌気・嫌みだけが残るものに感じました。例えば、森山良子・直太朗親子による「さとうきび畑の唄」(これはすばらしいパフォーマンスだったと思う)が終わったあと、その余韻を破って間髪入れずみの氏の口から発せられた「お若い…まるで姉弟のようだ」という発言。「さとうきび畑の唄」の雰囲気を台無しにしましたね。えげつないからときにいやらしく聞こえるものの…しかし本音をズバッと語る語り口では泉ピン子さんも、みのもんた氏も似たような芸風に見えますが、場をわきまえられるかいなかという点で大きな違いを感じました。

さてなりふりかまわない紅白歌合戦の演出(後にテリー伊藤氏が、K1 Dynamite!で矢沢永吉氏がバラードを熱唱した事例を引き合いに出して、「紅白でも歌の合間に格闘技くらいやればよい」と言っていましたが、ほんと僕もそう思います…。あ、そうそう、Love マシーンで旧モーニング娘。のメンバーが出てきたときには、大学院生時代を思い出して「スキウタ」の術中にはまってしまいましたが。)の一方で、他局の番組にはしらけさせてもらいました。TVタックルの超常現象討論や2局による格闘技はもはや出場者(出演者)も毎年定番になってきていて、新鮮みにかけます。どうでも良い心配ですが、結局プロの格闘家でもないボビーに判定負けしてしまった曙の格闘家人生はこの後どうなってしまうのでしょうか…残る相手はいよいよ猫ひろしくらいでしょうか…。というか曙があれだけふがいないと、結局格闘技の世界における相撲の位置づけ(まがりなりにも曙は横綱だったのですから)にまで問題は派生します。というか、格闘技ははっきりいってどうでも良いです。敗者にもかかわらずマイクパフォーマンスを展開した小川直也さんの態度にも疑問符が…柔道の世界での先輩なりの行動だったのかもしれませんが、しかしやはり敗者は語らず去るべきでしょう…試合までひっぱって、ひっぱって…真剣な勝負は良かったけれど、しかし演出過多は勝負師としての格好良さに傷を残します。

ちょっとだけ面白い企画と思ったのは、日テレ系の『お笑いネタのグランプリ』なのですが、ほとんどの芸人(&ネタ)は『エンタの神様』の延長戦にあるとはいえ、この一年に流行った笑いを総復習するという意味では、便利な番組に思いました。昨年で2回目だと思いますが、この企画が長寿化し「笑いのデータベース」として発展させる手もあるのでないでしょうか…。古谷家としては、昨年末に彗星のように登場した小梅太夫と桜塚やっくんを再確認して年越しを迎えられたので、万々歳。とはいえ紅白が終わってしまえば、元旦へかけての番組はもうどうでも良いものばかり。(ナイナイの岡村くんはもうどうでも良い企画で年越しする必要はない…体張っている点では評価しますが、全く笑えません。)個人的には『ジャニーズ歌合戦』などつらつらと眺めながら…「おぉ…マッチはデビュー25周年で今年は歌手業復帰なのか…というか、今のジャニーズ世代にマッチは伝わるのか…」と、やはりいらぬ心配をしながら、元日は過ぎました。

もう一つの幻滅は今晩放映された『新選組!!』。三谷脚本はよかったと思います。土方・榎本・大鳥の密室劇的展開は成功していたのではないでしょうか…、とりわけ最後の1/3くらいの大鳥が奮起するあたりのやりとり以降。それに土方の近藤に対する友情で筋を一貫させていた点も、すがすがしかった。でも個人的に一昨年の大河ドラマ『新選組!』は、土方歳三をフィーチャーしたドラマではなく、新選組に集った若者たちの群像劇として見ていたため、土方だけに主眼を置いた今回のドラマつくりには面白みを感じることはできませんでした。(函館に残された隊士たちの話はよかったが…。)結局、榎本も、大鳥も、本編では登場しない人物なのであり(榎本はほんの少しSMAPの草薙くんが友情出演で演じていましたが)、彼らと土方の絡みは唐突すぎた…。斉藤一だったり、原田左之助だったり、永倉新八だったり、『新選組!』本編の主要登場人物のその後を見せるようなやり方もあったのではなかったかと思います。しかしなんですなぁ…この三谷幸喜という人は超人ですね…『新選組!!』の裏では『古畑任三郎ファイナル』やってますし(しかも三回も!…これだけ長いドラマの脚本を3本…しかも『新選組!!』も含めれば4本もどうやったら書き下ろせるの!!)、そして今月には『The有頂天ホテル』も公開になる。『有頂天』は絶対見にいきますが、なにやら今年は大河ドラマ『巧妙が辻』で足利義昭役で俳優としても出るらしいではないですか…。どうぞお体ご自愛ください…としか言いようがありません。

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