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2005年10月11日 (火)

OpenOfficeのこと


PCトラブルに見舞われていた早稲田大学のMt-KBくんが無事に研究会を乗り切ったという発言に接しました。トラブルに巻き込まれた際に、僕はOpenOfficeという無料のオフィスソフト(ワープロ、表計算、プレゼンソフトなどひとまとまりになったもの)を紹介したのですが、それが役だったようです。良かったですね、Mt-KBくん。


多くの人がPCに接するようになり仕事を着実にこなされていますが、周りを見回してみると使っているソフトウェアはWordとExcelくらいで処理しているという人を多く見かけます。もちろんそれでも良い訳ですが、Microsoft Officeはときたま不安定な挙動に陥ることが多く、しかもそれはプラットフォームであるWindowsそのものを巻き込むものだから、作りかけの文章などそのまま水泡に帰した経験が誰しもあるはずです。つまりMicrosoft Officeでは、とても大きいリスクを抱えたまま作業をしなければならず、しかもそれは不安定なものでもあるにかかわらず法外と思えるほどに高価だという問題があります。


数の論理とは誠に恐ろしいものです…。結局周りの皆が使っているとなれば、どんなに納得できないものでも自分も使わざるを得ないからです。こうした問題を現状の不安定なWindowsというプラットフォーム上で回避するには、なるべくリスク分散型の手法をとるしか手はありません。例えば、まずテキストエディタで文章を書きすすめ、最後の最後でワープロソフトで文章を整形するという過程です。テキストエディタではかつての京大式カードのようにメモをとっていくわけですが、それらはメモのテーマ別に日本語、スウェーデン語…という風に言語別をかえて書いていく。(現状ではテキストファイルにおける多言語処理は文字コードに関するちょっとしたテクニックがいるためです。)最後の最後の過程でそれらをまとめるときにだけWordを起動し、それらを整理するという感じです。こうするだけでだいぶリスクは回避できるでしょう。


最大の問題は最近Wordファイルそのものの提出を求められる仕事が多々あることです。みながWordを買っていて、それを使っているわけではないでしょうから、こうした慣行が蔓延するのはいかがなものかと思います。校正が必要なファイル提出についてはテキストファイルでの提出、どのみち最終的にハードコピーを必要とするファイル提出(例えば脚注などはこれで付しておいて、あとは印刷してもらって校正してもらえばいいのです…結局ほとんどの出版社など、ハードコピーを要請されますから…確実なのは紙とペンということでしょう…その考えには賛成です)についてはPDFファイルなどでの提出で十分と思っています。WordをはじめとするMicrosoft Officeが強制されない環境ならば、ワープロソフトは文章整形さえできれば何だって良いわけで、一太郎でも良いだろうし、OpenOfficeだって良い。


例えば、学生のみなさんのなかで財力的に余裕がないという方がいらっしゃったら、是非OpenOfficeの使用をお奨めしますね。OpenOfficeは、基本的にMicrosoft Officeのファイルを互換性をもった高機能な(強力な)オフィスソフトですが、Microsoft Officeにない機能としてPDF作成の機能があらかじめ搭載されているという利点があります。これはOpenOfficeを使う最大のメリットになるところで、なぜなら高価なMicrosoft社のOfficeやAdobe社のAcrobatを購入しなくても、ワープロやプレゼンのファイルからPDFファイルという普遍性をもったファイルを作成できるからです。この一点だけとってもOpenOfficeの導入をお奨めできます。(OpenOfficeの利点は、これがクロスプラットフォームに対応しているということにもあります。Linuxでも、Windowsでもいけますし、Macでもちょっとした工夫をすればOpenOfficeそのものが動き、これのMacOS X移植版NeoOffice/Jというのもある。いずれも無料です。)

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コメント

OpenOfficeの存在を教えていただいてありがとうございました.無かったらどうなっていたことやら......おかげさまでハンドアウトはしっかりと作成することが出来ました.「無事に乗り切った」とは言えない感じですが(笑).僕も数の論理に負けてWordを使っているほうなので,今回はそのリスクを思い知りましたね.今後はテキスト等を活用して(普段は使っているのですが今回は忘れていました),うまくリスクを分散させていこうと決意しました.

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