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2005年5月31日 (火)

がっかりしたこと

というか、フランスのニュースが入ってきたのでとりあえず前言のような長文を書いてしまいましたが、本当は僕は昨日はあらかじめ書きたいことがありました。それは「がっかりした」ことがいくつかあったということです。なにもフランスの住民投票の結果にがっかりさせられたということではありません。

まず、先日もお話したBizTabletにがっかりさせられました。関西外大の学生のみなさんはその現場に居合わせ、「来た、見た、失笑した…」でしたよね。昨日の講義で新兵器として意気揚々と持ち込んだBizTabletでしたが、全然使えません。PowerPointのスライドにアドリブで線を引くくらいなら十分できますが、パソコン本体からケーブルで離れたタブレットを介して、アドリブでコメントを書き込むことに全く向かない。これはどういうことかというと、タブレット上でのペン入力がコンピュータの画面のどのあたりに反映するかわからないので、文字がすっちゃかめっちゃかになっちゃうということです!

4000円弱もこれに自腹を切ったわけですが、それくらいあったらちょっとしたランチが食べられた筈だと思うと、相当に悔しい。

次、一昨日HMVから届いたフルトヴェングラーのいわゆる「バイロイトの第九」のSP復刻版のCDにがっかりさせられました!「豪HMV初期1stフラットプレスの国宝級否、世界遺産級のミント盤」と宣伝されていたから速攻で購入したのだけれども、そんなに音質が良いものとは思えませんでした。フルトヴェングラーの「バイロイトの第九」と言えば、大袈裟に言えばここ百数十年の音楽録音の歴史を振り返ってみて「何か一枚だけレコードを選べ」と言われたら、これを選ぶに値する代物です。この録音を聞く度に、近代ドイツの辿った「特有の道」だとか、「近代における啓蒙の逆説」とか「啓蒙的理性の腐食」とか…いろんな思いがめぐってくるからです。僕は中学生の頃はじめて購入した、いわゆる「足音入り」の「f u r t w ä n g l e r」 ってドデカク書かれたパッケージの2枚組LPレコードにはじまり、EMIが正式にマスターをおこした録音をいくつか所有してきました。で、今回はマニアの方々渾身の復刻版らしいので期待していたのですが…。

「復刻に際しては音質劣化を招くデジタルリマスタリングはなしで、フォノ端子を介してプレーヤーと業務用CDレコーダーを直結しただけのシンプルな構成での可能なかぎりの原音再生を心がけましたので、どうぞ安心してこの世界の至宝をご鑑賞くださいませ」と宣伝文句にあります・・・うーむ、素人の僕にはよくわかりませんが、マスターテープおこしたCDのほうが僕の耳にはずっと安心です。

最後、関西外大からの帰り道、あまりにお腹がすいていたので千里中央の地下街にある「ラーメン名作座」に立ち寄りましたが、そこにがっかりさせられました。ここは最近はやりの「ラーメン店舗コンプレックス」です。鳴り物入りで開店しましたが最近は客数が伸びず、まぁぼくとしてはいついっても空いているからかえって好都合だったのですが、昨日言ってみたらその筋では定番である「山頭火」や「福助」まで閉店していて、あまりにも客がおらず閑散としていて、怖くなって帰ってきてしまいました。お客さんがいないということは、つくりおきが多いということですから、味に新鮮みがなくなる…でもって、まずいという結論に至ることが多い。「ラーメン名作座」はこの悪循環が見られます。新しい店が6月初旬に入いるということですが、そもそも定番の店が撤退していくというのですから、今後どうなるのか、期待はあまり持てません。お願いだから、関係者の方々、がんばってください。北摂の最後の砦だと思っています。

というか、そもそも大阪のラーメン店で心底おいしいと感動した店は、僕の過去5年近くの大阪生活のなかでありません。かつて東京で生活していたころは、一日に三軒くらいのラーメン店のはしごは当たり前だったのですが…よくそのような無謀なデートにつきあってくれた妻には申し訳なく思っています。確かに、東京にはいろいろ嗜好を凝らしたラーメン店が多すぎるのですが、でもその過激な競争の結果おいしい店も多いというわけです。そこで鍛えられた僕のラーメンに対する味覚を、大阪のラーメン店は満足させられないというのでしょうか…そんなたいしたものではないはずですが。ここ大阪も相当な激戦区だと思うのです。きっと感動的な経験のできるラーメン店はあるはず。

良質の居酒屋とラーメン店は僕にとって「がっかりさせられた」ときの癒しの場。ですから…美味しいと思う大阪のラーメン屋さんの情報を心底求めます!

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コメント

>「足音入り」の「f u r t w ä n g l e r」ってドデカク書かれたパッケージの2枚組LPレコード‥‥

 ぼくも中学3年でこれを買いましたが、貧しかったので、中古でした。いまではこちらはキャビネットに安置されたままですが、CD覆刻盤で聴きます。あまり安らかな気持では聴けない曲であり演奏です。高校1年で買った全音のスコアを見ながら、ときに鉛筆で書き込みながら聴くというのがパターン。
 上のいわゆる「ミント盤」は買わなくてよかった。

フルベンのバイロイト第9ってそんなにいいですかねぇ…
私の場合、評判高くて期待して聴いたせいか、あまり感動はなかったんですよね。
に、しても「フォノ端子を介してプレーヤーと業務用CDレコーダーを直結」って、単に電蓄で再生した音をそのまま録音機にコードで送って録音しただけのように読めるのですが…。

初めて訪問とコメントさせていただきます。
「がっかり」とされておりましたが、良い面をご覧いただければと思い、勝手ながらコメントさせていただきます。

もちろん個人の好みですので、他人がとやかくいうことではありませんが。
愛好家の方々は、「バイロイトの第9」の音質は、LP初盤が最良(英盤は高低のバランスがよく、仏盤は音が柔らかく3楽章など見事に美しいなど)、CDの音はどれもマスクされており、本来の姿を伝えていない、といわれます。今回のCDと同じデザインのLP初盤や仏盤が中古市場で15万となっているのはそのような理由によるようです。それに比べればわずか○千円で、それ同等とはいわないまでも近い音を堪能できるのですから、損はないと思いましたが。
こちらのページには各種CDがまとめられておりますので、
小生は参考にさせていただいております。
http://homepage1.nifty.com/classicalcd/FurtwanglerCD/Beethoven/sym9/19510729.htm
よろしければご参考までに。
失礼致しました。

rakugoka様、はじめまして。有益なコメントを頂き、ありがとうございました。ご紹介いただいたページはもとより、「なぜSP復刻版がCD化される必要があるのか」その理由をご示唆頂いたことに感謝します。

マスターからおこしたCDの場合、音がマスクされる傾向があるがゆえに、デジタルリマスタリングを介さないで直接SPの音を捉えるべく、このようなCDがあるということですね。納得しました。これは録音音楽というより、音楽記録といったほうが良さそうですね。そう考えるならば、こうしたCDが売られている理由もわかります。

不勉強ゆえ、今後ともご教授頂ければ幸いです。

西窓妄人様、コメントをありがとうございました。東京にいた頃にもっと西窓妄人様と音楽談義をしてくべきだったと後悔しております。スコアを抱えながら(しかもそれは全音の)聞く「丸山真男」風な聴き方は、僕は悲愴交響曲で繰り返しやってきました。僕も貧しかったので一番音楽を聴きたかった高校時代は、旧水戸城址にあった茨城県立図書館の音楽資料室で、ふるーいレコードを借りてきて繰り返し聞くといった感じでした。

惟光様、コメントをありがとうございます。フルトヴェングラーの演奏は破綻しかけためちゃくちゃなところがあるのも魅力かと思います。バイロイトの第九なら最後の最後とか。

電蓄と録音機を直結させただけというのは、先のrakugokaさんのコメントにもありましたように、デジタルリマスタリングを極力排除したSPそのものの音をそのままに記録するという意図ならば妥当な方法ということですよね。それだけでは、耳に心地よい良い音にはならないわけですが。

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