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2005年7月25日 (月)

ITと教育

こんな記事を見つけました。

IT活用で学力が向上 日本教育工学会調査

普段積極的にITを歴史教育の現場に取り込んでいる経験から言って、確かにITは有効な教育手段かも知れないけれど、最終的には「何を伝えるのか、何を理解してもらいたいのか、何を活かしていってもらいたいのか」を明確にする必要があると考えています。そうした明確な授業構成があったうえで、最適なITの手法が取捨選択されるべきです。となれば、やはり授業の中身こそが根本問題であって、結局ITというのはその伝達手段にしか過ぎない。最近Faculty Developmentとか盛んですが、その議論においてもITに幻惑されて根本問題を忘れてはいけません。

伝達手段という点では、コンピュータ・スキルに関して教員・学生のそれぞれに明確なデジタル・デバイドが存在するので、その技術を研修によってこれから改善させるというのでは、時間がいくらあっても足りないと思います。最近でもパソコンを使わない学生は意外と多いですからね。それにコストも高くつくし、何より学生も教員も双方にとって「楽しさ」を共有できる授業構成をなすには、「この道具をこう使ったらこうした効果が期待できる」といったような想像力が必要で、スキルに四苦八苦するるようなレベルではそうした想像力を期待できるわけがない…これが一番のネック。この想像力が欠けたままでITが教育に有効だなどとは決して思いません。

で、むしろ学生らにとって無意識的に日常的に慣れ親しんだ手段である携帯電話などを有効活用するのが上で述べたような想像力を喚起するに現実的な手段かなぁと夢想しています。最近スマートフォンを使い始めて思うのですが、携帯電話に一般のWebコンテンツやPDFファイルなどを閲覧できるブラウザを搭載し、Bluetoothを介してネット・教員・学生間をつなげ、日常的に「検索」を習慣にさせるようなIT教育のほうが簡明な方法だと思います。プレゼンのときはさすがにコンピュータも必要でしょうが、そんなものは教室に一台あればよくBluetooth経由で携帯電話からリモートコントロールすればよい。技術的にこうした用法を可能にするスマートフォンの開発はできないことではないのだから、日本の携帯電話各キャリアは珍妙な「島国」根性を捨てて、世界標準に意識を開放してほしいものです。

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