最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« Basic Holster | トップページ | 夏風邪 »

2005年9月 9日 (金)

コンピュータの目


ある意味、仕事に疲れたときの逃避としてコンピュータをネタとする話題は僕にとって最適なものですから、今日もまたコンピュータネタを一題。


常々ラップトップパソコンを用いたプレゼンテーションで、「あったら便利だろうな」と考えていた機材は書画カメラです。書画カメラはスキャンできない資料をプレゼンの現場で即座に見せることができるので大変便利な機材なのですが、欠点が二つあります。一つは個人で所有するには大変高価であること。二つは大学などで用意されていても据え付けであったり、例え持ち運べるとしても大型のため機動性に欠けること。(例えば、カシオからはYC-400という書画カメラがあって、確かにコンパクトで魅力的なのですが…高い、高すぎる。)そこで、あまり使う機会はないがいざというときの資料提示のために、可搬性の高い書画カメラ機能を代替できる機材を探していました。つまり持ち運びのできる「コンピュータの目」を探していたということです。


ここで考えられた選択肢は二つ。一つはWebカメラ機能をもったデジタルカメラをラップトップパソコンに接続して使うこと、二つはラップトップパソコンに接続したWebカメラを胃カメラのようにして使うことでした。前者の方法を先に試そうと思ったのですが…最近のコンパクト型デジカメってのはなんですなぁ…たいていのものはクレードルという台にデジカメを置いて、それを経由することによってパソコンと接続させる。デジカメ本体を直にパソコンへケーブル接続できるものが意外と少ないことには驚きました。これではリアルタイムに画像をパソコン上に表示させることはできないわけです。(例外的にサンヨーのザクティや富士フィルムのファインピクスにWebカメラ機能をもったものがありましたが、前者は値段が高いこと、後者は記憶メディアが特殊なことを理由にめあきらめました。)


コンパクトなデジタルカメラの現況に絶望した僕に残された選択肢は、必然的にWebカメラに絞り込まれました。Webカメラについては、Skypeなどの流行を背景に、手軽にテレビ電話・会議を構築できるツールとして最近意外と多くの種類のものがとても安価に出回っています。しかし今回の僕の用途は書画カメラの代替であって、30万画素くらいの低い画質のWebカメラ、あるいは対象への近接撮影ができないWebカメラでは目的を達しません。そこでいろいろとWebカメラの情報を集めた結果、一般的なWebカメラの値段と比べると多少高価なもののApple社のiSightが画質的には一番良さそうだと判断しました。


iSightなのですが、一言でまとめれば操作をスマートかつ簡潔に行いうるようにデザインされたWebカメラだと言えます。ただケーブル一本接続するだけで自動的にカメラの認識と電源の供給が行われ、関連するソフトウェアが起動します。映像をキャプチャして、JPEGファイルに出力することもできます。また外への持ち運びのことも十分考えられており、いろいろな環境で対応できるように様々なスタンドやケースが付属している点は好印象です。そして、ただカメラだけでなくマイクまで内蔵され、PowerBookに「視覚」だけでなく、鋭敏な「聴覚」まで付加される点には感心しました。音を拾ってくれるということは、例えば会議などをしているときに、その会議に参加している自分を相手に映し出すだけでなく、その場で進行している議事をリアルタイムに録音できるということです。この機能は非常に便利で、例えばMicrosoft Word 2004にある「Wordノート」で議事をメモすることにしていれば、「Wordノート」には音声メモをファイルに埋め込み、それをインデックス化する機能があるのでほぼもれなく正確な議事録が作成できるわけです。(なるほどMacOS XにおけるMicrosoft OneNote(…以前このブログで紹介したWindowsのソフトウェアです…)は、「Wordノート」へ機能的に取り込まれていたのですね。)


さてさて話が脱線しましたが、肝心の画像の質なのですが、安価なWebカメラに比べれば、さすがに画質は綺麗なほうだと個人的には判断します。(ただしあくまでも主観的印象です。)5cm程までなら接写も可能で(…しかもオートフォーカス…合焦のスピードも快速…)、文字もクリアとは言えないレベルですが、「おおよそ」認識可能なレベルで映し出してくれます。ですから、当初僕が目論んでいた書画カメラ機能を代替できるものと判断しています。(ただし実際にまだ講義で使ったことがないので、現場に臨んでみないとこれが本当に使えるかどうか、結論は出せません。)とはいえ問題をいくつか感じてもいます。まず蛍光灯程度の室内の明るさではiSightが映し出す被写体の画像はいささか暗いものであること。これについてはiSightの周辺機器としてGriffin SightLightというライトが販売されていますので、これを使って被写体を明るく照らすことによって画像をより鮮明にできるのではないかと考えています。


最大の問題はiSightが映し出す画像が、鏡のように左右逆にディスプレイに映し出されてしまうことです。これは書画カメラとしての機能を期待していた僕としては最大の誤算でした。まるでレオナルド・ダ=ヴィンチが書いた文書のようにiSightは文献を映し出します。これはiSightの仕様らしいので抗いがたい問題です。これまでApple社には結構好印象を持ち続けてきたのですけれども、このiSightについてはこの謎の「鏡の写し絵」仕様がなぜ存在するのか、その理由を全く理解することができません。ま、緊急避難的に書画カメラを代替する目的で導入したものですから、あまり詳細に画像を映し出す必要はないのですが。iSightについては、100点満点で50点くらいの辛口評定を下します。実際に講義で使えるのかどうか…これについては秋学期以降、乞うご期待…って感じです。

« Basic Holster | トップページ | 夏風邪 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: コンピュータの目:

« Basic Holster | トップページ | 夏風邪 »