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2006年1月

2006年1月30日 (月)

システムクラッシュ中…

今日は研究室に籠もって成績付け…。気分転換に何気に書き込みます。ところで、この研究室が今抱えている最大の問題は、2台配置してあるコンピュータのいずれもがシステムクラッシュしていて、そのまま放置してあること。一台は製作年が3年を過ぎた自作PC、もう一台は昨年導入したMac mini。どうにも、こうにもコンピュータのメンテナンスに割いている時間がなくて、そのまんま…。従って、通常の業務はいつも持ち歩いているThinkPadでこなしているという有様。「ThinkPadだけで仕事できてるんじゃん!」という真理に裏付けられた突っ込みはよしてくださいね…ハイパワーなデスクトップマシンとMac環境があるおかげで、学生のみなさんの急な要請やこの研究室界隈の方々のお役になにかとたっているのですから。

自作PCはWindowsXPの調子がおかしくなったていた昨年10月頃一気に初期化して、その環境構築途中に挫折。以来年末から今に至るまで時間をとれず放置状態。自作PCは安価に組めるという利点があるのだけれども、一度組んでしまうといろいろと「長生き」させるためにパーツをとっかえひっかえしていって、例えば今回のように初期化しようとすると後から組み込んだパーツの順番に応じてドライバの入れ替え作業をせねばならなくなったりして、何かと難儀。いっそのことPCの側を取り払って、中身丸出しにしたままにしておこうかしら。埃さえ気にならなければ、冷却効果もばっちりです…(苦笑)。こんな感じで何年も使い続けていくことになるのでしょう。(本郷の院生時代に組んだマシンは、なんだかんだとやりくりして10年近く現役でした。)Mac miniはMac OS X 10.4.4へのアップグレード中にシステムクラッシュ…。もうどうでもいいやという気分になっていて、そのまま放置状態。これはこれで春休みに入ったら自宅へ持ち込んでじっくり再構築に取り組もうと思っています。

よく同僚の方々から「古谷さんの部屋にはパソコンがいくつかあるから…」と指摘されるのですが、正直なところまともに動いているものはございません。ジャンク屋状態です。複数台抱えていると、やはりそれらのメンテに時間が多くかかるものです。はやくこれらのコンピュータをきちんとメンテナンスして、この研究室界隈の皆様の期待に応えられる状態へと持って行きたいものです。

2006年1月29日 (日)

W-ZERO3は不要

この週末にダウンしたときに寝床でのメールチェックやニュースチェックに威力を発揮してくれたのがスマートフォン702NK。で、そのときに思ったのは昨年末の発売以来巷を賑わしているW-ZERO3のこと。

最初それが発表されたときには、自分も買おうかなと思っていたのですが、今となって落ち着いてみると「やっぱ要らないなぁ…」という感じ。理由の一つは片手だけで操作できないこと、二つはBluetoothが搭載されていないこと、三つはヨーロッパ渡航時に使えないこと。

PHSで常時ネット接続できるというのは凄いことだけど、寝床に伏していたり、バスや電車のなかにいたりするときには、やはり片手で入力できる機器でないと操作に躊躇します。それに自宅で愛用しているPowerBookや普段外出時に必ず持ち歩いているThinkPadとはもはやBluetoothによる無線通信環境がデフォになっているので、いまさらケーブル接続なんて「うざったい」。

というか、この間、関西外大からの帰りに枚方市から京阪に乗ったら、隣の男の人がW-ZERO3を使っていたのだけれども、なんとも大きくて使っている姿が不格好だった。(昨年の江ノ島合宿のとき、「古谷くんはなぜPDAをやめたの?」と方々から聞かれましたが、第一に賭けた費用の分の元がとれない…つまり生産性が低すぎるということ、第二はなにやらポチポチ…シコシコ…と人前でPDAを操作する姿が傍目から見るとキモいということの二点を理由にあげました。)

その不格好な感じが、僕のなかでW-ZERO3熱を冷まさせる決定的理由になりましたね。ちょっと悔しくなったから僕も(やめれば良いのに)おもむろに702NKを取り出して、「スマートフォン対決」をしてみた。個人的にはユーロピアンデザインなNokia端末にスマートさを感じて、優越感に浸っていたのですけど…馬鹿ですね、自分。

ただ一言…Vodafoneの702NKの場合、パケット代金がかさむことだけが怖い!

2006年1月26日 (木)

静養します

寝床から投稿します。今日は会議が4つ重なっていますが、体調不良のため大学を休みました。昼間に家にいるなんて、何週間ぶりだろう?関係する皆さんには迷惑をかけますが、ねむらせてもらいます。

ありがとう!枚方!

昨日の補講をもって関西外大での地域研究VIIIの講義が終了しました。実のところ個人的には全く新しい講義で試行錯誤を重ねながら講義準備をしてきた身としては、最後の最後でパラパラと拍手が聞こえたとき、あるいは「この授業が学生生活最後の講義でした」なんて言葉を聞いたとき、ちょっと感極まってしまいました。多くの学生のみなさんから率直な感想を頂ける関係を築けたことは、僕にとっても有意義でしたし、一年間の講義を組み立てていく過程ではこちらもよい勉強をさせてもらいました。

最後の補講は他の授業との関係で出席できなかったみなさんもいらっしゃるでしょうから、『世界遺産』を題材にして総括として語ったことをここにもまとめておきます。それは「北欧」をはじめ地域研究を進めるにあたって基本的な態度としてどのようなものが必要かということです。

第一に、積極的に他地域との比較の視点をもつこと。例えばスウェーデンの特性を明らかにしようとするならば、デンマークやノルウェー…はたまた日本など他の地域の事実と比較検討して、はじめてそれがより明瞭に見えてくると考えています。

第二に、生活の現場を意識すること。政治や経済の制度、文化の様態などなどを本当に理解しようとするならば、それは実際にそこに生きる人々の生活の現場を知らなければ、なぜそのような制度や様態をとるに至ったか、説得的な議論を展開できないと考えています。

第三に、第一の視点や第二の視点を得るためには、正確な語学の運用力が必要になるということ。それぞれの地域の実情も生活の現場への感覚も、それは現地で使われている言語の正確な理解があってはじめて把握できるものだと考えています。

ですから外国語大学で学ぶ皆さんは、地域研究を学ぶ基礎的な実力を陶冶するために外国語を学んでいる点で、他の大学で学んでいる学生よりアドヴァンテージがあるのだと自負心をもち、今後自分たちの関心に即した地域研究に邁進してほしいものです。とにかく僕も北欧に関する思いのたけを語れたので楽しかった…ありがとうございました。

2006年1月25日 (水)

スマートフォン大活躍!

少々古ぼけてきた感のあるスマートフォン702NKですが、ここに来て大活躍です。センター試験の統括業務(監督業務ではない)を行っているとき、僕は大阪外大内のいろいろな会場(教室)を走り回っていて、決して本部に座していただけではありませんでした。しかし702NKには、卒論提出を控えた学生からの連絡は逐一プッシュ形式で連絡が入り、(もちろん音など一切ならない設定ですが)バイブレーターが震える度に「あ、また連絡来たな」と意識できていました。その連絡さえあれば、あとはチェックするだけ。もちろんたとえ監督業務をしていないといっても試験時間中にチェックなど御法度ですから、休み時間にそれをすますしかない。しかしほんの10分程度の休み時間に研究室へ戻ってメールをチェックするなどということはできませんでしたから、休み時間になるたびに本部でメーラーやRSSリーダーを開き、逐一情報収集。ですから一日目の開始が雪によってそれほど混乱がなかったとか、リスニングの再テストが結構起きていたとか、卒論ようやく仕上がりました(笑)とかの情報は、だいたい追えていました。

一般の電子メールが確認できるメーラーやリアルタイムにニュース配信してくれるRSSリーダー、そしてパソコンで使っている規格でおおよそ同じ情報を表示できるフルブラウザが使えるスマートフォンは、やはり通常の携帯電話以上の可能性を秘めていることを実感しています。とりわけ最近重宝しているのはOpera Mobileというブラウザ。702NKではこれが動いてくれるので、スウェーデンのサイトなど文字化けなく確認できます。これはスウェーデン語の学生の皆さんにお勧めしたいのですが、OperaやNetFrontといったフルブラウザを使える携帯電話があれば、電子辞書など必要ありません。ブラウザの使いすぎによるパケット代金を気にする必要はありますが、例えばOperaを使えば、百科事典については(最近かのBritannicaと精度はそれほどかわらないという話もある)Wikipediaが検索できますし、スウェーデン語辞書については移民のためのスウェーデン語学校で活用されているLexinや、スウェーデン研究者にとっての必携サイトであるイョーテボリ大学で運営されているSvenska Akademiens Ordbokが検索できます。(SAOBを使わないスウェーデン研究者はハッキリ言ってモグリ!) Lexinについては外国人向けに作られた辞書というだけあって、スウェーデン語の基本的な文法事項も、例えばNorstedtの辞書などよりずっと親切に作られており、動詞・形容詞・名詞の変化なども逐一確認できます。

Operaの利点は欧米で開発されているブラウザということもあって、多言語の特殊文字が文字化けなく表示されるという点。ヴァージョンによっては、逆に日本語が文字化けしてしまうこともありますが(… しかしその問題も702NKならばフォントを入れ替えることによってクリア可能…)、例えばOperaのJava版であるOpera miniならば、何も修正することなく実に容易に日本語と欧米語の混在が可能になります。また702NKに標準搭載されているメーラーですと、HTMLメールはヘッダーだけしか受信できず、本文は途切れてしまう問題を抱えているのですが、僕のようにプライベートアドレスと大阪外大のアドレスを一括してGmailに転送している場合、 OperaでGmailのサイトを使ってすべてのメールを確認できます。(この3月にスウェーデンへ行くのですが、そのときも問題なく使用できそうという大きな期待があります。確かにVodafoneの海外ローミングの料金は高価なのですが、 SIMカードをスウェーデンで100SEK単位で売られているプリペイドものに交換してしまえば、電話番号は一時的に変わってしまうけど料金は安上がりにできそうという予想がある。そんなことも試してみようと思っている702NKですが、それもこれも海外と同一規格のスマートフォンだからできる芸当です。)

最近の携帯電話はスマートフォンの機能に近づきつつあり、フルブラウザやOffice文書、 PDAファイルのブラウザを搭載したものが多くなりました。かつてPDAを使っていたときには、電子辞書については必ずローカルに辞書データを蓄積しておく必要があり、僕のようにだいぶ昔にふるーい三修社のCD-ROMを購入していた者はまだしも、今では容易にそれが入手できなくなったため(著作権の関係上コピーなどさせることもできず)、教育・研究ツールとしてのPDAをあきらめざるを得なかった経緯があります。しかし常時ネットワークに接続可能な携帯電話を使うことによって、ネット上の情報リソースにいつでもアクセスできる手段が確保されるならば、こうした問題もクリアされます。ここまで来ると、PCだろうが、携帯電話だろうが、そうした機器の形態の如何を問わず、僕たちはネットにさえ接続できる手段さえあれば、効率的な情報活用を実現できることになる。 Operaのようなソフトウェアに示される機器やOSの違いを超えたクロスプラットフォームの可能性はまさにこの点にあるのであって、この点はいずれ脱稿しなくてはならない『クリオ』のテーマの一つになりそうです。こうした携帯電話を情報ツールとして活用することを是非おすすめします。(が、使用に際しては最低限のヒトとしてのモラルを守ること。しかしなんですなぁ…これほど携帯電話が有効なツールになってしまうと、入学試験や定期試験ではますます携帯電話を使った不正行為に僕たちは目を光らせなければなりません。)

地域研究VIII補講&レポート提出

関西外大のみなさん!今日25日の5時限目にいつもの教室1205教室で補講を行います。この授業のときがレポート提出の最終期限です。では5時間目にお会いしましょう!

2006年1月24日 (火)

疲労困憊…

センター試験の業務を終えて、ここに来てどっと疲れが出てきています。今日は大阪外大で「北欧の地誌」の最終講義と「北欧史」の試験を無事に終えました。学生の皆さん、お疲れ様でした。

精神的には、今年のデンマーク・スウェーデン歴史ゼミで担当していた卒論執筆の学生たちが全員無事に提出したということも、緊張の糸を緩める「嬉しい」知らせだったかも知れません。昨晩は帰宅してみれば、いつの間にか「爆睡」してしまいました…。週末締め切りと「最終宣告」を受けてしまった科研成果報告書(これはだいぶ締め切りを過ぎてしまっていて、関係者の方々には多大なご迷惑をかけており、本当に申し訳なく思っています…「軍事革命」論に関わるその成果報告の一端はいずれこのブログでも紹介しましょう…)も、昨晩は何もできず「爆睡」。

気がついてみれば、22日深夜の『世界遺産』では「サーミ人地域」が取り上げられていたという事実も知り、まぁ、それはそれで、センター試験が終わったあと、友人と午前2時まで「打ち上げ」と称して飲んでいたのが悪かったので…後の祭りといわれれば仕方なく、激しくショック。僕の担当ディレクター様にDVDをお願いしてみようかしらん。再編統合の動きも急展開を見せているし、何より学年末の成績づけラッシュに卒論査読、そして来月は東欧史研究会での報告…。

センター試験のあと深夜まで一緒につるんで飲んでいた大阪外大の同僚からは、「古谷さん、そりゃ抱えすぎ…」と鋭く指摘されるも、その同僚の観察によれば、「古谷さんは、忙しい中でも愚痴ではなく、何か楽しいものを見つけ出して膨らませようとしているよね…」という誠に感涙もののコメントを頂き、心の中で「そうなんですよ、そうなんですよ…」と繰り返しながら、酒杯も延々と重ね続けられた訳ですが、そう…どんな仕事でもまだまだ未熟な自分には勉強の連続なのであって、どんな仕事にも「学び」の要素が転がっているから楽しくて仕方がない。そう、人生楽しくなきゃ!

2006年1月23日 (月)

センター試験終わる

今日午前の搬出作業をもって、センター試験のすべての仕事が終わりました。現時点で大阪外大はとりたてて大きな問題もなく、現場の統括を任された僕もようやく安心して眠れます。確かに肉体的にも精神的にも疲労困憊する作業の連続でしたが、いろいろな人との共同作業は「楽しい」側面もありました。この作業に関わったすべての人たちの協力に深く感謝します。

それにしても、リスニングテストについては全国的に大問題になっていますね。全国一律の条件を設定し、受験生に平等な受験環境を保証しようとセンターががんばれば、がんばるほど、その反面大変煩雑なシステムになってしまった感は否めません。受験生一人一人に配られた何十万個というICプレーヤのすべてを、センターは事前に動作確認したと言いますが、それだけ多くの機械が出回れば、リスクが高まることは必定。機械ってものは実は生き物であって、理由などわからないままにだだをこねることが多々ある。たとえ製造元で確認がとれていても、移動・保管・配布の過程で全く想定外の問題が起きる可能性はあるし、確率的に数が多ければ多いほどその可能性は高くなる。

より深刻な問題は、準備体制・実施体制によって監督業務の質にばらつきがあったことですね。しかるべき理由から再テストを要求できる受験生の要請が認められなかったという問題が数件起きているらしいですが、何を持って再テストとするか監督者は事前にしっかりと把握しなければなりません。今回のリスニングテストでは、予備校の模擬試験などで馴れている受験生は問題を起きないだろうが、むしろおざなりに業務をこなす監督者のほうが問題を引き起こすのではないかと危惧されてきましたが、それが現実になってしまった。

まぁ、とにもかくにも、僕が関わっていた業務がすべて終わったと思ったら、一気に気力が抜けてしまいました。今日から通常業務に復帰せねばなりません。スウェーデン歴史ゼミ、デンマーク歴史ゼミの学生のみなさんで卒論を抱えている人は、今日が教務課への提出締切日です。正本1部(この表紙タイトルは昨年10月に提出した題目届と同じにしてください)、コピー2部、スウェーデン語/デンマーク語による要約コピー1部を用意し、正本は教務課へ、コピーは古谷研究室へ提出してください。

2006年1月22日 (日)

センター試験一日目終わる

高い確率で降雪が予想されていたもののそれも見事に外れ、混乱の予想されたリスニングテストも整然と問題なく実施された。昨日ほど天気予報が外れてくれたことを嬉しく思った日はなく、「神頼み」の思いが天に通じたということか…。これもひとえに一日目の困難な業務に携わった事務員・教員の協力の結果であるわけで、我が大阪外大も「やればできるじゃん!」との思いを強くした。とはいえ、まだセンター試験の日程の半分を終えたに過ぎず、僕の白髪の数が増えそうな時間がもう一日続く。いやほんと…昨日一日だけでだいぶ白髪が増えたような気がする…が、精神的には疲労困憊というよりは、想定外の事態に対処しているうちに格段に打たれ強くなったような気がする。「精神修養の場か…!」と思いたくもなるが、普段つきあいのない事務員や教員と仕事ができるのは実は有意義な体験でもある。現在午前5時前…もう一日だけみなの協力が得られることを切に願いながら、一風呂浴びて自分も気合いを入れ直そう。

2006年1月21日 (土)

センター試験迫る

現在午前5時…今の時点で大阪に雪は降っていない。今日ほど天気予報が外れてくれたことを嬉しく思う日はない。神様が応えてくれたようだ!1979年の共通一次試験の導入、1990年のセンター試験への制度改変以来、リスニング試験の導入という歴史的改革を迎えた今年のセンター試験が、数時間後にいよいよ始まる。受験生にとっては人生を左右するこの日なのだから、大阪外大にある者は今は再編の話も中断し、各自の務めを全うして受験生をサポートすることに傾注すること望む。とにもかくにも僕はこれから大学へ向かうが、受験生の皆さんも道中気をつけて、がんばってもらいたい。

2006年1月19日 (木)

神頼み

今日も長く会議の続いた一日。時折外に出てみると、箕面キャンパスに雪がちらついていました…。
ゆ、ゆ、雪ですとぉぉ!

昨年末に大雪が降ったときに、阪急バスをはじめ交通機関の脆さが露呈し、まさに陸の孤島と化した我が大学…。お願いだから、週末のセンター試験の日には雪が降らないで欲しい。しかし天気予報によると…(涙)。

雪降りませんように、雪降りませんように、雪降りませんように。明日は入試課の人たちと一緒に照る照る坊主でも作ろうかしら。それとも近くの天神様に絵馬でも掛けてこようかしら。

2006年1月18日 (水)

戦々恐々…

世の中、企業倫理を微塵も感じさせないいくつかの企業の話題で騒然としていますが、個人的には週末に迫った大学入試センター試験のことが気になって、気になって…(胃が痛いのを通り越して)気持ち悪い日々が続いています。おかげさまで、最近白髪がまた増えました!

しかしなんですなぁ…テレビを見ていても巷をにぎわせている連中の顔が脂ぎっていたり、悪党面だったりするので、はっきり言って気持ち悪い。キモイ、キモイ、キモすぎる…。(キモイという言葉の使い方はこれで正しいですか?)だから最近はテレビで綺麗な女性が登場すると、それを見ながら妻に「こんな女性がいてくれて本当に良かった…心が洗われた思いがする」と何度も語っています…、いやほんとにそれはそれですばらしい。最近は、僕としては味はあるが老けた役者さんばかりのキャスティングに大いに疑問符のある大河ドラマ『巧妙が辻』での唯一の希望…長澤まさみさんの役所について妻と議論していました。(話は山内一豊のような地味な人物の話でもいっこうに構いません…というか、近世軍事革命を論ずる者としては(…今年の僕の課題の一つは軍事革命論に蹴りをつけることですが…)、山内氏がらみで土佐における一領具足やら、藩士・郷士の別やらに注目が集まるならよいと思ってるんですが…そんなことはドラマですからありえませんかね。で、あとは、すでに予告されている『ごくせん』ばりの仲間由紀恵さんによる『水戸黄門』の印籠のような千代の決めゼリフにも期待してます。)妻は妻で、阿部寛さんを見ると心が洗われた思いがするようなので…この点をお互いに主張しあっているあたり、古谷家は似たもの夫婦だということになるのでしょう。

で、あまり社会時評とかしたくはないのですが、ライブドアは虚業ってことはわかっているのに(…学士もとれないで退学した人間に全うな事業を貫徹できる指導力があるとは到底思ってはいないのですが…)、天下の経団連はなぜメンバーにしちゃったのだろう?政権与党の圧力もあったとは思うけど、ライブドアに目をかけてきた自民党は、結局なにか国政でヤバそうなことがあったときのスケープゴートとしてライブドアに唾をつけていたんですね。もしそういうピエロ的な役回りを自認したうえでの、これまでのホリエモン氏だとしたら、それはそれで大物だとは思うけど…。耐震偽装の喚問があった昨日にライブドア・カードを切って国民の関心をそらせようとするあたり、なるほど耐震偽装の問題の根深さを感じます。戦々恐々としている人は多いのでしょう。

戦々恐々といえば、個人的に言えばこの週末の大学入試センター試験のこと。昨日はそれ関連の業務で授業を抜け出したりして、学生のみなさんに迷惑をかけました。申し訳ない。なんていうのかな…20世紀型の徹底管理システムの極致をいくのがセンター試験のようなイメージがあるのですが、自分の権利ばかりを主張してくる偏屈な自己愛の蔓延する昨今の風潮に対して、クレームがないように徹底管理したシステムを築こうとするセンターの方針は理解できるのですが(…いやはや本当にいまあるセンター試験の綿密なシステムには驚愕するばかりです…)、そのシステムの末端を担う者は通常業務も抱えており、なにせ普通の人間ばかりですから完璧な対応ってのは難しい…何も問題が起きず、受験生をしっかりとサポートできる体制が維持できることを神様に祈るばかりです。というわけで、湯島天神にでも行って神頼みしたいのは、受験生ばかりでなく教員も一緒です。

2006年1月17日 (火)

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II 後期末試験

大阪外大で北欧史の講義に参加しているみなさんへ!

今日の授業でお話したように、ここに来週24日の4時間目に予定されている後期末試験の試験問題をアップロードしておきます。閲覧用のパスワードは昨日発表したように、通常のものとは異なります。4問用意してありますが、そのうち2問を解答してください。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II 後期末試験問題 をダウンロード

それでは、来週火曜日にまたお会いしましょう!

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大で現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II「北欧の歴史」を受講されている学生のみなさんへ!

今日の授業は第二次世界大戦以降の北欧諸国による地域間協力の実態について講義し、この一年の話を締めようと思っていますが、 忙しくなりそうです。

まず僕のほうでどうしても抜けることのできないセンター試験関連業務が午後3時までありますので、授業は少し遅れて午後3時過ぎに始めます。 (ですから僕が午後2時50分に現れなくても、決して退席しないようにしてください!) また午後4時には再びその業務へ戻らねばなりませんので、それまでに講義を終えます。

この小一時間の間に、来週24日に予定されている後期末試験の問題予告(4問発表します…実際に解答してもらうのはそのうち2問です) と授業アンケートを書いてもらいます。駆け足になりそうですが、これも大阪外大のため…何卒ご理解のうえ、よろしくお願いします。

北欧文化特殊研究Ⅰ

大阪外大の学生のみなさんで北欧文化特殊研究Ⅰ「北欧の地誌」を受講されている人へ!

今日の授業は、新しい観光コンテンツ開発ということで「エーアスン/オレスンド海峡大橋~北欧の過去と未来を結ぶ架け橋」 について講義し、来週24日の発表に向けたグループ打ち合わせをしてもらいます。

しかしながら、僕のほうでどうしても抜けられないセンター試験関連業務が午後2時から入っていますので、 僕はそこで抜けて残り時間は自習! ということにしていただきますので、よろしくお願いします。

2006年1月16日 (月)

地域研究VIIIの補講情報

関西外大のみなさん!来週水曜日25日に予定されている補講について、教室配当が決定されましたのでお知らせします。

  • 補講日時 1月25日(水)5時間目
  • 教室 1205番教室(いつもと同じ教室ですね!)

当日は北欧の世界遺産関連の映像資料をご覧に入れようと思っています。また、この日をレポート提出の最終期限としますので、よろしくお願いします。

地域研究VIII

関西外大のみなさん!今年もよろしくお願いします。さて、ここに今日の3時間目の授業で使う講義ファイルをアップロードします。

第10回 「ハンザ同盟都市ヴィスビー(スウェーデン)」をダウンロード

てっきり昨年中にこのファイルをアップロードしていたと思い、この発言をすることをすっかり忘れていました。申し訳ありませんでした。今年一発目のみなさんむけの発言をお詫びの言葉からはじめねばならないこと、誠に申し訳なく思いますが、今日の授業もいつもと同じようにプロジェクタで映写しますから、最悪の場合、このファイルを印刷できなくても授業には参加してください。

また今日の授業では、レポートを提出できる人は僕に直接手渡してください。(なお今日提出できない人は、来週25日に予定されている補講の際に直接提出してください。それが最終期限です。)そして授業の最後では授業アンケートを書いてもらうことになりますので、是非参加してください。それでは、3時間目にお会いしましょう!

2006年1月14日 (土)

グループウェアの導入

いよいよ僕の大学でも、グループウェアが導入されるという話を聞きました。すでに事務方で導入され運用されてきたシステムが、全学的に拡大されるようです。グループウェアというのは、メール・掲示板・予定表・書庫などの機能を同一ネットワーク内で統括的に共有する仕組みで、最近はWebブラウザを通じてOSの如何にかかわらず情報共有できるのが主流となっている仕組みです。確かに業務の効率化ということを考えると導入もわからないのではないですが、財政事情が逼迫化している独法化以後の国立大学法人でこのシステムを導入するのにかかる費用のことを思うと…。もちろん導入の真意として、法人評価の基礎資料となる業務データを統括的に蓄積・管理する必要はわかるのですが、wikiやIRCなどを使ったりして(最近はlivedoor wikiなど、ビジネスユースをもにらんだセキュリティに配慮する仕組みも登場しているみたいだし)、もう少し安価に柔軟にできる選択肢もあったのではないかと思います。そういう話も含めて1月2日の「脱メール化」への提言を行ったのですが…。やはりデータベースの蓄積という点で、まだまだwikiなんかは難しいのかな。この点については(前の江ノ島合宿で名前をあまり出さないようにと指摘されたので極力控えますが)A山学院大学にいらっしゃるY村先生がいつも鋭い指摘を頂いていて、おそらく今のような文字も音も映像も、あらゆる情報がデジタルデータ化された状況が続き、網羅的なデータベース化が不可能な状況にあるということは、ある意味これは「無文字化社会」に我ら人類が再び回帰したわけなのであり、いずれ史料に依拠した歴史学などという学問は成り立たなくなるだろうとのこと。僕もまさにそのような危惧を有しております。

2006年1月13日 (金)

山川『世界史地図ソフト』とジャストシステム

今日も朝から晩まで会議詰めでした。そんななかだいぶ前に発注していた山川出版社の世界史地図・図解ソフトがようやく届きました。

このソフト、基本は高校世界史Bの定番教科書「詳説世界史 世界史B」の内容に準拠した歴史地図が網羅されており、 本来は高校世界史の先生方が教材作成などに活用できるよう作られたものです。僕の場合は、 今大阪外大で進められているeラーニング研究の文化コンテンツ開発のための参考資料として、歴史地図作成をどのように実現させているのかを吟味する目的で入手しました。 所収ファイル形式はジャストシステ社のグラフィックソフト花子に対応するもので、基本は花子を通じてデータ加工を行い、 その後一太郎やワードなどに貼り付けて使うことができます。

で、久しぶりにジャストシステム社のソフトウェアをごにょごにょと使ったのですが、 なんともそのインターフェースが懐かしくなりました。思えば、いまから10数年前に学部の卒論をはじめてパソコンで書いたとき、(・・・ それはIBMのThinkPad330Csというラップトップで、東大西洋史研究室ではじめてのDOS/V機と言われてました・・・みなに 「なぜ98じゃないの?」と突っ込まれていたのを懐かしく思い出します・・・今の学生さんにはこの「98」 という言葉が理解できないかもしれませんが、かつてはOSのようなソフトウェアではなくハードウェア(例えばこの「98」 とはNEC社の出していたPC9800シリーズのことです)を基準にコンピュータを選択していた時代があったのです…)、 出たばかりのWindows3.1用の一太郎Ver.5を使っていました。

ジャストシステム社のホームページには、一太郎ヒストリーというページがあってなかなか思い白いです。僕が一太郎Ver.5を使い始めた頃はMS-DOSというOSが主流で、まだ日本語と欧米言語を混在させるのも大変困難な時代でしたから、Windows上で欧文特殊文字を日本語と混在できた一太郎は画期的でした。そして、その後もしばらくの間、(実はこっそりと) 一太郎Lite2という大変軽快なワープロソフトを、ビューワーがわりにいつもラップトップには入れていました。

今は世の中なんでもかんでも○○の一つ覚えのように、ワード、ワード、ワード・・・と言われていますが、 原稿用紙のような伝統的な日本語による文章執筆のフォーマットをコンピュータ上で再現するには、 欧米うまれのワードラップのような機能のない一太郎による文章整形に一日の長があったのは確かです。久しぶりに花子(・・・ それから懐かしくなったので一太郎Lite2も復活させてみました・・・)をはじめとするジャストシステム社のソフトに触れてみて、 日本語による文章作成を行うなら、一太郎もまだまだいけてると思いました。

(追伸 学生の皆さんへ 論文やレポートでは、文章作成はまず基本的な文章の下書きをテキストエディタで行い、最後の最後、 文章整形の段階でワープロソフトを使うと良いと思います。)

2006年1月11日 (水)

とりあえずIntelMacについて

やはり年末年始に一切仕事に手をつけなかったことの代償は大きいです。風邪をひきつつ、今書類の山と格闘しています。さて、すっかり出遅れた感がありますが、Apple社からIntelのCPUを搭載した新しいiMacMacBook Proが発表されましたので、このブログの性格上一応コメントを。だいぶ前に告知されていたことですので、個人的にはすっかり熱は冷めてしまい、冷静にこのニュースに接しています。

処理能力を高めるためにデュアルコアプロセッサを搭載する(とりわけApple社のラップトップパソコンでは悲願でしたが)のはまぁ良いとして、人文系研究者としては一言…「まぁ性能は高そうだけれども、値段もべらぼうに高い!」。これまでのiMacやPowerBook G4の性能と比べれば格段の進歩なのでしょうが、それにしてもねぇ…。僕はデスクトップには一切興味がありませんが、ラップトップでもPowerBook G4の現状に満足しており、とりわけいつでも持ち歩けるサイズとして僕は12インチ液晶信奉者なので、今回のMacBook Proはますます魅力薄。いずれ12〜13インチ程度の液晶画面の安価なMacBookが出るのかも知れませんが、それまではパスです。

最近は値段が安いわりに人文系研究の用途では十分な性能をもつコストパフォーマンスの高い機種がいろいろとありますから、それで十分でしょう?例えばアカデミックプライスならば10万円そこそこで買えるiBook G4。これは良い機種ですよ!安いのに、快速・堅牢。ソフトウェアの環境も今やクロスプラットフォームが当たり前なので、Windows系を買おうが、Mac系を買おうがそれはどちらでも構わない。どうやら今回のIntelMacではエミュレーションソフトであるVirtualPCを動作できないらしいので、一つの画面上でMacとWIndows(英語あるいはスウェーデン語のアプリケーションを動作させる)を多用する僕にとっては、むしろ現行のPowerPCプラットフォームによるMacマシンのほうにアドヴァンテージを感じています。

僕はOSの堅牢性や先進性を考えるならMacOS Xに一日の長があると思っていますが(…というかすでに2006年に入って、本務校で同僚たちの2台のWindowsのメンテナンスを果たしました…「弱いよ…弱すぎるよ…Windows。」っていうか、みなさん、僕が帰阪するのをそういう意味で待っていてくれたのですね…汗)、実のところMacOS Xの最大のメリットはVirtualPCで完全なクロスプラットフォームを実現できる点だと思っています。Windowsでは(トリッキーな手段を使わねば)基本的にMacOSは動かせませんから。IntelのCPUに対応したMacOS Xが出たからといって、Macマシン上でWindowsを動かせなかったり、またその逆であったりしては、WindowsとMacの両方のメリットを享受できないので魅力は薄い。

ま、良いのです。買いたいときが買い時で、使いたいときが使い時。今、高速処理のPCが必要で資金的に余裕がある人がMacBook Proなどに向かえばよいわけです。明日、例によってはしごしなくてはいけない数々会議の資料を作ったりしていて、最後はなんだか投げやりになってしまいましたが、結局道具より仕事の内容で勝負です。(という考えに立つならば、今回のIntelMacの発表と同時に発表されたiWork’06のほうが仕事の効果を高めるには重要。プレゼンソフトのKeyNote3は「映画のようなプレゼンを実現する」…ってあるじゃないですか…って一体どんなプレゼンなんだろう??)

2006年1月 7日 (土)

仕事始めと「やしきたかじん」

今日は土曜日でしたが、一応僕としては仕事始め。大阪外大の研究室に出向いて、大阪の某テレビ局が放映している某バラエティ番組のインタビューを受けました。寒さ厳しいなかを土曜日にもかかわらず、箕面の山奥までお越し頂いた番組製作スタッフの方々には、感謝申し上げます。インタビューの回答の出来が実にふがいなく、適切ではないと判断する部分も多々あるため、個人的に反省することしきりであり、従ってここでその番組が何なのかを紹介することはいたしません。(視聴率アップへ貢献できず申し訳ありません。)もし運良く(あるいは運悪く)ご覧になられた方がいらっしゃったとしたら、遠方より大阪外大までお越し頂いた番組製作スタッフの方々のご尽力のみを記憶にとどめていただき、僕のことは忘れてください。

ただ一言。そのインタビュー内容は、かつて(2005年5月24日)このブログで発言したやしきたかじん氏に関するものでした。「パネル芸」と呼ばれるたかじん氏によるプレゼンテーションの魅力についてはその発言をご覧いただくとして、柄にもなくテレビカメラを前に緊張してしまい、(またインタビュアー氏のアドリブによるいくつかの質問に戸惑ってしまい、)本来の伝えるべき内容がそのインタビューで伝えられていないとするならば、僕に声をかけてくれたたかじん氏ならびに番組スタッフの方々への仁義が果たされていないと思うので、ここで僕がたかじん氏のプレゼンの何がすごいと感じているのかを簡潔に整理しておきます。

  • 番組視聴者・観覧者・共演者だけにしか共有できない情報を公開することにより、プレゼンを共有する者同士の「共犯関係」の作り上げ方が実に巧みであること。
  • あらかじめ用意されたパネル上の情報をリアルタイムに修正・批判するようなプレゼンを行うことで、聞き手の緊張感・集中力を首尾一貫させるような「ライブ感覚」が実現されていること。
  • 日常的に話し手と聞き手が共有できる(最近流行の)いわゆる「あるある芸」的なネタではなく、周到・綿密な情報調査のうえに社会的な視点が維持されていることで、世代・性別を超えて賛同を得られる論陣を展開していること。

大きく整理すれば、以上の三点に尽きます。インタビューの途中では「好きな芸人・嫌いな芸人」(好きな芸人は社会をよく観察しているという点で譲れないのですが、嫌いな芸人では(編集でカットされていることをのぞみますが)本当は心底嫌いではない人を挙げてしまいました)とか、「テレビ好きの理由」(これは適切に答えるならば、幼い頃、テレビを自由に見ることのできなかったことの反動だと答えるべきだったでしょう)とか、想定外の質問にかなり動揺してしまいました。また、場のノリからたかじん氏本人が利用された「差し棒」を手にして授業シーンをアドリブで再現してしまいましたが、本来たかじん氏の「差し棒」を前には恐れ多くてそのようなことをすべきではなかったかと思います。

しかしながら、こうした回路を経由しながらも、まずはたかじん氏のプレゼン力がいかにすごいものかが伝われば、望外の幸せに感じますし、ついでながら大阪外大という大学にはこんなヘンテコな教員もいるんだ…(願わくば、大阪外大はそんな人間もいられる包容力のある環境なんだ)ということも伝われば嬉しく思います。個人的には番組スタッフから頂いたたかじん氏が実際に使っていておれてしまった「差し棒」をわが研究室の「宝」として大切にし、僕の下手なプレゼンを戒めるためのお守りにしたいと思います。インタビューは編集次第でおもしろくもできるのでしょうが、ある意味、大阪に生きる者としては誠に光栄な仕事始めだったと言えるかもしれません。

2006年1月 6日 (金)

帰阪しました

鉄道好きな息子にせがまれて500系のぞみ(博多行き)に乗って帰阪しました。しかしなんですなぁ…この一ヶ月の間に三回新幹線を使って帰阪したのですが、やはり帰阪する際は新大阪止まりの700系のぞみがよい…停車時間の限られる博多行きでは新大阪で降りる際にドタバタするし、なにより居眠りができません。

茨城は酷寒でした。水戸では水戸一高時代の世界史の恩師(かれこれもう15年正月には押しかけています…先生の娘さんも(ビール片手に)この春からは大学院へ進学されるというし…僕も年を取ったものだと思いましたが、いつも暖かく迎えてくれるご家族には感謝です)のもとを来訪して近況を報告したり、さらに酷寒の偕楽園を散策したりと…ゆっくりと過ごしましたが、水戸の方々には暖かく迎えられたものの、しかしやはりとにかく寒かった。

寒かったのは、なにも例年にない寒波のせいだけではありません。僕は茨城の生まれですが、どうも最近の市町村合併の結果、茨城県内に新たにうまれた自治体の名前には、「お寒い」ものを感じずにはいられません。旧来の郡名を引き継いだ行方市や、地理的な版図を示した筑西市くらいならまだわかるのですが、僕の実家のある石岡市(それだって八郷町というところといつのまにか合併していたのだが)に隣接するかつての小川町・美野里町・玉里村の合併後の名前…その名も、小美玉市ですって…お・み・た・ま。あまりにも地域性を無視した安易なネーミングで、開いた口がふさがりませんでした…。この名前の決定に賛成した方々はどういう考えをもってこの名前にしたのでしょうか…。(小美玉市のホームページによると公募理由のなかには、「小さな玉が美しく磨かれていく、そんな夢の持てる市になるように」とか、「小川の流れや美しい自然とともに、玉のように輝き飛躍する市のイメージが感じられる」とかが紹介されてました…。なんだか、君が代や童謡の歌詞のようです。)

「ぼく、おみたまの出身なんですよ…。」、「どちら?」、「だから、お・み・た・ま…ですって。」、「…。」なんて絶句に終わる会話も出てくるでしょう…。っていうか、絶句以前に一切の日本語変換ソフトで、そんな「おみたま」なんて変換でてこない。茨城といえば、数少ない風土記(『常陸風土記』)の今に残る土地なのですから、もう少し自治体の名前を熟慮すべきだったのではないでしょうか…。難儀な市町村合併協議に尽力された方々には敬意を表しますが、僕は、歴史や伝統、土地柄を無視した知性と品位に欠ける安易なネーミングで誠に不憫に思います。で、茨城はあまりに寒いので、帰阪の際には、背中に使い捨てカイロを貼り付けてもらって、戻ってきました。

そのカイロの温もりが消えるまもなく、北千里で大阪外大にいらっしゃっている非常勤の先生を囲んで、デンマーク語・スウェーデン語の同僚たちと新年の宴に参加。(最近、僕のゼミでもよく用いている白木屋という居酒屋さんで今晩の宴も開催されましたが、ここはおそろしいまでにコストパフォーマンスがよいですねぇ…。大阪外大のみなさんには、こうしたところでのコンパをお奨めします。)ドタバタと続いた年末年始の帰省の反動もあったのでしょうか…なんだか居心地のよい暖かい空間に迎えられた感じがして、例年になく大阪へ帰ってきてほっとしました。この良き環境を堅持するためにも、いよいよ今年の仕事を本格化させねばなりません。

2006年1月 3日 (火)

大いなる幻滅〜年末年始テレビ番組の総括

昨日茨城へ到着しました。今回の帰省は、小松空港から羽田空港へ空路を使う点ではこれまでと変わらなかったのですが、陸路秋葉原から昨夏に開通したつくばエクスプレスを利用してみました。いやはや、つくばエクスプレスの快適さはそりゃぁ最新の鉄道システムなんだから当たり前なんでしょうが、秋葉原と筑波研究学園都市の変貌ぶりには正直驚きました。「萌え」文化の隆盛する昨今の秋葉原事情は、昨年の『電車男』ブームを通じて聞いてはおりましたが、それ以上に昭和通り方面がヨドバシカメラをはじめあんなにあんなに激変しているとは思わなかったです。(5〜6年ほど前まで「ほぼ」秋葉原住民だった自分としては、その激変ぶりから時代に取り残された感を強くしました。大阪へ移ってからは、ほとんど秋葉原には行っていません。)それからつくば駅周辺の変わりぶり。西武百貨店(クレオ)を中心とした商業施設は以前より研究学園都市の中核を形成していた部分であり、僕も子供時代に馴染んだ地域ですが、今やその外縁部にはGAPがあったり、コムサがあったり…なんだか、東京がそのまま移ってきたようで、これにも驚きました。

そんな秋葉原やつくばの変貌ぶりは時代とともにあるものだろうと思うのでさして幻滅を感じてはいないのですが、年末年始のテレビ番組に関しては関心できたものが実に少なく、幻滅を感じるものが多かった感じです。関心したものから列挙しましょう。年末のテレビ番組ラッシュは個人的にM-1グランプリからはじまっていたのですが、笑い飯と麒麟が決勝ラウンドに残るだろうとおおかた予想をしていたものの、まさか最後の最後でブラックマヨネーズがグランプリを獲得するとは思っていませんでした。大阪に住んでいると、ローカル局が作成する番組のレポータとして彼らはよく出ているので(もちろん)チェック済みでしたが、彼らの漫才芸が東京にうってでてみて、ほとんど彼らを知らないだろう東京の観客相手に4分程度の短時間の間によくもあそこまで爆笑をとれたものだと感心しました。やはり古典的な漫才芸の「型」を着実に踏襲している者の勝利ということでしょうか…笑い飯はダブルぼけという前衛的すぎるスタイルを見直す時期にきているかもしれません。やはり話芸は掛け合いが成立してなんぼのものではないでしょうか。(個人的には、敗者復活の神宮球場にレポータとして赴いていた中田なおきさんの姿をみて、豊中市民としては大いに盛り上がりました。)

大晦日の晩は泉ピン子さんによるウィークエンダー・リターンズからはじまり、紅白歌合戦を軸に各局の番組をほぼ3〜5分おきにザッピングしていました。まず個人的には泉ピン子さんを軸に展開されたウィークエンダーは面白かった。とりわけ生きたサソリを手にしながら「蠍座の女」を歌ったり、秋葉原のメイドカフェでメイド姿に扮したりした泉ピン子の底力とは、すなわち彼女のえげつない発言の数々が実はそれを聞かされる相手の感情とその場の雰囲気に配慮されたものである点にあると認識。すなわち彼女の毒舌は、あらかじめ彼女の発言に与する味方の範囲を拡大し、毒舌を有効化する防疫線の作り上げ方が絶妙なのであり、彼女の人気はそうした配慮ある防疫線に裏付けられるものだろうと認識しました。

その一方で大いなる幻滅を感じたのは、紅白歌合戦におけるみのもんた氏による司会ぶりです。山根基世アナウンサーを「お嬢さん」と紹介したあたりは「いつものみの節だよ」といった感じで、まずはご祝儀程度に非NHK的なノリで良いと思ったものの、結局「みの」節は一貫して「飲み屋トーク」の延長に終始し、紅白歌合戦の長丁場において様々に展開されるいくつかの情景においては、全く場をわきまえない不適切なものも目立ちましたね。そうしたこの人の話芸の「単調さ」は、泉ピン子流の防疫線が設定されていないがゆえに、長引けば長引くほど賛同者を失わせ、最後は後味の悪い嫌気・嫌みだけが残るものに感じました。例えば、森山良子・直太朗親子による「さとうきび畑の唄」(これはすばらしいパフォーマンスだったと思う)が終わったあと、その余韻を破って間髪入れずみの氏の口から発せられた「お若い…まるで姉弟のようだ」という発言。「さとうきび畑の唄」の雰囲気を台無しにしましたね。えげつないからときにいやらしく聞こえるものの…しかし本音をズバッと語る語り口では泉ピン子さんも、みのもんた氏も似たような芸風に見えますが、場をわきまえられるかいなかという点で大きな違いを感じました。

さてなりふりかまわない紅白歌合戦の演出(後にテリー伊藤氏が、K1 Dynamite!で矢沢永吉氏がバラードを熱唱した事例を引き合いに出して、「紅白でも歌の合間に格闘技くらいやればよい」と言っていましたが、ほんと僕もそう思います…。あ、そうそう、Love マシーンで旧モーニング娘。のメンバーが出てきたときには、大学院生時代を思い出して「スキウタ」の術中にはまってしまいましたが。)の一方で、他局の番組にはしらけさせてもらいました。TVタックルの超常現象討論や2局による格闘技はもはや出場者(出演者)も毎年定番になってきていて、新鮮みにかけます。どうでも良い心配ですが、結局プロの格闘家でもないボビーに判定負けしてしまった曙の格闘家人生はこの後どうなってしまうのでしょうか…残る相手はいよいよ猫ひろしくらいでしょうか…。というか曙があれだけふがいないと、結局格闘技の世界における相撲の位置づけ(まがりなりにも曙は横綱だったのですから)にまで問題は派生します。というか、格闘技ははっきりいってどうでも良いです。敗者にもかかわらずマイクパフォーマンスを展開した小川直也さんの態度にも疑問符が…柔道の世界での先輩なりの行動だったのかもしれませんが、しかしやはり敗者は語らず去るべきでしょう…試合までひっぱって、ひっぱって…真剣な勝負は良かったけれど、しかし演出過多は勝負師としての格好良さに傷を残します。

ちょっとだけ面白い企画と思ったのは、日テレ系の『お笑いネタのグランプリ』なのですが、ほとんどの芸人(&ネタ)は『エンタの神様』の延長戦にあるとはいえ、この一年に流行った笑いを総復習するという意味では、便利な番組に思いました。昨年で2回目だと思いますが、この企画が長寿化し「笑いのデータベース」として発展させる手もあるのでないでしょうか…。古谷家としては、昨年末に彗星のように登場した小梅太夫と桜塚やっくんを再確認して年越しを迎えられたので、万々歳。とはいえ紅白が終わってしまえば、元旦へかけての番組はもうどうでも良いものばかり。(ナイナイの岡村くんはもうどうでも良い企画で年越しする必要はない…体張っている点では評価しますが、全く笑えません。)個人的には『ジャニーズ歌合戦』などつらつらと眺めながら…「おぉ…マッチはデビュー25周年で今年は歌手業復帰なのか…というか、今のジャニーズ世代にマッチは伝わるのか…」と、やはりいらぬ心配をしながら、元日は過ぎました。

もう一つの幻滅は今晩放映された『新選組!!』。三谷脚本はよかったと思います。土方・榎本・大鳥の密室劇的展開は成功していたのではないでしょうか…、とりわけ最後の1/3くらいの大鳥が奮起するあたりのやりとり以降。それに土方の近藤に対する友情で筋を一貫させていた点も、すがすがしかった。でも個人的に一昨年の大河ドラマ『新選組!』は、土方歳三をフィーチャーしたドラマではなく、新選組に集った若者たちの群像劇として見ていたため、土方だけに主眼を置いた今回のドラマつくりには面白みを感じることはできませんでした。(函館に残された隊士たちの話はよかったが…。)結局、榎本も、大鳥も、本編では登場しない人物なのであり(榎本はほんの少しSMAPの草薙くんが友情出演で演じていましたが)、彼らと土方の絡みは唐突すぎた…。斉藤一だったり、原田左之助だったり、永倉新八だったり、『新選組!』本編の主要登場人物のその後を見せるようなやり方もあったのではなかったかと思います。しかしなんですなぁ…この三谷幸喜という人は超人ですね…『新選組!!』の裏では『古畑任三郎ファイナル』やってますし(しかも三回も!…これだけ長いドラマの脚本を3本…しかも『新選組!!』も含めれば4本もどうやったら書き下ろせるの!!)、そして今月には『The有頂天ホテル』も公開になる。『有頂天』は絶対見にいきますが、なにやら今年は大河ドラマ『巧妙が辻』で足利義昭役で俳優としても出るらしいではないですか…。どうぞお体ご自愛ください…としか言いようがありません。

2006年1月 2日 (月)

脱メール化へむけて

2006年のコンピュータ関連の目標は、一も二もなくコミュニケーション手段の核心ということに置かれねばならないと感じています。一言で言えば、電子メールという古典的な手段の利用を僕たちはそろそろ見直す時期にあるだろうということです。

ここ数日間、携帯電話だけで公私二つのアカウントに届いた電子メールをチェックしているのですが、サーバー単位でウィルス・スパムメール対策の施されているプライベートアカウントを別とすれば、このブログで公開している大阪外大の僕のメールアドレスに届くメールのほとんどはスパムメールです。(パソコンがネットにつながっていれば確認できるGmailでは、公私両方のメールを転送させスパムメールを高い確率ではじいてくれていますが。)膨大なスパムメールのなかで本当に必要な学生や仕事仲間からのメールはすっかり埋もれてしまっています。

インターネットの草創期以来、Webについてはセキュリティ問題から様々な改変が加えられ、技術的発展が継続されているにもかかわらず、電子メールはほぼ十数年前のシステムが基本的に維持され現在に至っています。日進月歩のコンピュータ技術の世界にあって、僕たちはなぜ電子メールという手段だけを墨守し続ける必要があるのでしょうか?今や、古典的な電子メールという手段は膨大な迷惑メールの数々によって円滑にして、確実なコミュニケーション手段として機能しなくなっています。そしてそれを自衛するにももはや限界がある…ならば、いっそのことこの古典的な手段を勇気を持って捨て去る時が到来しているのだと考えても良いのではないでしょうか。

古典的な電子メールの最大の欠点は、サーバーに蓄積されたメールの数々をクライアント側に逐一読み込む形式にあります。それゆえにウィルスメールにクライアントPCが感染する問題も起きるわけです。こうした問題を未然に防ぐには、クライアントPCに極力怪しいメールを取り込まず、メールを確認できる術を確立せねばなりません。一つの対策としては、Gmailに代表されるような迷惑メールフィルターの強力なWebメールを用いるということです。

そして、なにからなにまですべての連絡事項を電子メールで伝達するという習慣を改めねばなりません。使用目的に応じて、コミュニケーションツールの使い分けがなされるべきと思います。例えば、同じ大学・研究室にあって、日常の些末な伝達事項はiChatやMSNメッセンジャーといったメッセンジャーソフトを使えば十分でしょう。また各自の仕事に関する日報や備忘録は、ブログを活用すればよい。仕事仲間や教員と学生の間でブログ上の日報を共有することは、やはり電子メールによって日程を回覧することを回避する手段になります。研究会やワーキンググループなどでのプロジェクト形成において、メーリングリストを使う手段もスパムメールを誘発する可能性があるので回避すべき。今や、XMLが主流となったWebブラウザー上でWikiシステムを活用すれば、複数の参加者によってWebサイトを更新することができ、それを応用すればあたかもネット上のホワイトボードとして情報を蓄積できます。

いずれ活字化せねばならない『クリオ』誌への「西洋史学研究者のためのパソコン活用入門」で明らかにしようと考えている一つのテーマは「クロスプラットフォームの重要性」ということです。常時接続が当たり前となった現在のネットワーク環境において、誰もが接することのできる手段であるWebベースの情報手段を、古色蒼然としてそのシステムに大きなリスクを抱えるようになってしまった電子メールに代替するコミュニケーション手段として活用すべきではないかと思っています。

2006年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。(昨年は身内に不幸がありましたので、喪中につき年賀状は遠慮させて頂きました。)

雪の金沢にあって心持ちは爽やかに新年を迎えることができました。年頭の辞にあたっては、ただ一言だけ今年の僕の目標を述べるにとどめます。それは「丁寧に生きる」ということです。今年は昨年以上に様々な仕事で忙しくなることが明らかです。来年に公刊される単著の執筆をはじめ、三つほど共著者として関わっている仕事があります。昨年末に朝日新聞社が勇み足で報道してしまった本務校を巡る状況がどうなるのか…この事態の進展によっては今以上に自分のいる環境が落ち着かなくなる可能性があります。しかし、それを理由に僕という人間の属性を決定している本来の仕事を粗雑にこなすのでは本末転倒というもの。(そもそも先の江ノ島論文の失態の原因も、最後の最後で論文構成を粗雑にこなした点にあるのです。)歴史学研究者としての仕事、大学教員としての仕事(大阪外大・大阪教育大・関西外大のみなさん、それからもう一つの大学もいずれ明らかになりましょう)、父親としての仕事…を可能な限り「丁寧な形で対応する」ことでいずれ結果もついてくるのだろうと、新年を迎えて割り切って考えてみたら気分がすっきりしました。2006年も皆様から頂くご批判・ご助言を大切に臨みたいと思います。よろしくお願いいたします。

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