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2005年9月 5日 (月)

文系教育者・研究者のお役立ちツール(4)


このタイトルで発言するのは久しぶりになります。学年暦としてはまだ夏休みが続いている大学も多く、それゆえに海外へ研究滞在や旅行をしている方々も多いでしょう。そうした海外と国内との行き来の際にちょっとした問題になるのはパソコンを持ち運ぶか否かということです。パソコンはちょっとした重さの荷物になりますし、精密機械ですからその扱いに気を遣う必要もでてきます。また海外にパソコンをもっていったとしてもそれをネットワークに接続させることができなければ、情報収集機器としてのパソコンの役割が半減してしまいます。ですから海外の滞在先で長時間キーボードにむかって集中する仕事がなくメールチェックくらいができればよいならば、あえてパソコンを持ち歩く必要もないとも言えるでしょう。また日本語を入出力できるコンピュータ環境が滞在先にあるとするならば、メールだけでなく書きかけの原稿ファイルなどもそれだけを持ち歩けば事足りると言えます。


今回この発言で紹介するツール(正確にはサービス)は、そうした海外のような遠方への外出時に役立つものです。それは検索サイトとして有名なGoogleが提供しているGmailというサービスです。GmailはMicrosoftが提供しているHotmailのようなWebメールサービスです。しかしGmailがHotmailのようなWebメールと決定的に異なるのは、無料で提供されているサービスながらユーザーが使用できるストレージ容量が2GBもあることです。(GmailのGは、GoogleとGiga Byteをかけているという話があります。)


一般的に言ってWebメールの利点は、いちいちノートパソコンを持ち歩かなくてもネットワークに接続された端末があるならば、いつでもどこでもメールの送受信ができることにあります。Webメールの場合、自分の私書箱にあたるストレージ領域がホストコンピュータ側に設定されているわけですが、理論上このストレージ領域はメールの保存先としてだけはなく、ワードやエクセルなどで作成したファイルやデジカメで撮影した画像ファイルなどを貯め込んでおくことができます。つまりネットワークに接続された環境があれば、世界中のどこにいても自分が日本で作成していたファイルを引き出して使うことができるというわけです。こうしたインターネット上にファイル保存領域を提供することに特化したサービスも、JustsystemのInternet Diskのようなものが知られています。しかしながら通常のWebメールとファイル保存のサービスは一元化されておらず、しかも無料でそれらのサービスが提供されていたとしてもそのデータ領域は数十〜百MBといった感じです。もちろんお金を払えばそれ相応のスペースを確保できますが、限られた資金で学究生活を送らねばならない私どもにとっては無料であることが重要です。そうした点をすべてクリアしているサービスがGmailです。Gmailは無料で2GBのスペースを提供されているだけではなく、多言語環境にも対応しています。また対スパムメール機能も付加されている点、Hotamailなどより信頼できるソリューションです。


Gmailは普通に使う分にはWebメールなのですが、GMail Driveというツールを用いるとマイコンピュータ上から一つのドライブとしてGmailのストレージ領域を認識させることができ、ローカルな環境でファイル保存・削除をするのと同じような感覚でネットワーク上のGmail領域を用いることができます。(ただしこのGmail DriveはMacOS Xには対応していません。)2GBも領域があると、それをメール用途だけで使うにはずいぶんと広すぎるわけですが、ファイルのストレージとして使用するにはこれくらいの容量が必要でしょう。Googleではこの広大なストレージにメールを消去することなくどんどん蓄えていって、お家芸の検索技術で即座に目的のメールにたどり着けることがこのGmailの最大の利点だと言っていますが、僕はWebメール機能をもったファイルストレージとしての利点に着目しています。もちろん検索が高速で優秀であることは言うまでもありません。


海外をはじめ外出先でも仕事をしたい場合、あらかじめこのGmailのストレージにファイルを貯め込んでから出かけ、出先でGmailのWebページをチェックできるパソコンがあれば、Gmailの添付ファイルとしてそれらのファイルを引き出すことができます。あとはUSBメモリなどにそのファイルを保存して仕事をすればよいのです。出先に必要なファイルを忘れた場合でも、このGmailのストレージに保存しておけばあせる必要はありません。Gmailはまだ日本のGoogleでは正式には開始されていないサービスであり、アカウントを取得するには既使用者から招待状を得る必要がありますが、工夫次第でいろいろと使用方法の可能性が広がるサービスであることには違いありません。これが普及した暁には、自分がもっているすべての電子メールアカウントをGmailに一元的に転送させておき、小さなUSBメモリだけをもって海外滞在するという時代がやってくるかも知れません…いや、もうやってる人も多いはずです。

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コメント

Gmail の設定が変更されたらしく、1週間ほど、Gmail Drive ではログインできませんでした。今朝に確認したところ、作者が対応してくださったようです。ありがたいですねぇ。

Gmail の設定が変更されたらしく、1週間ほど、Gmail Drive ではログインできませんでした。今朝に確認したところ、作者が対応してくださったようです。ありがたいですねぇ。

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