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2005年5月19日 (木)

パソコン屋さんみたい…

このブログ、冷静に考えてみるとなんだか「パソコン屋さん」みたい。

学生のみなさんには意外かもしれないのですが、僕は結構こういう相談をもちかけられることが多いのです。人文系の学問の世界では、なかなか自分自身で蓄積した技術的ノウハウが公にされないし、それにこうした技術の話は雑誌やホームページでは小難しく説明されていてよくわからないけど、同じ業界に生きている人の具体的な経験に基づいた話だと理解しやすいのかもしれませんね。

そもそも僕は機械のことは全く詳しくなかったし、数字の扱いも弱いから(…だから最近自分の研究視角としては、恥ずかしくて財政史的なものからは離れています…)、文系の道に進んだわけです。昔はパソコンなんてなくて、僕が大学に入った頃はワープロが主流だった。(1990年代初頭に小学生になったかならないかだった今の学生のみなさんには説明が必要かもしれませんね。昔ワープロっていう機械があって、欧米言語の文化圏におけるタイプライター文化を、仮名文字と漢字という複雑な文字体系のある日本文化に定着させた画期的な機械として一時期かなりもてはやされたんですよ。)このワープロさえ学部生のときにレポートを書く必要に迫られてはじめて触れたくらいで、なかなかキーボードのブラインドタッチなんて身に付かなかった。卒論を書くときにはじめてノートパソコンを親に買ってもらいましたが、(今思えば、このときに買ってもらった40万円もするIBM ThinkPad 330Csから僕のコンピュータ「道」がはじまったのですから、親には感謝です…)、それがIBMのPC/AT機という規格で、これは今でこそ主流になりましたが1990年代初頭当時はNECのPC98という規格が主流だったために、研究室の周りにIBM系を教えてもらえる人もおらず(…ときには「なんで98じゃないの」と揶揄されながら…)、結局自分で問題を解決してきました。

もともと僕は心配性な性格もあって、(…これまた意外と言われることがなぜか多いのですが、僕は典型的な血液A型人間だと自分では思っています…)中学・高校の頃からいつも辞書を数冊持ち歩いているような学生で、「知識ってのは本当に重たいもので、それを得るには体力が必要なんだ。」と肌身で感じていました。(だからAppleのノートパソコンはPowerBookっていうんだって、今でもまじめに思っています。)で、辞書をいつも携帯するにはPDAを工夫して使えば良いんだと思い、PDAのことをゴニョゴニョやり続けていたらなんだかそれにも詳しくなった。今では数種類の百科事典と数カ国語の辞書をいつも携帯できるようにもなりました。昨今の我が国における「知識」はずいぶんと扱いが軽くなったものです。

それから日本ではスウェーデン史関連の文献が少ないこともあって、スウェーデン史の文献情報を得るためにはネットワークを活用する必要に迫られ、そんな技術にもなんとなく詳しくなっていきました。今でもTelnetを通じて、東大の総合図書館からスウェーデンのウップサーラ大学のOPACにはじめて繋がったときの感動は忘れられません。これと関連することでは、日本語とスウェーデン語は活字の体系が異なるので、どうやって両者を混在させれば良いのか(日本語を主とする言語環境でどうやってスウェーデン語を扱うか)といった問題に頭を悩ませていたら、コンピュータにおける言語の問題にも詳しくなっていきました。

つまり僕は決して生まれつきのマニアではなく、いつも必要に応じて試行錯誤を続け、その結果今の僕があるのだと言えます。で、これまでも多く自腹を切ってきましたけど、公のお金を利用させて頂いて勉強してきた部分も多くあります。その結果として今の僕のノウハウがあるとするならば、そうした技術的な知見も世の中に還元されるべきだと思い、こうして意見を公開しています。もちろん学問的知見を公開することが一番大切なことですが、学問や文化の将来を考えれば、そうした知見に至るまでの技術的な過程も公開されるべきで、そうした手法を知ることによって、もとより優秀な同輩がさらにすばらしい研究ができるようになったり、さらに優秀な後進が育ったりすることを期待しているということもあります。だから僕は好んでこうした相談を受けます。

こんな僕ですが、全くわからないことだってあります。携帯電話のこととテレビゲームのことです。携帯電話はその出始めの頃に乗り遅れたこともあって、今でもほんとうに使い方になれていません。使いこなしている学生のみなさんを見ると、本当に尊敬します。それからゲーム。一時期学生のときにPlayStationを買ったこともあったのですが、夫婦喧嘩の代理戦争としてゲームを用い、その決着をつけるくらいしか用途がなく、そもそも細かなルールにいちいち束縛されるゲームの性格が嫌で、喧嘩のやり方までそんなことに束縛されるのは嫌だから全くやらなくなりました。今の古谷家にはパソコンの中身も含めて、全くゲームの類はありません。あと漫画も一冊もない…漫画を誰も読まないんですね、うちの家族は。話題になっているものくらいは、読んでみても良いと思うのだけど…。アニメは通り一辺倒には見ますが、現在の日本文化を支えているケイタイ・ゲーム・漫画(アニメ)といった流行から隔絶している感があります。

僕はマニアなのだろうか…なんなのだろうか…。研究者なのか…パソコン屋さんなのか…、よくわからなくなることがあります。誰かそれを教えてください…え!昨日の前世占いでは「花魁」ってでてたって!…そうか、「花魁」系歴史家ってのも悪くはないなぁ…すみません、最後はおちゃらけてしまいました。

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