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2005年8月12日 (金)

大乗寺周辺

今回の金沢での陣地は、大乗寺という曹洞宗の古刹の側にあります。この寺は確かに前田家の墓所のある野田山の側にある禅寺ですが、しかし加賀に前田氏が入城するずっと前からあった寺です。(金沢は前田氏以前の歴史も深くある。歴史を勉強している身としては、地方を訪れると地方自治体が編纂している通史に目を通すことが楽しみで仕方がない…それは外国へ行っても同じ。必ず地方には、中央から見えない・読めない・手に入らない地方の歴史があります。)かつては永平寺に次ぐ曹洞宗の寺とも言われるほど勢力のあった寺らしいのですが、今の鄙びた外見にそのような面影は感じません。(… というか、曹洞宗内の序列で横浜の総持寺との関係がよくわからない。なぜ曹洞宗は二大本山なのか、誰か教えてください。)

金沢の中央からは車で10分、バスで20分ほどでしょうか…郊外なのですが、ここから歩いて数分のところに、な、なんと!イルムスを発見!こんなところまで来て、「ふー、また北欧かよ…」と北欧との奇縁に「ひき」気味になりましたが、しかしイルムスでウィンドウショッピングを楽しみました。イルムスは最近は日本各地にできていて、それなりに話題の店だとは思いますが、北欧諸国の有名なデザーナーズブランドの(ちょっと高級な)インテリア商品(家具とか、雑貨とか)を扱っているお店です。(本店はコペンハーゲンだったかな?)ここ金沢のお店にも、ヤコブセンのスワンチェアとか、アントチェアとか、ちゃーんと「法外な」高値で売られていましたよ。(だから、これは本物だ!)この店はこの7月にオープンしたばかりということで、店員さんも一生懸命に「北欧」デザインのすばらしさを語ってくれましたので、「がんばって!」という意味を込めてキーホルダーと写真立てを買ってきました。

「なぞ」なのは、(…なんで金沢とはいえ、こんな田舎にイルムスが…というのが一番の疑問ですが)このイルムスで流れていたバックグラウンドミュージック。聴けば、コペンハーゲンの空港をイメージした音楽を選曲したCDなのだという。コペンハーゲンの空港といえば、そのCDジャケットの写真にもあるように、それはカストロップ空港なわけで…それは飛行機好きで、空港好きな僕にとっては、居心地も、使い勝手も良い…世界で一番好きな空港なのですが、まさかこの大乗寺界隈でそれに出会うとは思わなかった…。しかしコペンハーゲンの空港をイメージした選曲というのはなんなのだろう?(見れば、姉妹盤としてストックホルムの駅…なんてものもある。)日本では、「北欧」っていうのは十分そうした「イメージ」だけでウリになるものなのだなぁ…とお盆にこの金沢で再認識。

あ、そうそう…この大乗寺界隈でさらに「なぞ」なのは、近所の本屋さん。ごくごくフツーの郊外にあるチェーン系列の本屋さんなのだけれども、歴史書コーナーが「異常に」充実しています。金沢・加賀・北陸といったご当地の歴史書が充実しているのは当たり前なのですが、西洋史学関連もすごい。山川出版社のリブレットシリーズや各国史といった啓蒙書からはじまり、青木書店、ミネルヴァ書房、岩波書店あたりの専門書も大抵そろっている…。一般の本屋さんに、山川出版社の歴史モノグラフシリーズまで揃っていたのには、思わず我が目を疑いましたよ。横浜市立大学の山根徹也さんの『パンと民衆』を見かけたときには感涙にむせびつつ、この金沢っていうところは単なる歴史愛好者ではなく、歴史学者の巣窟なのか…と思ってしまいました。(何度も言います…紀伊国屋とか、三省堂とか、ジュンク堂とかじゃありませんからね。地方都市の郊外によくあるタイプの駐車場の広い本屋さんです。)こりゃぁ… 北欧雑貨と史学文献に関しては、大阪外よりも、こちら大乗寺のほうががずっと充実していますな。

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