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2005年10月

2005年10月31日 (月)

発言自粛中

発言したいことが山のようにありますが、今週末までに終わらせなければならない大切な仕事がありますので、それまでは授業関連以外の発言を自粛します。申し訳ありません。

2005年10月30日 (日)

地域研究VIII

関西外大の皆さん!明日の講義ファイルをアップロードします。とはいえ、おそらく明日の講義は前回配布したイェーテボリの話が中心になるでしょうから、そちらのファイルも持参してください。

第5回 「北欧とキリスト教~ロスキレ」 をダウンロード

それでは、明日3時間目にお会いしましょう。

2005年10月26日 (水)

唖然、呆然…

いろいろな仕事を抱えていると、どうしても家庭のことは疎かになりがちで、(それでも休日くらいはお手伝いに努めますが、)この点、妻に任せきりで感謝の気持ちは大きいものがあります。家庭のことはすべて妻にイニシアチブがあるのだと思っていますから、何をされても良いのだけれども…昨晩大学から帰宅してみたら、僕の書斎として使っている部屋がすっかり片付けられていて、これには呆然。

新しい本棚を購入したから、古い本棚にあったものを一時的に居間に移動させたらしいのですが…、問題は僕の頭のなかに記憶の上で整理されていた本、書類、CDなどなどがすっかり移動させられており、全く今はどこにどれがあるのかわからないという状況。昨日は同僚のデンマーク文学の先生からさる日曜日にサントリーホールで行われた6年ぶりのポゴレリチ来日リサイタルの話を聞いたものだから、夜の勉強時間にポゴレリチのCDを聞こうと思っていたのだけれども、それももうどこにあるかわからない。それ以上に深刻なのは、今執筆中の論文で使った文献がどこに移動させられたのかわからないこと。基本的な書誌や引用の情報はパソコンに控えてあるとはいえ、最終的に脚注をつけている段階で確認がとれないことは致命的。

確かにあまりに乱雑にCDや本が散らかっていた僕の書斎は、整理好きの妻には格好の対象だったかも知れないけれど、あと一週間待ってほしかった。とはいえ昨晩は何も反論はせず、妻と彼女を手助けしたという息子の労をねぎらいました。妻が言うには、2歳10ヶ月になる息子は喜々として数千枚はある僕のCDコレクションを居間へ移していたそうな。こんな話を聞いては、もうありがとう、ご苦労様(涙)としか言えません。今回の件については、慣れた環境が失われたという点でパソコンデータのクラッシュのような問題と共通する問題なのですが、物理的に修復可能なパソコンとは異なり、記憶の上での分類が失われたということで、それ以上に深刻な問題です。ですが、これが家族の善意からなされた結果なので…もう笑ってすますしかありません。

2005年10月25日 (火)

スタンフォード大学のPodcastingによる講義配信

合衆国のスタンフォード大学で講義などのPodcasting配信が来年度から始まるらしい。講義などの実験的な配信はiTunes Music Storeで聞けるらしいですね。いずれはスタンフォード大学で受講している学生しか、受信できなくなるようです。いやはや、こうした動きはいずれでてくるだろうと予想していましたが、アメリカは流石に動きが速い。

これまでもe-learningの試みは内外のいろいろな大学で行われてきたと伺っていますが、軒並み失敗しているとも聞いています。自前でサーバにコンテンツを蓄えて、音声・動画配信を行うことは技術的にクリアしなければならない問題が多々あると思うのですが、何よりそれを受ける側の学生にとってはそれに接するインターフェースとしてパソコンしか想定されていないというのが、今までのe-learningが失敗した理由の根源にあるのではないかと僕は思っています。

パソコンに詳しい人が思うほど、パソコンが万人のために開かれたツールになっているとは思えない。放送大学やNHKの教育放送が社会的に普及しているのは、メディアとしてのラジオやテレビがとても簡易に扱えるツールとして万人に開かれているからであり、そもそも講義に接する前の段階でそこに至るまでにクリアしなければならない問題が多いパソコンは、道具の性格として「使う人」を「使える人」だけに制限してしまっている。教育機会は均等に与えるべきなのに、本末転倒な話です。

それに比べれば、iPodはより家電に近い感覚の万人むけのツールになっていると思います。が、問題はどこでPodcastingを得るためのiTunesにコネクトさせるかということになるでしょうか…iTunesに至るまでにはやはりちょっとしたスキルが必要。そもそもiTunesを使えるくらいのスキルがある人がiPodを使っているのかも知れませんが、いずれ大学や街角に、ガソリンスタンドのようにつないでしまえばあとはPodcasting配信を受けとるだけの、iPodのコネクタが用意されたiPod Barなんてできてくるかも知れませんね。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

来週の講義ファイルをアップロードします。

第16回 「近代市民社会の成熟(2)」 をダウンロード

で、よろしく。

2005年10月24日 (月)

濃いコーヒー

関西外大での授業30分前…、昨日大阪へ帰ってきてから右手薬指と小指のしびれが今になっても収まらないので、関西外大にあるSeattle's Bestで一番濃いコーヒーを頼んでみました。す、すごい…濃い。ヨーロッパでもスウェーデンの人たちはコーヒー好きで知られていますが、そのスウェーデンのなかでもスコーネの人たちはとりわけ濃いコーヒーを好みますが(スコーネ・ローストなんていう名前で知られています)、彼らもまさかこんな濃いコーヒーは飲まないだろうという一品。かつてルンド大学歴史学部に留学したときに、研究所のキッチンで「日本人もコーヒーが飲めるのか?」というとんでもない質問を受けたことがあるのですが、そんな彼らでさえ、想像がつかないだろうと思わせる濃く苦い一品。一気に気持ちがすっきりしました。

バルト・スカンディナヴィア研究会での報告を終えて(1)

さる土曜日は、早稲田大学にて開かれたバルト・スカンディナヴィア研究会で報告をしました。 『近世スウェーデンにおける自己理解の相貌~nation概念とfädernesland概念の展開~』という題名で、 近世スウェーデン王国における帰属意識を示すnation概念の変化と複合的な帰属意識の統合軸たるfädernesland概念との関係を論じました。 90分以上もかかってしまった大報告にもかかわらず、最後の質疑応答まで熱心に参加いただいたバルト研の皆さんには心から感謝します。 最近公務で忙殺されていたということもありますが、ここ2年ほどの勉強の成果を網羅させた報告という関係上、 当初予定していた史料文の提示を割愛する箇所も多く、「プレゼンに内容の盛り込みすぎはいけない(… プレゼンの内容は念頭に置いていることの8割くらいにスリム化させるべきだと思っています…)」ことをまずは反省する次第です。 (今回の報告は先端的な「飛び道具」もなしの古典的手法によるプレゼンでした。)

実際に批判はでてこなかったのですが、きっと昨日集まってくれた優秀な大学院生のみなさんのなかには、 史実に即した実証の過程が曖昧であった点に不満を持たれた人もいたのではないでしょうか。もちろん具体的な史実や、議論の組み立て方、 問題関心の建て方などは研究会で勉強すべき大切な点ですが、解釈がどういう過程をもって論証されているのかも、 院生のみなさんの勉強の参考にすべき点でしょう。ですから、土曜日の報告ではそうした点をもっと打ち出せればよかった。最初に「先生」 と紹介されてしまったからかもしれないのですが、一般的に言って「研究会」の場では「学生」と「先生」との間に線引きなど忘れて、 志を同じくしている者同士、どしどし批判や疑問をぶつけていいのだと思う。「研究会」 の場では僕も一人の学徒として参加しているわけであって、むしろ参加者のみなさんから「教えを請う」ことに期待しているのですから、 昨日もがんがん批判されるべきだったと思っています。とはいえ、昨日の報告では問題設定と結論はしっかり整理し、 たとえ詳細な内容を伝えられなくても適宜議論の流れを小括しながら話を進めたのが功を奏したのか(…あとは話術ね…)懇親会の場などで、 皆さんに僕の考えの大凡は伝わったいたことが確認できたので安心しました。

忙しい日々が続いているとはいえ、この研究会でこの内容を報告させてもらう機会を得て「よかった」と思っています。 昨日の例会に参加していただいた北欧史研究者の皆様から頂いたご批判・ご助言から、今の僕の研究に必要なことが何か明らかになりましたから。 昨日の報告は今準備している論文の草稿をもとにして行いましたから、まずは何が無駄な部分で、 何が強調されるべき部分かがクリアになりました。近々脱稿予定の論文構成をスリム化するうえで、貴重なアドヴァイスを頂いたと思っています。 またこの研究は『スウェーデン・アイデンティティの歴史的展開』 というテーマでいずれ仕上げようと考えているモノグラフについてのマニフェスト的内容と自分のなかでは考えているので、 今後何が研究されるべき内容かの見通しも朧気ながら見えてきた気がしています。研究会の場でも言いましたが、 たぶん19世紀のスカンディナヴィア主義くらいまで行かないと、落としどころは見えないと思っています、このテーマ。

思い返せば、僕がこのバルト研で報告させてもらった最初の機会が今からちょうど10年前で、 『近世スウェーデンにおける軍事国家の変遷』というタイトルだったと思います。あの時も大報告になってしまったかと記憶しているのですが、 その時の報告も、昨日の報告もともにお聞きくださった早稲田大学文学部の村井誠人先生からは、 僕がこの10年でだいぶ変わったとのコメントを頂きました。スウェーデン史研究をはじめた頃の僕を、 非スウェーデン系のスウェーデン史研究者としては死してなおいまだに影響力を持ち続けているMicahel Robertsの権化か… と先生は思われていたらしい。確かにそうでしたね…10年前の僕は。で、10年前の報告のときに村井先生から「Warfare StateからWelfare Stateへ」などという英語でしか表現できない言葉遊びのような「上滑り」 の結論はよくないと助言を頂いたこと… これは個人的にも強く記憶していたことなのですが、昨日の報告の際にもそのエピソードが紹介され、 それに比べると今の僕はひとつ、ひとつの北欧語の示す概念に慎重になっているとの感想を頂きました。

10年前に頂いた村井先生のご助言は僕のなかでは本当に大きな意味を持っていて、 それに対して自分がどう変わるべきか、そして一言で言えばスウェーデンあるいは北欧の実態により即した具体的な論考をいかになすべきかを模索してきたのが、この10年だったかも知れません。 実際にルンド大学に留学した体験やほかの分野の優秀な研究者の方々から頂いた示唆も大きかったのですが、 それ以上に大阪外大での教員として経験が大切な意味をもっていると思います。スウェーデン語やデンマーク語の扱いに慎重になり、 スウェーデン語やデンマーク語の伝える情報に密接に迫ることから、 スウェーデンやデンマークに懐胎する地域文化の具体像に接近しようとする日々ですから。 かつては歴史学研究にある普遍性を指向する性格に魅了され国家論を始めましたけど、 大阪外大で働き始めてからはそうした歴史学研究の研究態度を一方で堅持しながらも、 他方では地域文化研究にある個別性を重視する手法にも魅了されています。普遍性は個別性に裏付けられねばならない一方で、個別性はただの 「お国自慢」で終わることなく普遍性に寄与する議論でなければなりません。こうしたときに今僕が取り組んでいる『スウェーデン・ アイデンティティ』というテーマでは、スウェーデン固有の歴史と「バルト海帝国」 という歴史を包摂して何かマクロな枠組みを示そうとしたときに、nation概念だとか、fädernesland概念だとかいった、 思想史的な手法が有効だと考えるに至っています。(続く…。)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!遅れて申し訳ありませんでした。今日の講義ファイルをアップロードします。

第4回 「港と商業~イョーテボリ」 をダウンロード

今日の授業では、前回の授業からのコペンハーゲンの続きと、この講義ファイルにあるイョーテボリの説明をしますから、前回の講義ファイルも忘れずに持参してください。

それでは、3時間目にお会いしましょう。

2005年10月20日 (木)

W-ZERO3発表

しばらく仕事に集中しようとブログへの発言は授業関連にのみに控えようと思っていたのですが、ガジェットマニアにはたまらない一品が発表されたので思わず発言。

WillcomからWindowsMobileというOSを搭載したSharp製のスマートフォンW-ZERO3が発表されました。携帯電話とPDAの中間のようなものですが、見る限りPDAに近いデバイスです。こうした多機能なスマートフォンは世界的にみて流行の兆しがあり、そうしたことはNokia 6630を紹介したときにも発言したのですが、ようやく日本もその流れに門戸が開放されたということでしょうか。

ネット通信についてはPHSですので安価に実現されており、問題はないと思います。それに無線LANも使えるので、たいていの公共の場で通信はこれ単体でいけるでしょう。(無線LANが使えるということは、Skypeもいけるということかな…だとしたら海外との通話も大分安くできるようになる。)ただBluetoothが搭載されていないようなので、PCとの接続はUSBケーブルに限られる点…この一点が個人的には惜しい。今時ワイヤードなんて、無粋。

外部ストレージとしては携帯電話で一般的なMiniSDが使えるようなので、PDAの分野で育まれてきたWindowsMobileの資産を活用すれば、EBpocketのようなEPWING辞書ビューワも使えるわけで、こうなると電話も、メールも、オフィス文書閲覧(修正も可)も、スウェーデン語辞書や百科事典も、なんでもこなせる多機能デバイスになりうる予感がします。

ただこうしたモバイルガジェットはうたかたにむすんではきえる泡沫のように、マニアだけに独占されてまって市場でひろく受け入れられなければ、あっという間に消える運命にあることは、これまでのPDAの経験から予想できます。WillcomとSharpが国産スマートフォンを出そうとした英断には高い評価を与えますが、今後こうしたスマートフォンが普及するか否かはわからない。その多機能さゆえに今は一寸眩惑されてますが、結局それが時間ばかり喰うだけで非効率な道具なら、PDAと同じように見切りをつけなければならない。結論は留保です。

ところで、もし効率的な教育・研究環境を実現するというならば、ひっそりとこの秋冬の商戦に投入された二つのコンバーチブル型のTablet PC、富士通のFMV-LIFEBOOK FMV-P8210と日本hpのHP Compaq tc4200 Tablet Cをお勧めします。前者は小型化が進んでいる分高価ですが、後者は重さに目をつぶることができるならばリーズナブルな選択です。

2005年10月19日 (水)

諸々感動

野球のことは詳しくありませんが、パリーグのプレーオフはいろいろと制度上の問題はあるでしょうが、手に汗握る接戦が続いたということで感動しました。マネーゲームのことも詳しくありませんが、単純にスポーツとして阪神とロッテの日本シリーズも楽しませてもらいたいと思います。

WILLCOMからWindowsMobileを搭載したスマートフォンが発表されるとのニュース。昨日の日経あたりのスクープ記事でしたが、ようやく我が国でも世界標準の端末が普及していくきっかけになるかと思うと感動しました。メーカはシャープ。目の付け所がシャープな大阪の会社です。明日・明後日の発表を待ちましょう。

昨日の北欧史の講義。北欧近代史のなかでももっとも重要かつ複雑な内容をもつスカンディナヴィア主義とスリースヴィ戦争を話しましたが、例年になく頷きながら集中して聞いてくれる学生諸君の姿に感動しました。大阪外大は勤勉な学生に救われている…いろいろと雑務の多い日々ですが、こうした講義をものにできたときの充実感は何ものにもかえがたいです。

2005年10月18日 (火)

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

今日の講義はスカンディナヴィア主義とスリースヴィ戦争の続きです。前回の講義ファイルを持参してください。なお次回の講義ファイルをアップロードしておきます。

第15回 「近代市民社会の成熟(1)」をダウンロード

それでは、4時間目にお会いしましょう。

2005年10月17日 (月)

地域研究VIII

関西外大のみなさん!お待たせいたしました。来週月曜日の講義ファイルをアップロードします。

第3回 「首都の来歴〜コペンハーゲン」 をダウンロード

17日の授業では、前回の授業で触れることのできなかったストックホルムの話を補足することになると思いますので、一応第2回の講義ファイルを持参してください。

それでは、月曜日にお会いしましょう。

2005年10月16日 (日)

二人の那須さん

うぉー、うらら〜って感じで、休日返上で引き籠もって勉強してます。(「うらら〜」なんですが、『黄金伝説』で浜口くんが一ヶ月一万円生活しているのを見る度に、息子の成長と重なります…今やマンネリ化した浜口くんの野性的生活ですが、あの企画がはじまった頃にうちの息子も産まれたからです。)

一昨日、国際基督教大学の那須敬さんからかつてこのブログで紹介したLogicool社のBM-1000について、「その後、MacOS Xでプレゼンテータとして使えていますか?」と質問を頂きました。しばらくお返事をできないでいたら、「USB Overdriveという汎用USBドライバと使うとアプリ単位でマウスのキーアサインを変更できて、通常のマウスでも簡易プレゼンテータとして使えますよ。」と先にメールを頂いちゃいました。ご指摘ありがとうございました、那須さん!実にクールな解決方法で、プレゼンテーターに恵まれないMacOS Xの環境では有益だと思います。PowerBookにしろ、iBookにしろ、本来Bluetoothを搭載しているのですが、Bluetoothでのマウス設定はキーアサインを変更することができず、BM-1000ではどうあがいてもBluetooth接続ではプレゼンテータとして使えない。あらためてUSBドングルをつけて、BM-1000を接続することになりますが、実に安価にして明快な解決方法だと思いました。

で、ICUの那須さんから頂くクールな助言にはいつも感心するのですが、僕にはもう一人大阪外大の言語学者で那須昭夫さんという本当に良い友人がいて、お互いの妻が「松田聖子」マニアということもあって家族ぐるみのつきあいをしているのですが、彼は同僚という以上に良き「戦友」という感じで、公務や研究のことでいつもクールな助言を頂けることに感謝しています。「那須与一」もクールなキャラクタで描かれることが多いですが、僕の周りの「那須」さんたちは、与一の射た矢のごとく、的確に対象を射抜く眼力をもった方々(…それこそほんとのクールってやつでしょう…目薬じゃないよ…)で、恐れ入りますな。

2005年10月14日 (金)

寝てしまった…


毎週木曜日だけは会議のダブルブッキングも当たり前という状況で、昨日はほぼ10時間近く、会議、会議、会議…と会議のはしご。(昨日の教授会で学園祭の報告があって、笑い飯だとか、ケンドーコバヤシだとかが来訪すると紹介されていたのだけれども、あれって議事録に残るのかな…、残るんだろうな…。)午後11時頃意識朦朧と帰宅して、風呂に入らなきゃと思いつつ、確かワールドビジネスサテライトで、スティーブ・ジョブスが新しいiPodをプレゼンしているニュースを見ていた筈なのだけれども…。今気がついてみたら朝になっているではないか!うーん、貴重な自由時間を寝過ごして無駄にしたという感じ。今日の仕事、大丈夫なのか、自分!


昨日ははじめてPowerBookを大学に持ち込んで会議に臨んでいましたが、いやはやこれが目立つこと、目立つこと。「古谷さんはMacまでもお使いなのですか?!」と問われること、数名。で、これが僕の「虎の子」で(…はい、文字通りMacOS X Tigerを搭載してますからね…)、本当は持ち出したくないのだけれども、同僚のみなさんお馴染みの僕のThinkPadが不測の事態に陥ったから、仕方なく持ち歩いているのです…と弁解すること、数名。で、その場でMacOSを起ち上げ、VirtualPCを動かしてみせ、「Macってこんなに起動がはやいんですよ…。ほぅらWindowsも動いてるでしょ…スウェーデン語の辞書もいけますよ」などとプレゼンすること、数名。


僕はパソコンの専門家でも、evangelistでもないですよ…みなさん。北欧史研究者ですからね…その点、忘れないでくださいね。でも、北欧史研究者としての証明は着実な研究をものにするしか方法はない…これは実に単純明快なことです。ですから今取り組んでいる論文をこのMacに代えてでも…じゃなかった…命に代えてでも完成させねばなりません。(ごめん>家族)昨晩は寝過ごしてしまいましたが、それであせっていても仕方がない。体力は今はすっかり回復しましたがから、今日の集中にかけてみましょう。道具も、史料も、考えも…「もの」は揃っているのですから…。

2005年10月13日 (木)

ThinkPadリカバリー中…トホホ

かつてマーフィーの法則なるものが流行りましたけれど、誠に皮肉なもので忙しいときに限ってパソコンという道具は調子が悪くなる…。昨年導入したThinkPad X40ですが、昨日のスウェーデン歴史ゼミでNationalencyklopedinが起動せず、「おかしいな、おかしいな」と思っていたら、案の定、仮想CDドライブが全く認識されなくなっている。Nationalencyklopedinの他にも、Svenskt biografiskt lexikonとか、Nationell arkivdatabasとか、仮想ドライブに保存されてきた参考文献はいわば僕の研究ツールの生命線なので、これがなくてはどうにもこうにも勉強がすすまない。

この1年半ばかりほとんどメンテナンスらしきメンテナンスをせず、酷使してきたThinkPadですから、最近DiskXツールというPC診断ソフトを使ってみても、その「健康」状態がとても悪い状態だったことは知っていました。しばらくはまだ大丈夫だろうと思っていたのですが、問題が起きるときはあっという間に進行しますねぇ。仮想ドライブの問題を究明している暇もありませんので、とりあえず仮想ドライブだけが使えない状態で、文章データとメールデータだけ外付けハードディスクにバックアップし、「えーいままよ」と工場初期出荷状態へのリカバリを始めました。

まぁ、もとよりメインのコンピュータ環境はWindowsも動かせるPowerBookにすでに移行していたので、今回のトラブルで実害はなく、今も仕事を続けられています。それにしても厄介だなぁ。今はとても忙しいので、これまで培ってきたWindowsのソフトウェア環境を再整備している時間的余裕はありません。ですから、しばらくの間はPowerBookを非常勤などの出先での仕事にも持ち歩かざるを得ません。それこそ「一台」体制となるわけですが、しばらくの間リスク分散ができないのは一番の不安…。しかもこの「しばらく」の間にはいろいろと大切な仕事が控えているのにもかかわらず…です。

メンテナンスを怠っていては、いずれは致命傷を負う厄介なWindowsですが、ThinkPadのリカバリシステムは快適そのもの。ボタンを数回おしただけで、あとは全自動です。しかしだなぁ…リカバリシステムが快適でも、それは実に本末転倒な話だよ、まったく。

2005年10月12日 (水)

ワーグナーを聞きながら…


なんでこうなったのだかわからないのですが、10月に入ってからというものいろいろな仕事が重なって、おそらく僕の人生史上もっとも忙しいと言っても過言でないほどの日々を過ごしています。毎日キーボードに向かっては、明日に使う資料や書類をガシガシと作り続けています。ほぼ毎日のように、何か提出を求められている書類があり、終わりは全く見えません…。ダブルブッキングもなく、よくやっているなぁとその日を振り返って反省しています。なんだかそうした作業が快感にまで思えてきた今日この頃ですが、延々と続くそうした作業を最近の僕はワーグナーを聞きながら片付けていっています。特にワーグナーが好きだという訳ではないのですが、僕の音楽生活にはムラのようなものがあって、それは数ヶ月周期に訪れるのですが突然特定の作曲家を集中して聞きたくなるのです。例えば去年の今頃はバッハ、バッハ…だったと思うのですが、なんだかここ数週間はワーグナーばかりですね。彼の楽劇のうねりまくる音の流れに身を任せながら、仕事をしています…終わりの見えない今の僕の仕事の状況がワーグナーの巨大な楽劇を求めさせているのかな。


で、ワーグナーなんですが、ここ数日は『ニーベルングの指環』ばかり。先ほど、あらためてドイツ中世の叙事詩『ニーベルングの歌』と『指環』との内容をぼーっと比べながら休憩していたのだけれども、後者がワーグナーの創作だから当然と言えば当然なのですが、あらためて後者には北欧神話の影響が色濃いのだなぁと実感してました。『歌』には登場するはずもない神々がでてきますし、最後はもろラグナロクですから…。ワーグナー自身はどうやら17世紀にノルウェーで発見された古エッダを中心に北欧神話を取材していたらしいのですが、そうした北欧神話風のモチーフと中世の騎士物語風のモチーフを絶妙に混交させた『指環』に、僕としてはなんとなく19世紀のゲルマン文化圏とスカンディナヴィア文化圏の相互交渉を感じていました。


19世紀のドイツではプロテスタント国家プロイセンを中心に統一運動が進んだわけですけど、そうしたなかで例えば三十年戦争で自らの命を絶ったスウェーデン王グスタヴ2世アードルフはドイツにおけるプロテスタント信仰を守った英雄、すなわちドイツ統一の前提を守り抜いてくれた英雄として賞揚され、ドイツでグスタヴ信仰が高まったりしています。例えばドロイゼンだとか、トライチュケだとか、プロイセンの有名な歴史家たちがグスタヴ王関連の史料集編纂を進めたり、彼の伝記を執筆したりしています。かたや北欧…とりわけスウェーデンではドイツ・ロマン主義で築かれた古ゲルマン世界のイメージに仮託するかたちで、今僕らが思い描くようなヴァイキング・イメージが想像されても行きます。ナショナリズムなんていう考え方が一体ヨーロッパのどこから生まれていったのかは定かではありませんが、一般的に考えられているようにフランス革命とナポレオン戦争以降それが西欧発で普及したとするならば、そんな西欧生まれの思考の枠組みを横領しながらも、しかし西欧とは違った価値観をもった文化・社会集団を構想するなかで19世紀のドイツと北欧の文化的交渉が進んでいく。イングランドのアーサー王信仰やスウェーデンのゴート主義などのように、どんな地域でも古い歴史の記憶を援用しながら今ある権力を正統化して、自己理解を築いていく動きが見られましたが、19世紀も半ばくらいになるとアングロ・サクソン流の価値観に相対する価値観として、「尚武」だとか「清貧」だとかいうようなゲルマン流と構想されていった価値観が賞揚されていく。そうした歴史の流れのなかに今聞いているこの『指環』に見られる北欧的モチーフの援用という事例もあるのだろう…と、今晩はスウェーデンの火酒Läcköを飲みながら、何気なく考えています。(ふふふ…このアルコール度数38%の透明に澄み切ったアクアヴィットは日本ではまず手に入らない代物。キンキンに冷やしてトロトロになった火酒を口に含む幸せは、何ものにも代え難い魅力がありますな。)


もちろんこうした考えには留保が必要であって、例えばデンマークはここで語っている二度のスレースヴィ戦争(後者はシュレスヴィッヒ=ホルシュタイン戦争と言ったほうが通りが良いですかね)でドイツと決定的に対峙するわけで、そうしたことを考えるとゲルマン流の価値観を共有する形で文化的交渉を進めたのは広義のスウェーデン(同君連合下のノルウェーも含むという意味で)とドイツということになる。こうしたドイツとの文化的交渉を考えると、北欧史の文脈で言われるところのスカンディナヴィア主義(…19世紀にあって一なる「北欧」民族を求めた文化的・政治的運動を言いますが…)がなぜ挫折したのかという問題は、政治・外交上ドイツとのスレースヴィ戦争にデンマークが敗北したという説明以外にも、文化的なレベルでの氾ゲルマン的価値観に応じたか、否かという観点からも説明できそうな気がしています。(そう…北欧、北欧とよく十把一絡げに語られるけれど、少なくともデンマークとスウェーデンの違いには意識的になるべきです。)


別に最近忙しいから「たそがれ」を感じてこんな独り言をかいているわけではありません。ラグナロクのあとには新たな光の世界が到来するように、『指環』は自分自身の次の仕事のステップを想像させる刺激に満ちているのです。誰か北欧の観点から『指環』解釈を進めるような人は出てきませんか…応援しますよ。

2005年10月11日 (火)

OpenOfficeのこと


PCトラブルに見舞われていた早稲田大学のMt-KBくんが無事に研究会を乗り切ったという発言に接しました。トラブルに巻き込まれた際に、僕はOpenOfficeという無料のオフィスソフト(ワープロ、表計算、プレゼンソフトなどひとまとまりになったもの)を紹介したのですが、それが役だったようです。良かったですね、Mt-KBくん。


多くの人がPCに接するようになり仕事を着実にこなされていますが、周りを見回してみると使っているソフトウェアはWordとExcelくらいで処理しているという人を多く見かけます。もちろんそれでも良い訳ですが、Microsoft Officeはときたま不安定な挙動に陥ることが多く、しかもそれはプラットフォームであるWindowsそのものを巻き込むものだから、作りかけの文章などそのまま水泡に帰した経験が誰しもあるはずです。つまりMicrosoft Officeでは、とても大きいリスクを抱えたまま作業をしなければならず、しかもそれは不安定なものでもあるにかかわらず法外と思えるほどに高価だという問題があります。


数の論理とは誠に恐ろしいものです…。結局周りの皆が使っているとなれば、どんなに納得できないものでも自分も使わざるを得ないからです。こうした問題を現状の不安定なWindowsというプラットフォーム上で回避するには、なるべくリスク分散型の手法をとるしか手はありません。例えば、まずテキストエディタで文章を書きすすめ、最後の最後でワープロソフトで文章を整形するという過程です。テキストエディタではかつての京大式カードのようにメモをとっていくわけですが、それらはメモのテーマ別に日本語、スウェーデン語…という風に言語別をかえて書いていく。(現状ではテキストファイルにおける多言語処理は文字コードに関するちょっとしたテクニックがいるためです。)最後の最後の過程でそれらをまとめるときにだけWordを起動し、それらを整理するという感じです。こうするだけでだいぶリスクは回避できるでしょう。


最大の問題は最近Wordファイルそのものの提出を求められる仕事が多々あることです。みながWordを買っていて、それを使っているわけではないでしょうから、こうした慣行が蔓延するのはいかがなものかと思います。校正が必要なファイル提出についてはテキストファイルでの提出、どのみち最終的にハードコピーを必要とするファイル提出(例えば脚注などはこれで付しておいて、あとは印刷してもらって校正してもらえばいいのです…結局ほとんどの出版社など、ハードコピーを要請されますから…確実なのは紙とペンということでしょう…その考えには賛成です)についてはPDFファイルなどでの提出で十分と思っています。WordをはじめとするMicrosoft Officeが強制されない環境ならば、ワープロソフトは文章整形さえできれば何だって良いわけで、一太郎でも良いだろうし、OpenOfficeだって良い。


例えば、学生のみなさんのなかで財力的に余裕がないという方がいらっしゃったら、是非OpenOfficeの使用をお奨めしますね。OpenOfficeは、基本的にMicrosoft Officeのファイルを互換性をもった高機能な(強力な)オフィスソフトですが、Microsoft Officeにない機能としてPDF作成の機能があらかじめ搭載されているという利点があります。これはOpenOfficeを使う最大のメリットになるところで、なぜなら高価なMicrosoft社のOfficeやAdobe社のAcrobatを購入しなくても、ワープロやプレゼンのファイルからPDFファイルという普遍性をもったファイルを作成できるからです。この一点だけとってもOpenOfficeの導入をお奨めできます。(OpenOfficeの利点は、これがクロスプラットフォームに対応しているということにもあります。Linuxでも、Windowsでもいけますし、Macでもちょっとした工夫をすればOpenOfficeそのものが動き、これのMacOS X移植版NeoOffice/Jというのもある。いずれも無料です。)

2005年10月10日 (月)

国立商店のこと

一昨日ソニー社からデジタルビデオカメラのリコールの知らせが届きました。我が家で使用しているビデオカメラDCR-TRV33Kでは、このリコール対象になった問題(液晶モニタに画像が表示されなくなる)がすでにこの春に発生しており、15,000円ほどを支払って修理をしていました。従って、今回はその代金を返還してくれる旨の知らせでした。(当然です。)ソニー社は前世紀末においてはすばらしい着眼点のもとでクールな製品をうみだすことに成功していたように思いますが、かつての出口体制下の2000年代初頭において混迷の度が増したように思います。この時期に僕が購入したソニー製品はビデオカメラにせよ、VAIOノートにせよ、良いものがなかった…。リコールが表明されたものは氷山の一角としか思えないように、あれも、これも…と問題を抱えていました。すでにPCG-Z1というVAIOノートが今年のはじめに使えなくなり、法外な修理代金を請求されたうえで使用をあきらめたことは、このブログでも伝えたとおりです。

使用者の用途を考え、長年の使用に耐えうる真摯な「もの作り」を続けているメーカーとして、ここで国立商店というカバン屋さんのことを紹介したいと思います。この秋から僕は「荷物のある日」用のカバンとして国立商店の2Way Light Briefというカバンを使い始めました。(通常は手ぶら通勤を心がけていて、その目的のためにBasic Holsterを導入したことは以前述べました。このBasic Holster、機能的には通常業務において全く問題ありませんが、やはりその装着スタイルが他人の目を引くようです。スーツを脱いでホルスターを露出させるとちょっと目立ってしまいます。この点がBasic Holsterの問題です。)2Way Light Briefは一見すると布製のトートバックのような外観なのですが、実際にはノートパソコンを収納する袋部分を中心として、表裏に書類や書籍を収納するブリーフケース部分が備わっている歴としたブリーフケースです。(確かにブリーフケースとしては書類収納部に蓋がないので、雨など降ったらどうするの?と最初は不安に思いましたが、実際には袋部分が深いので中身が雨に濡れることもありません。)圧巻はこのカバンの軽量さにあります。一見すると帆布のように見えるこのカバンの素材はライトデューティーとよばれる化繊で、綿布のような肌触りでありながら軽く丈夫な布地です。一週間ほど使ってみましたが、カバン自体の重さを感じることなくただノートパソコンや本を手に提げているような感覚ですばらしい。国立商店は革製品専門店ということもあって、手提げ部分の牛革のつくりこみもしっかりとしていて信頼を置けます。そう…一言で整理するならば、国立商店のカバンは全幅の「信頼」の置けるカバンなのです。

僕が所有する国立商店のカバンはこれが二つ目になります。(僕は今から4年ほど前にThinkPad用のインナーケースを探していて、国立商店の商品に出会いました。このインナーケースInPacked B5は今でも現役、大変丈夫なケースです。このケースを入れると三つ目ということになりますね。)一つ目は今から三年ほど前にたまたまネットオークションで購入したBugPACK TNGというバックパックでした。ノートパソコンを背中に担ぐという用途を第一に考えつつも洗練されたデザインをもったBugPACK TNGですがが、特筆すべきは三年ほど使い続けた今でも、糸のほつれ一つなく使えている丈夫さにあります。これも大変軽量なカバンで、しかもノートパソコンの運搬という用途を熟慮したうえでデザインされていますので、海外・国内を問わずパソコンを持っていろいろなところへ飛び回る必要があるときに、このカバンを欠かせません。(昨年ケンブリッジに滞在したときに、国際基督教大学の高澤紀恵先生から「どこで買ったの?」と聞かれ、国立商店を紹介した記憶があります。さすがに目利きですねぇ…先生。)そうした国立商店のカバンに見られる「機能性」と「耐久性」と「デザイン性」のバランスよいパッケージング・センスには脱帽です。そのコンセプトは2Way Light Briefにも引き継がれていますが、さらに脱帽すべき点…感激している点は、国立商店の細やかな接客態度です。今回のカバン購入に際しては在庫がない時点で発注を入れたのですが、僕がこのカバンを手にするまで逐一状況報告の連絡が入り、安心してカバンの到着を待つことができました。こうした顧客への対応という点でも、国立商店は「信頼」を置けます。

「もの作り」という言葉が一頃はやりましたけど、その根底にはやはり人と人との間をとりもつ「信頼」がなければよい「もの」を作ることはできないでしょう。国立商店の出来の良いカバンを手にする度、一時期のソニー社の製品を手にする度にそれを感じます。

2005年10月 9日 (日)

『世界遺産』のこと

今年の秋の大阪外大の学園祭“間谷祭”(11月11~13日)で、関西圏では飛ぶ鳥を落とす勢いの若手芸人さんである笑い飯、ケンドーコバヤシ、ザ・プラン9のみなさんが来訪して「インターナショナルプロポーズ」という企画をする(12日整理券配布、13日実施)というニュースに接しました。これはよしもと&チケットぴあの共同企画「夢の学園祭2005」でグランプリを獲得した企画らしいのですが、大阪外大の学生たちは渉外活動をよくやっているものだと感心しています。この連休中、僕は昨年度の大阪外大の財務諸表の分析にタッチしているのですが、公開されている情報によると大阪外大の産学連携等研究収入は(なんと!)0円…。いくら大阪外大がマイナー言語を扱う分野が多い特殊な学術機関とはいえ、外部から資金獲得できないような「世間」への魅力と説得力の欠ける「タコツボ」化した状況には問題があります。さすがに学園祭と大学経営を同列に比べることには問題がありますが、自らの活動と主張を社会に積極的に発信しているという点では学生の姿勢に見習うべきものもあります。

学外との接点をもつ僕自身の活動ということで、ちょっと宣伝させていただきます。この10月30日の深夜にTBS系列で放映されている『世界遺産』で、「ターヌムの岩絵」(スウェーデン)の回が放映されます。この回の番組作成が終了しましたので、このブログでも公開してよいだろうと思いました。数ヶ月前から『世界遺産』のスタッフの方々と仕事をしてきましたが、その作成の過程では僕自身も勉強させていただくことが多々ありました。大阪外大での教育・研究で培った体験が少しでも番組に反映されていれば幸いです。(地誌の授業に参加してくれた/参加してくれている学生のみなさんは、番組のはしばしにあなたがたと語り合った成果が顕れていることを認識できるはずです。)「餅は餅屋」という言葉がありますが、とりわけプロフェッショナルな方々の完成させた映像はそれだけで十分な説得力をもちます。(ターヌムについてはものがものだけに番組の「ストーリー」など関係なく…岩絵そのものの魅力をお楽しみください。)僕は監修という立場で協力しましたが、僕が関わった説明の言葉など不要…映像の美しさだけでも堪能していただければ幸いです。(かつて自分の授業で北欧のいくつかの都市をビデオに収めて編集して見せたりしていましたけど、アマチュアの手ぶれの多い映像では全く論点が伝わらなかったことを強く思い出しました。)

今はまだ公表すべき時点ではありませんが、「ターヌムの岩絵」以降、北欧の世界遺産でいくつかの回が放映される予定になっています。北欧に関するしかるべき映像資料の数は我が国ではとても少ないので、貴重な番組になるはずです。今日から『世界遺産』のナレーションは寺尾聡さんからオダギリジョーさんにバトンタッチされましたが、彼の若いけれども落ち着いたナレーションにも期待大です。

で、よろしく…『世界遺産』も、間谷祭も。(学園祭、個人的にはなかやまきんにくんとレイザーラモンHGさんの二人によるフィットネス寄席ってのも見てみたいなぁ…『世界遺産』とは関係ないんですけどね…。学園祭と『世界遺産』のコラボレーションで「オッケー」というなら、レイザーラモンHGによる『世界遺産フゥー』っていう企画も見てみたい…結構、彼の声は低くて落ち着いていて良いですよ…脚本と映像は僕が提供しますから(嘘)。)

2005年10月 8日 (土)

クナッパーツブッシュの『指環』

今日は大学院入試に参加。僕自身は試験を「する」側としてははじめての体験ということもあり、精神的にも、肉体的にも疲労困憊…自分自身の(厳しかった)大学院入試の体験など思い出しながら、臨んでいました。疲れて帰ってきてみたら、ドイツのORFEO社から1956年のバイロイト音楽祭においてハンス・クナッパーツブッシュが指揮を務めた『ニーベルングの指環』の録音が、バイエルン放送協会の正規音源でCD化されるというニュースに接しました。以前より噂に聞いていた評価の高い録音(…音質と音源の信憑性という点から、この点、ポイントが高い!…)、しかもワーグナー家による純ドイツ風な伝統のなかでは最も評価の高い時期のものですので、今から発売が楽しみです。(このORFEO社のバイロイトシリーズは、他にもカラヤンの『トリスタン』(1952年)やクリュイタンスの『タンホイザー』(1955年)が発売されています。す、凄い…。)

それにしても、良い時代になったものです。こうした歴史的な録音に格安な値段で接することができるようになったのですから。クナの『指環』は13枚組でおよそ12,000円。やはり近日発売される『ワーグナー:オペラ全集』というものは、さらに上を行きます。クナ&バイロイトの『パルジファル』(1951年)、カラヤン&バイロイトの『マイスタージンガー』(1951年)、フルトヴェングラー&POの『トリスタン』など、ワーグナーの舞台作品をほぼ網羅したCD43枚組の浩瀚なセットにもかかわらず、なんとおよそ15,000円にも満たない…。安い、安すぎますねぇ。(後者は買う余力がございません…。)

2005年10月 7日 (金)

デンマーク歴史ゼミのみなさんへ!

まずは業務連絡から。今日のゼミで読んだFrandsenの論文のS.12の左列二段落冒頭にある…

    Dog lykkedes det også denne gang at få befriet landet.

…の"landet"の部分ですが、このlandetの意味するところ、授業中には前段落の内容を承けて「スコーネ」を示していると説明しましたが、この二段落目の内容(トシュテンソン戦争におけるユラン半島とスコーネからのスウェーデン軍の撤退)から判断して、「デンマーク」そのものを指していると解釈したほうが正しいと修正します。

デンマーク語を読むこと、刺激的ですね。いきなりデンマークの歴史研究者の文章を読みこなすことは、デンマーク語の基礎訓練を受けた大阪外大の学生のみなさんとはいえ、骨の折れる作業でしょう。はじめのうち、それは誰もが同じことです。いずれ卒論執筆を予定している三年生のみなさんは、必ずデンマーク語の文献を参照せねばならないわけですから、今の内から学術的な論文に書かれているデンマーク語の文章はどのような感じか、経験しておきましょう。

2005年10月 6日 (木)

デンマーク歴史ゼミ、スウェーデン歴史ゼミのみなさんへ!

すでに予告したように今学期は Da østdanmark blev sydsverige の論文を読み進めます。

デンマーク歴史ゼミのみなさんは、とりあえず K.E.Frandsen の論文のうち、少なくとも s.11-13.の終わりまでを次回の授業までに読んでくること。

スウェーデン歴史ゼミのみなさんは、F.Persson の論文のうち、s.91-94.の左列までを次回の授業までに読んでくること。なおスウェーデン歴史ゼミの教室は、参加者が増えたためA-201教室に変更になりました。以上。

2005年10月 5日 (水)

スウェーデン歴史ゼミのみなさんへ!

今日の5時間目から2学期のゼミがはじまります。今学期は留学復帰組のみなさんが多く、おそらく場所をこれまでのA棟6階古谷研究室からどこかへ移動させねばならないと思います。が、一応今日の5時間目は古谷研究室に集合してください。それから新たな場所へ移動しましょう…って、ノマドだなぁ。

それでは5時間目にお会いしましょう!

2005年10月 4日 (火)

北欧文化特殊研究Ⅰ

北欧文化特殊研究Ⅰ(北欧の地誌)を受講されている皆さん!ご無沙汰しています。今日から二学期の講義が始まります。今年度二学期のこの講義のテーマは、『北欧における世界遺産』。今日の授業では、例によってグループ学習の班分けとテーマ設定を行いますので必ず出席してください。

それでは今日の3時間目にお会いしましょう。

現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II

大阪外大で現代北欧地域論4・ 北欧文化講義II(北欧史)を受講されている皆さん!ご無沙汰しております。今日から二学期の講義が始まります。一学期同様、適宜講義ファイルをここにアップロードしていきますので、各自ダウンロードして授業に臨んでください。今日は、今日の講義ファイルと来週・再来週分の講義ファイルをアップロードします。

第12回 「近代市民社会の展開(1)」をダウンロード

第13回・第14回 「近代市民社会の展開(2)」をダウンロード

第13回・第14回については、北欧史でも最も重要なテーマの一つであるスカンディナヴィア主義、南ユラン問題、スリースヴィ戦争を扱う関係でボリュームが大きくなります。従って、二回の講義に渡ってお話しをする予定から、一つのファイルに二講義分を整理してあります。なおこれらのPDFファイルにかけられたパスワードは一学期のものと同じです。

それでは今日の4時間目にお会いしましょう。

2005年10月 2日 (日)

地域研究VIII

関西外大での地域研究VIII「北欧の文化と社会」の2学期分の講義ファイル配布を始めます。関西外大のみなさん、遅れて申し訳ありませんでした。

まず先週9月26日の講義ファイルをアップロードします。

第1回「北欧文化の理解の基本」をダウンロード

次に明日10月3日の講義ファイルをアップロードします。

第2回「北欧の生活の現場を知る~都市を巡る」をダウンロード

すでに前回の授業でお話したように、このPDFファイルにはパスワードがかけられています。閲覧には、授業でみなさんに伝えたパスワードを入力してください。もし閲覧できない場合には、使っているAdobe Readerを最新のものに替えてみてください。これらの方法がわからない場合には、いつでも僕に相談してください。

それでは、また明日!

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