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2005年7月31日 (日)

飛行機のこと

今日ははやめの飛行機で東京から大阪へ帰ってきました。飛行機に乗ると小さな頃から飛行機に憧れていた自分を思い出します。

田舎の近くに航空自衛隊の百里基地という基地があって、夏休みのこの時期になるとそこで開かれる航空祭へ両親に連れられてよく行ったことを覚えています。そこから飛び立つジェット戦闘機の爆音は小さい頃から親しんでいました。冷戦期にはよくスクランブルがかかっていましたね…1985年のJALの墜落事故のときにはすぐに百里基地のRF-4Eが飛び立っていったことも記憶しています。新谷かおるの『ファントム無頼』や『エリア88』が愛読書だったことは言うまでもありません。(ぼくが研究対象にしているスコーネ地方は日本とヨーロッパを結ぶ航路の直下にあたるのですが、『エリア88』の風間真よろしく上空を通過する旅客機を眺めると「日本へ帰りたい」…なんて気にはなりませんが、傭兵の身で異郷にあればそう思う気もわからないではありませんね。)パイロットのような強靱な肉体をもつ職業に自分は合わないと思って(…というかその前に高所恐怖症なのだ、僕は…)今の道を選びましたが、それでも飛行機をめぐる趣味的な話題は幼い頃からよい社会勉強の題材でした。

僕は小さい頃、ジェット機草創期の1950年代に開発された「異形」の飛行機の数々に興味をもっていたのですが、そうした飛行機は常に国際情勢を背景として市場が見込まれ、開発が進められますから、自然とインドシナ戦争とかベトナム戦争とか中東戦争とかのことに詳しくなりました。(子供の頃、「ディエンビエンフー」だとか、「ボー・グエン・ザップ」だとか叫んで陣取り合戦をしていましたが、冷静に考えてみるとそんな小学生は嫌ですねぇ…そういえば、近世フランス史を研究されているI.さんは小さい頃滑り台を占拠して「安田講堂」ごっこをしていたらしい…歴史研究者の幼児体験は似たり寄ったり!)飛行機の歴史というのは単なる技術進化の歴史ではなく、市場(戦場)の要請に適応するかたちで様々な付加価値が開発され、政府と企業が結託した売り込み合戦の果てに展開された国際政治・国際政治の結果なのだとなんとなく理解していました。技術を支える社会のシステムのあり方が大切なことは、幼い頃に飛行機をめぐる世界のことから学んだ気がします。

今日大阪へ帰ってきた後は、疲れた体に鞭打って午後から息子を連れて梅田へ買い物(…というかWillcom社へのPHS解約手続き…Willcom社の解約手続きは解約手続き書類があるところへ直接行かねば成らず、大変不便です…)へ行ってきましたが、最近鉄道の話ばかりしているうちの息子はそれからどのようなことを学んでいくのか、実に興味深いです。

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